デジタルアーカイブ・プロジェクト2015
- 期間│2015年6月〜8月(リサーチ)、2015年9月〜2016年2月(システム開発)、2016年3月頃(システムプロトタイプ発表)
- 主催│アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
レポート公開中!
概要
本プロジェクトでは、アートプロジェクトの現場を担う小規模組織や個人が、持続可能な活動を実現させるためのデジタルアーカイブ・システムの研究と開発を行います。Tokyo Art Research Labでは、2014年度に「東京アートポイント計画」に参加している各事務局の協力を仰ぎ、現場ニーズをヒアリングしながら、オープンソース・ソフトウェアを基盤にアーカイブ・システムを開発し、導入・運用を試験的に試みました。本年度は、これまでの成果や試験導入から浮かび上がった課題を踏まえ、より一般にも開かれ、現場で使いやすいアーカイブ・システムのサービス開発に取り組みます。
【これまでのプロジェクト成果物】
『デジタルアーカイブのススメ』(2013年度)
『デジタルアーカイブの営みをつくる』(2014年度)
研究開発テーマ
本プログラムでは、専門家チームによる定期的な研究会を開催し、以下のテーマで専門家へのヒアリングとプロトタイプ開発を並行しながらリサーチを進めていきます。
・アートプロジェクト運営の現場に即したデジタルアーカイブ・システムの検討
・アーカイブ活動の心理的障壁を取り除くシステム及びインターフェースの検討
・外部ストレージサービスとの連動の検討
・資料データ・メタデータのミニマムセットの検討
・データを活用しやすくするためのインデックスシステムの検討
・新サービス提供に必要な法規の調査
・システムの持続可能な運営方法の検討
研究メンバー
監修・開発
-
須之内元洋(札幌市立大学デザイン学部講師)
共同開発
-
川名宏和(デザイナー/エンジニア)
コーディネーター
-
熊谷薫(デジタルアーカイブ・コーディネーター/アートマネージャー)