創発的な場のモデルをつくる現代演劇プロジェクト
「人間は演じている。職場で学校で道で家庭で、あらゆる場所であらゆる瞬間に」を前提に作品づくりを行う劇作家・岸井大輔による、東京で新しい公共のモデルを試行する現代演劇プロジェクト。メディアづくりやワークショップなどを行いながら、アートプロジェクトの現場にふさわしいコミュニケーションの場を提示し、創発的な場の運営を試みた。それらの活動を「上演」と呼び、集大成となる『戯曲「東京の条件」』を発行した。
「人間は演じている。職場で学校で道で家庭で、あらゆる場所であらゆる瞬間に」を前提に作品づくりを行う劇作家・岸井大輔による、東京で新しい公共のモデルを試行する現代演劇プロジェクト。メディアづくりやワークショップなどを行いながら、アートプロジェクトの現場にふさわしいコミュニケーションの場を提示し、創発的な場の運営を試みた。それらの活動を「上演」と呼び、集大成となる『戯曲「東京の条件」』を発行した。
防災と連動した複合型のアートプロジェクト。阪神・淡路大震災を機に2005年にスタートした防災アートプログラム 「イザ! カエルキャラバン!」を都内で広めていくための拠点づくりを目指す。地域主導の防災訓練をベースに、震災時に必要な「知識」や「技」を身に付けられるプログラムのデモンストレーションを実施したほか、災害とアートをテーマにシンポジウムやワークショップ、教材開発なども行った。
こどもとアーティストが出会う場をつくる試みとして「児童館」にアーティストを呼び、創作・表現のための「作業場」として活用するプロジェクト。練馬区内の児童館職員、 小中高生、アーティストが交流・協働し、プログラムの企画・実施や児童館の広報活動などに取り組む。児童館をオルタナティブな芸術・自治・教育の場とし、新たな放課後の文化環境やネットワークづくりを目指す。
※ 共催団体は下記の通り変遷
東京スカイツリーが立つまちとして注目を集め、現在も下町情緒が残る、隅田川の東に広がる「墨東(ぼくとう)エリア」。その路地や生活、地域史などの多様な地域文化資源を活用しながら、拠点、団体、住民が協働する仕組みづくりや、まちの魅力を引き出す参加型プログラムの実施、マップやドキュメント制作に取り組む。地域資源を活かした地域のアートやまちづくりを担う人々をつなぐネットワークづくりや、地域の抱える多様な課題の共有を目指す。
若き表現者や専門家、市民や学生などさまざまな立場でアートにかかわる人々が日常的に集い交流するプラットフォームを、台東区・谷中エリアにつくるプロジェクト。谷中のまちの魅力に触発され身体にわき起こるエネルギーを「ぐるぐる」、そのエネルギーに反応して動く人々を「ヤ→ミ→」と名づける。参加型パフォーマンス企画「谷中妄想ツァー!!」や、 まちの大人とこどもの出会いをプロデュースする「こども 創作教室 ぐるぐるミックス」、歴史的建造物である「旧平櫛田中邸」の活用など、さまざまなアプローチを通じた拠点づくりに取り組む。
美術家・川俣正を中心に、世界的な都市である東京を、ワークショップ、共同制作、トークなどの活動を通して再考するプロジェクト。地域住民や行政ともかかわりながら、《汐入タワー》(2011年、都立汐入公園、荒川区)、《佃テラス》(2012年、区立石川島公園、中央区)、《豊洲ドーム》(2013年、都立春海橋公園、江東区)の3つの物見台を隅田川の沿岸に設置。物見台からの眺めや、さまざまな関連プログラムを通じて、景観が急速に変貌する東京を見つめる。