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~食がつなぐアートと地域の次なるかたち〜
アートプロジェクトには、他ジャンルとの融合を図り、アーティストと市民の協働を可能にする多様な取り組みがあります。本シリーズ第3回は、食とアートを通して地域に関わる表現を行い、最近では市民の持続的な関わりを生み出すための手法を模索するEAT&ART TARO氏をゲストにお迎えします。
おにぎりをおいしく食べるための運動会《おにぎりのための、毎週運動会》(いちはらアート×ミックス、2014〜)、地元のお母さんたちがつくった食事を鑑賞者が味わうまでの一連の動きを演劇に仕立てた『上郷クローブ座レストラン』(大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ、2015〜)など、これまで様々な地域でアートプロジェクトを行ってきたEAT&ART TARO氏。
去る10月22日まで開催されていた〈奥能登国際芸術祭2017〉では、《さいはての「キャバレー準備中」》を出品。会場にしたのは、見晴らしの良い海の眺望と、アールヌーボー調のしつらえが特徴の元レストランです。準備中のキャバレーという設定で飲食店の形態をとりつつ、アーティストが前面に出るのではなく、地元住民、観光客など、そこに集う人々のコミュニケーションや新たな活動を誘う場を生み出しました。興味深いのは、会期を終えてもこの場を残すことを目指し、地元住民が継続していける方法を模索している点です。今回はこの取り組みを事例として、アートプロジェクトの経緯や仕組みづくり、地元住民の反応や持続的に関わる方法、今後のあり方などについて、お話をうかがいます。
基本情報
- 日程
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2017年12月22日(金)19:30~21:00(19:15開場)
- 会場
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ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda])
- 主催
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アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
内容
-EAT&ART TARO氏のこれまでの活動を紹介します。
-奥能登国際芸術祭2017《さいはての「キャバレー準備中」》の舞台裏についてうかがいます。
-アートプロジェクトを持続可能なものとするための、アーティストの関わり方について考えます。
※プログラムの内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
特徴
-アートプロジェクトの現場に蓄積されている、成果と課題を共有することで知見を交換します。
-市民に開かれた場を継続可能なものにするための取り組みについて、最新の事例から学びます。
募集概要
- 募集人数
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30名(事前申込者優先)
- 対象
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アートプロジェクトの現場との情報交換や、ネットワークをつくりたい人
- 受講形式
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公開講座(各回募集)
- 料金
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無料
申し込み方法
この講座は終了しました
お問い合わせ
TARL事務局(一般社団法人ノマドプロダクション)
tel:080-3171-9724 fax:03-6740-1926 e-mail:info@tarl.jp