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小田香

おだ・かおり

映画作家

2023.06.21

小田香の写真

1987年大阪府生まれ。フィルムメーカー/アーティスト。2011年、ホリンズ大学教養学部映画コースを修了。卒業制作である『ノイズが言うには』(38分、2010年)が、なら国際映画祭学生部門nara-waveにて観客賞を受賞。2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮する若手映画作家育成プログラムであるfilm.factory(映画制作博士課程)に第1期生として参加し、拠点地であるサラエボで3年間暮らす。2014年にはポーラ美術振興財団在外研究員として助成を受け、2016年に同プログラムを修了し博士号取得。

ボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱 ARAGANE』(68分、2015年)が山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。2017年、国内劇場公開に至る。サラエボでの映画制作の日々や、自身の映画制作の原点について綴ったエッセイ映画『あの優しさへ』(63分、2017年)が、ライプティヒ国際ドキュメンタリー&アニメーション映画祭ネクスト・マスターズ・コンペティション部門にてワールドプレミア上映。2019年長編『セノーテ』が完成。山形国際ドキュメンタリー映画祭、ロッテルダム国際映画祭などに招待され各国を巡回。メキシコ・FICUNAM映画祭、スペイン・ムルシア国際映画祭にて特別賞を受賞。2020年、​第1回大島渚賞を受賞。過去作の特集と共に『セノーテ』国内劇場公開。2021年、『セノーテ』の成果により第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

絵画や映像インスタレーションの制作や展示にも取り組んでおり、近年では東根市まなびあテラス「小田香 光をうつして―映画と絵画」(山形、2020年)での個展や、市原湖畔美術館「メヒコの衝撃展」(千葉、2021年)、青森県立美術館と協働して行うアート・プロジェクト「美術館堆肥化計画」(青森、2021~2023年)にも参加している。

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