Tokyo Art Reaserch Lab公開講座「アートプロジェクトの今を共有する(第3回)」には、現代美術アーティストのEAT&ART TARO(以下、TARO)さんをお招きし、最新作《さいはての「キャバレー準備中」》のお話を中心に伺いました。誰もが毎日関わる「食」は、日本各地で行われる芸術祭やアートプロジェクトなどでも、様々な役割を担っています。特に地域型芸術祭においては、土地に根付く食文化や名産品を活かしたメニュー開発や、地域住民が運営するレストランなどの取り組みも増えています。そんななか、食をテーマに作品をつくるアーティストのTAROさんが、芸術祭の現場で求められる役割はどのようなものなのでしょうか。食がつなぐアートと地域のあり方について話が展開された当日の様子をレポートします。
本プログラムではアートプロジェクトから生まれた「言葉」(報告書やドキュメントブックなどの発行物)の届け方の手法を研究・開発します。昨年度に引き続き、今年度はアーツカウンシル東京の取り組みから「東京アートポイント計画」「Tokyo Art Research Lab」「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」を取り上げ、その発行物を届けるためのメディア開発(パッケージ及びレター)を行います。冊子を届けるだけでなく、事業のアウトプット(発行物)とアウトカム(成果)の関係性を可視化することを目指します。