1985年三重県生まれ。一見何もないところから、誰かがかかわることで表現が紡がれてゆく現場をつくり出している。近年では、主なアウトプットとして口述、口承などの表現を用い、伝達や記録の不可能性を前提に、自身の活動を騙り直す表現を行っている。主な活動に、山あいの集落の坂を直径3mの球体に乗って毎年転がり下りる私祭「ゴロゴロ莇平（あざみひら）」、１枚の紙に絵を描きながらその場にいる全員で即興で物語をつくる「いちまいばなし」、洞窟壁画からアートプロジェクトまで約２万年の美術の歴史を2時間でおさらいする「知ったかアート大学」、特筆すべき物が何も無さそうな僻地に赴き、現地を半ば強引にリポートしてゆく「やけくそさんぽ」シリーズなどがある。