小沢剛
(おざわ・つよし)
美術家/東京藝術大学教授
更新日:2025.05.22

(おざわ・つよし)
美術家/東京藝術大学教授
更新日:2025.05.22
1965年東京都生まれ。
ユーモアを交えながら歴史や社会を鋭く批評する絵画、写真、映像、インスタレーションといった多様な手法の作品で知られる。
東京藝術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める《地蔵建立》を開始。1993年から牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー《なすび画廊》や《相談芸術》を開始。1999年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした《醤油画資料館》を制作。2001年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ《ベジタブル・ウェポン》を制作。2004年に個展「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、2009年に個展「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館)、2018年に個展「不完全―パラレルな美術史」(千葉市美術館)を開催。2013年には「光のない。(プロローグ?)」(作:エルフリーデ・イェリネク)において、初めて舞台演出、美術を手がける。2013年より、歴史上の実在する人物を題材に、事実とフィクションを重ね合わせ、物語を構築する「帰って来た」シリーズを制作。第69回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2019年)。