笠原出
かさはら・いずる
美術家
2019.01.23
かさはら・いずる
美術家
2019.01.23
1969年静岡県生まれ。1994年東京藝術大学大学院修了。人間の一過性の感情表出の一つである「笑い」。その複雑な層を切り口にさまざまなメディアを通じて問いかける作品を展開している。
1994年、東京都立川市にアーティスト共同体「スタジオ食堂」設立。中山ダイスケ、中村哲也、須田悦弘、藤原隆洋とともに参加。巨大な制作スペースを利用し、展覧会、オープンスタジオなどアーティスト主導のオルタナティブ・スペースの先駆的活動を展開する。2000年、解散後、横浜市に移転。個人スタジオを構える。2002年にメディア・アーティストの春日聡とアート・ユニット「L.D.F.」を結成。「超気配」をコンセプト、「旅」をテーマとし祝祭空間的なインスタレーションを発表。2017年、川崎市に移転。
近年はペインティングを軸に心理学的なフィールドからだけでなく、神話などを通じ、民俗学的視点におけるアニミスティックな「笑い」のあり方を模索している。長岡造形大学/静岡文化芸術大学 非常勤講師。