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2015
基礎プログラム2「技術編」(2015)

終了

企画をかたちにするためのスキルを身につける

「技術」は、会議の設定の仕方からプロジェクトの現場の仕切り方といった実務、記録をアーカイブ化し未来へ発信すること、また評価までのマネジメントフローなど、様々な局面で必要とされる事柄を遂行する能力のこと。
「演習問題」を通して、少人数のグループワークを実施。アートプロジェクトの始まりから終わりまでのワークフローを学び、業務の必要性を理解した上で、現場で求められる技術を磨きます。

基本情報

日程

[ガイダンス]2015年6月28日(日) [前期]7月12日、7月26日、8月9日、9月13日、9月27日 [後期]10月18日、11月29日、12月20日、2016年1月17日、2月7日(すべて日曜開催)10:15~17:30
※授業時間以外の課題、グループワークあり

会場

アーツカウンシル東京ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])

主催

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

企画協力

一般社団法人ノマドプロダクション

対象

[思考編]修了生、またはアートプロジェクトの運営経験者

プログラム内容

アートプロジェクトをかたちにするには、事業計画書一式(企画書・体制表・スケジュール・予算書)が必須。技術編では、グループワークを通して、事業計画書をつくる力を重点的に養います。企画は、ぎりぎりまで更新できるもの。授業と自主的な放課後活動によって、繰り返し練ることで、質の高いアートプロジェクトをつくるプロセスを経験します。

スクールマネージャーによるサポート

現場経験豊かなスクールマネージャーが、日々の学びに伴走します。課題へのフィードバックや、予習・復習のサポートだけでなく、1年間の到達目標や今後のキャリアプランを話し合う個人面談や、アートプロジェクトの現場見学・ボランティアなどのコーディネート、各種情報の提供まで、受講生に必要なサポートを行います。

スケジュール

06.28
07.12
  • 午前
    アートプロジェクト概論1,2
    アートプロジェクトとは何か│アートマネージャーの立ち位置
  • 午後
    アートプロジェクト概論3,4
    情報収集集力を身につける│プロジェクトのはじまりから終わりまで
07.26
  • 午前
    現場を検証する力を身につけ、向き合うべき評価について考える
  • 午後
    演習1
    トークイベントをつくる
08.09
  • 午前
    活動を続けるための仲間と資金と拠点の理想と現実――ココルームの新拠点の活用方法と経営戦略
  • 午後
    演習1
    トークイベントをつくる
09.13
  • 午前
    芸術と社会の生きた関係を探求するための、アートプロジェクト
  • 午後
    演習1
    トークイベントをつくる
  • 午後
    演習2
    まちなか公演/プログラムをつくる
09.27
  • 午前
    中間まとめ
  • 午後
    ミニレクチャー1,2
    トークイベントをつくる│企画のつくり方
  • 演習2
    まちなか公演/プログラムをつくる
10.18
  • 午前
    アーティストや作品の在り方を伝え、 社会とアートをつなぐ仕事――事務局の担う役割とは
  • 午後
    演習2
    まちなか公演/プログラムをつくる
11.29
12.20
  • 午前
    ソーシャルベンチャーとしてのアートNPO課題を見据えた――事業設計のポイント
  • 午後
    演習3
    拠点をつくる/つかう
01.24
  • 午前
    演習3
    拠点をつくる/つかう
  • 午後
    後期まとめ
02.07

募集要項

募集人数

30名 ※書類および面接により受講者を決定します

対象

基礎プログラム1[思考編]修了生、またはアートプロジェクト運営経験者

受講形式

通年(原則として、全日参加)

受講料

一般 60,000円/学生 40,000円(最大10人まで)
※分割払いあり(最大3回まで)/初回の振込は2015年6月19日(金)〆切/受講料にはテキスト、資料、ID(受講証)代が含まれます/「現場に出会う」の回の交通費、イベント参加料などはすべて自己負担となります
・アーツカウンシル東京ROOM302開室日には、P+ARCHIVEセンターの図書の活用、アートプロジェクトに関するさまざまな資料や、東京アートポイント計画の研究成果を閲覧することができます。
・プログラム修了生には修了証を発行します。

申し込み方法

申し込み受付は終了しました

応募締切・面接までのスケジュール

2015年5月17日(日)

説明会

6月9日(火)

受講生募集締め切り

6月上旬

第1次選考(書類)

6月12日(金)〜14日(日)

第2次選考(面接)

6月中旬

受講生決定

6月19日(金)

初回受講料振込〆切

6月28日(日)

基礎プログラム1・2ガイダンス

アーカイブ

数字で見る受講生データ 2015年度

受講生数 49名(うち修了人数 思考編:23名、技術編:11名 合計:34名)

Q1.属性は?

  • 学生
  • 社会人

Q2.主な専門分野は?

学生

  • アート
  • 建築
  • コミュニティ
  • 社会学

社会人

  • アート - 35%
  • 建築・街コミュニティ - 13%
  • 広告系 - 10%
  • サービス業 - 3%
  • 国際関係 - 3%
  • コンサルティング - 3%
  • その他 - 33%

Q3.年齢層は?

  • 30代 - 45%
  • 20代 - 35%
  • 40代 - 12%
  • 50代 - 4%
  • 10代 - 2%
  • 60代 - 2%

Q4.アートとの主な関わり方は?

  • アートの仕事をしている
  • ボランティアをしている
  • 勉強をしている
  • 自主的な活動をしている
  • 観客

受講生の声 2015年度「技術編」

平石直輝さん

立教大学コミュニティ福祉学部 コミュニティ政策学科4年

点ではなくて線として、ずっと考え続けている感じがありました

「アート=名画」というイメージが強かったのですが、『瀬戸内国際芸術祭2013』に行った際にそれとはまったく異なる作品を体験して「アートプロジェクトって何だろう?」と興味を持ったのが受講のきっかけでした。
技術編は、ディスカッションが中心です。社会人の方が多いので「普段こういう仕事をしているからこう思う」という意見が飛び交い、そうした考えを調整していくのは難しいものでしたが、学生の自分のなかにはないものなので、存分に吸収できたと思います。放課後の話し合いも多く、点ではなくて線として、ずっと考え続けている感じがありました。
現在同世代の仲間と、地域とアートの関係性を「アートプロジェクト」という言葉を外してリサーチすることを始めています。春から社会人になりますが、これをライフワークにしたいと思っています。

田村悠貴さん

広告制作会社ディレクター

本業の仕事もおもしろくなってきていて、いい循環が生まれています

私は、アートプロジェクトを「見る」側から、「やる」側になりたい、と思い参加しました。入学前は、企画書や報告書の書き方を学ぶような職業訓練校をイメージしていたのですが、現場の声を見聞きすることで、そんなにすぐ身につくものではないということに気づきました。思考編は、どのようにアートプロジェクトや社会と向き合うかというマインドを学びました。技術編で印象的なことは、やはり演習です。課題設定が細かいので、同様に細部まで突っ込まれます。例えば「そのアーティストは、先日の展示でこんなトラブルがあったが、それに対してどんな態度を取るのか?」「助成金は、どこからどんな文脈でとるのか?」など、リアリティのあるものです。難しさとおもしろさは、表裏一体でした。
こうした刺激を日々受けることで、最近は、本業の仕事もおもしろくなってきていて、いい循環が生まれています。

東濃誠さん

再開発プランナー

つくるプロセスのなかで生まれるものに、意識を向けられるようになった一年でした

アートプロジェクトは、プロセスが大事です。そのつくるプロセスのなかで生まれるものに、意識を向けられるようになった一年でした。
技術編では、別の職能、別の場所にいる人たちと限られた時間を出し合い「チームでやる」ということを学びました。自分が考えつくしたと思った考えも、ほかの人がポンっとその限界を超えてくれたり、自分ができることと相手ができることの差が見えました。このメンバーで真剣に議論できたことは、とてもいい経験でした。
昨年自分のミッションの端を掴んだ感覚があり、2016年1月に『NPO法人Art’s Embrace』を設立しました。コンセプトは、「わかりあえる入り口をつくる」。10名の設立メンバーには、学校の仲間に入ってもらいました。アートプロジェクトが社会福祉と融合して、新たな社会基盤をつくることが目的。最初の仕事は、異なる背景や習慣を持つ人と出会う『TURNフェス』の事務局です。