福島こども藝術計画2017

福島の未来を担うこどもたちの豊かな人間性と多様な個性を育むことを目的とし、県内の保育園、小中高等学校等にアーティストを派遣して、多彩なアートプログラムを体験できるワークショップを実施しました。本書では、その取り組みの記録をまとめています。

もくじ

福島県立美術館 2017学校連携共同ワークショップ「おとなりアーティスト!」
福島県立博物館 小池アミイゴの誰でも絵が描けるワークショップ「わたしのすきな柳津」

松島湾の牡蠣図鑑

「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本書は、松島湾のカキをテーマに、生物としてのカキの特徴や、養殖の方法、殻のむき方や調理法など、カキにまつわるあれこれを詰め込んだ図鑑です。

もくじ

はじめに

牡蠣について
 カキ
 カキの種類
 マガキ
 生育環境
 食べもの・天敵
 一年の生活
 カキの歴史
 人との関わり
 名前の由来と漢字

松島湾について
 松島湾
 松島湾の特徴
 松島湾の地質・地形
 松島湾の恵み
 松島湾で暮らす人たち

カキの養殖
 松島湾で盛んなカキの養殖
 養殖の流れ
 採苗
 抑制
 挟み込み・本垂下
 育成
 収穫
 殻むき
 養殖の種類
 カキ漁師について
 カキ漁師の話
 むき子さんの話
 フランスとの関係

牡蠣を食べる
 カキの味と栄養
 カキのむき方
 カキの調理方法
 食中毒について

巻末エッセイ
索引
おもな参考文献

TERATOTERA DOCUMENT 2017

古くから多くの芸術家や作家が居住し、近年は若者の住みたいまちとしても不動の人気を誇るJR中央線高円寺駅~吉祥寺駅~国分寺駅区間に点在しているアートスポットをつなぎながら、現在進行形のアートを発信するアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』。「TERACCO(テラッコ)」と呼ばれるボランティアスタッフの人材育成にも注力し、プログラムの企画・運営の実践を通じ、アーティストとともにアートプロジェクトをプロデュースできる人材育成も目指します。本書のほとんどは、そうしたテラッコたちの言葉によって構成されています。

もくじ

TERATOTERAとは

はじめに
年間スケジュール

リアリー・リアリー・フリーマーケット
西荻映像祭
パフォーマンス・デイ
TERATOTERA祭り
シンポジウム「西を動かす」

作家プロフィール
来場者アンケート
テラッコの感想

アートプロジェクトの0123

終わりに

東京スープとブランケット紀行 2014-2017 記録集

演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求する『東京スープとブランケット紀行』。写真や対談記録、戯曲やスープのレシピを交えてまとめられた、4年間の活動の記録集です。

もくじ

朽ちては、芽生える、東京の猫
東京スープとブランケット紀行 2014.5.17~2017.3.8
スープを巡る話
Rest In Peace, Tokyo 小山田 徹さんと
8月8日、快晴。

Rest In Peace, Tokyo 2017.5.17~2017.11.17 その1
Rest In Peace, Tokyo Chapter 1 はなまる
Rest In Peace, Tokyo Chapter 2 みとれる
Tikam-Tikam Japan:R.I.P. TOkyo
Rest In Peace, Tokyo Chapter 2.7 はぐれる
還住の島に生きて
Rest In Peace, Tokyo Chapter 3 きこえる
Rest In Peace, Tokyo Chapter 4 くすぐる
Rest In Peace, Tokyo Chapter 5 みつける

Rest In Peace, Tokyo 2017.5.17~2017.11.17 その2
Rest In Peace, Tokyo ドラマトゥルク鼎談
街並みを眺めて考えたこと
羊屋白玉さんの猫が亡くなった翌月に離婚をし、その翌年に体調を崩して仕事を辞めた。さらに次の年、羊屋さんや東京スープとブランケット紀行に出会ってからの4年間に、対談紀行とRest In Peace, Tokyo の合間の日常で思いめぐらしたさまざまな「失われたもの」について、羊屋さんに宛てた4通のメール。
終わりの風景

東京スープとブランケット紀行 年表・地図・戯曲

Rest In Peace, Tokyo

FIELD RECORDING vol.01 特集:記録の生態系にふれる

『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。vol.01の特集は「記録の生態系にふれる」。震災を契機として、東北の地で生まれつつある「記録の生態系」を探ることにしました。

もくじ

<はじめに

Interview
甲斐賢治さんにきく
過去を引きずりながら、未来をかき混ぜる

Conversation
一枚の写真たち 「復興カメラ」座談会

途中の風景 松本 篤

東北の表現
屋根裏ハイツ「とおくはちかい」/「ラジオ下神白」

大風呂敷のこと 中﨑 透
Diary 福島大風呂敷、制作日記2011 中﨑 透

わたしの東北の風景
参加者一覧
編集後記 佐藤李青

復興カメラ 2018.3.11

岩手県釜石市と大槌町を中心に、日々刻々と変化するまちを写真に撮り続けてきた「復興カメラ」。その7年間の風景の変化を写真と数字でまとめました。

活動報告会|旅するリサーチ・ラボラトリーⅣ -フィールドワークと表現-

近年、アートの現場において、リサーチをもとにした作品やプロジェクトが多く見受けられます。「旅するリサーチ・ラボラトリー」は特に他分野でも広く取り入れられているフィールドワーク的実践に着目し、ジャンルを問わず興味深いフィールドワークとアウトプットをされているさまざまなリサーチャー、各地の資料館、 美術館などを訪ね、リサーチ手法、アウトプットやそれらにまつわる作法に関するグループリサーチを2014年度からスタートしました。2014年度は山口から東京、2015年度は三重から北海道、2016年は小笠原諸島へ、ラボ自体が「旅」をしながらリサーチを重ねています。

プロジェクト最終年度となる2017年度は、これまでに重ねてきたフィールドワーク、リサーチ、アウトプットに関わる多様な経験を振返り、そのエッセンスを多くの人と共有するメディアづくりに取り組みます。アーティストによるリサーチの可能性や、観察・記録の手法、アウトプットの表現方法など、「フィールドワークと表現」をめぐる新たな思考と実践を提示することを目指します。

東京ステイ 日常の巡礼~まちと出会い直す10のステップ

「東京らしさ」を持つ場の多様性と個性を見出し発信することで、東京の文化的価値を見つめ直すことに取り組むプロジェクト『東京ステイ』。東京のまちを明確な目的を掲げて歩くのではなく、まちと個人の間に物語を立ち上げる歩き方「ピルグリム(巡礼)」の実験を通して考えてきたこと、その経験や言葉をまとめました。

もくじ

日常を巡礼する
十牛図とは
「了解力と巻き込まれ力」石神夏希
NPO場所と物語
『東京ステイ』 と 「ピルグリム (巡礼) 」