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〜写真・映像の記録撮影から保存・活用まで〜
アートプロジェクトでは、アーティストやスタッフ、参加者など多様な人たちが関わり、一期一会の創造性に満ちた現場が生まれます。アーティストが時間をかけて築き上げた地域住民との関係性や、彼らの真剣な眼差し、場の一体感などは、現場に居合わせてこそ感じることができる貴重な瞬間です。しかし、それらの瞬間のすべてを記録することはできません。アートプロジェクトの価値を、参加がかなわなかった人や後世の人々に残し継いでいくためには、どのように記録やアーカイブを進めていけばよいのでしょうか。
シリーズ最終回となる第4回では、映像ディレクターの須藤崇規氏、アーカスプロジェクトコーディネーターの石井瑞穂氏、PARADISE AIRエデュケーター/コーディネーターの金巻勲氏をゲストに迎え、アートプロジェクトにおける記録・アーカイブのあり方を考えます。須藤氏は、チェルフィッチュ『ゾウガメのソニックライフ』(2011年)、あいちトリエンナーレ2013『ほうほう堂@おつかい』など、舞台作品やアートプロジェクトの写真・映像の記録撮影を多数担当しており、記録・アーカイブの様々なノウハウを持っています。また、アーカスプロジェクトは、茨城県守谷市で20年以上に渡りアーティスト・イン・レジデンスを行ってきました。PARADISE AIRは、2013年に千葉県松戸市で始動した比較的新しいプロジェクトです。いずれも毎年多くの国際色豊かなアーティストが活動を行っており、日々記録データを蓄積し、そのアーカイブや広報・ドキュメント制作などへの活用方法を模索しています。
今回は、実際に記録・アーカイブに携わる方々にその注意点や心構えを学び、データの整理術や活用方法についてディスカッションも交えて考えていきます。アートプロジェクトの記録撮影のコツを知りたい方、継続するにつれて増えていくデータ整理や活用方法にお悩みの方など、みなさまのご参加をお待ちしております。
基本情報
- 日程
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2018年2月21日(水)19:00~21:30(18:45開場)
- 会場
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ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda])
- 主催
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アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
内容
-須藤崇規氏によるアートプロジェクトにおける記録撮影の基礎知識とポイント(レクチャー)
-アーカスプロジェクト、PARADISE AIRの記録とアーカイブに関する事例紹介
-レクチャーや事例紹介を受けて参考になったことや悩みについてのグループディスカッション
特徴
-アートプロジェクトにおけるアーカイブの重要性について考えます
-事例紹介をとおして具体的な記録・アーカイブの方法と活用例を学びます
-アーカイブにあたっての課題への対処法や可能性を探ります
募集概要
- 募集人数
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30名(事前申込者優先)
- 対象
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アートプロジェクトや芸術祭の現場に関わったことがあり、記録・アーカイブについての知識を深めたい人
- 受講形式
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公開講座(各回募集)
- 受講料
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1,500円(連続講座「言葉を紡ぐ」「体験を紡ぐ」受講生は1,000円)
- お問い合わせ
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TARL事務局(一般社団法人ノマドプロダクション)
tel:080-3171-9724 fax:03-6740-1926 e-mail:info@tarl.jp
申し込み方法
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