Artpoint Meeting 2023

社会とアートの関係性を探るトークイベント

「まち」をフィールドに、人々の営みに寄り添い、アートを介して問いを提示するアートプロジェクトを紐解き、最新のテーマを追求するトークイベント。アートプロジェクトに関心を寄せる人々が集い、社会とアートの関係性を探り、新たな「ことば」を紡ぎます。

2023年度は、アートプロジェクトにまつわる評価や成果の見方、災害と表現、拠点づくりにまつわるゲストとともに議論を深めます。

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スケジュール

2023年7月8日開催
Artpoint Meeting #12 “わたしたち”の文化をつくる
成果の見方、支える仕組み

  • ゲスト:小林瑠音、鈴木一郎太
  • 会場:アーツカウンシル東京

2023年10月22日開催
Artpoint Meeting #13 災害の“間”をたがやす

  • ゲスト:牧紀男、瀬尾夏美
  • 会場:東京都現代美術館 講堂

2023年12月17日開催
Artpoint Meeting #14 わたしたちの“拠点” をつくる:ひらきかた と つづけかた

  • ゲスト:三富章恵、飯島知代、下田展久
  • 会場:武蔵野プレイス 4Fフォーラム

Tokyo Art Research Lab ウェブサイト(2023年度〜)

アートプロジェクトの担い手のためのプラットフォーム「Tokyo Art Research Lab(TARL)」のウェブサイトです。

TARLで取り組む「プロジェクト」や、そこから生まれた書籍や映像などの「資料」、それらのつくり手となったさまざまな専門性をもつ「ひとびと」の一覧を公開しています。プロジェクトや資料は、アートマネジメントの知見や時代に応答するテーマ、これまでの歩みなどの「キーワード」から検索することができます。

また、TARLを運営する「東京アートポイント計画」の仕組みや、東京都、アーツカウンシル東京、NPOが共催して実施しているアートプロジェクトを紹介しています。

※2022年度にリニューアルした「Tokyo Art Research Lab ウェブサイト」と「東京アートポイント計画 ウェブサイト」の機能を統合し、公開しました。

3つの航路

日本におけるアートプロジェクトはどのように社会と応答してきたのか。そのなりたちを知る

この10年で、わたしたちを取り巻く社会状況はめまぐるしく変化しました。これまでの考え方では捉えきれないような状況が次々と発生し、新たに炙り出される課題に応答するように、さまざまなアートプロジェクトが生まれました。しかしこのような状況は、どこかで一区切りつくようなものではなく、わたしたちはこれからもまた新しい状況に出会い、そのたびに自分たちの足元を見直し、生き方を更新する必要に迫られるでしょう。激しく変化し続けるこれからの時代に求められるアートプロジェクトとは、一体どのようなものなのでしょうか。

「新たな航路を切り開く」シリーズでは、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えていきます。ナビゲーターは、人と環境の相互作用に焦点をあてながら、社会状況に応答して発生するアートプロジェクトをつぶさに見続けてきた芹沢高志さん(P3 art and environment 統括ディレクター)です。

ここでは、長きにわたり様々なアートプロジェクトを牽引し、独自の航路を切り開いてきた3名のゲストを迎え、その活動について伺います。活動を始めたときの時代背景やモチベーション、活動の中で見えてきた変化や現在地など、それぞれの航路を紐解きながら、これからの社会とアートプロジェクトの形を考えます。

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スケジュール

【10月4日(水)公開】
「アートは赤ちゃんだ」

ゲスト:北川フラム(アートフロントギャラリー主宰)

【10月11日(水)公開】
「今生まれつつあるものと共に」

ゲスト:小池一子(クリエイティブ・ディレクター)

【10月18日(水)公開】
「世界に開かれた窓としての芸術祭」

ゲスト:南條史生(キュレーター/美術評論家)

※順次、Tokyo Art Research Lab YouTubeチャンネルにて公開予定です。
※プログラムは変更となる場合がございます。

北川フラム|アートは赤ちゃんだ
小池一子|今生まれつつあるものと共に
南條史生|世界に開かれた窓としての芸術祭

自分のアートプロジェクトをつくる 2023

自分のなかから生まれる問いをつかまえ、アートプロジェクトをつくる力を身につける

この10年で、わたしたちを取り巻く社会状況はめまぐるしく変化しました。これまでの考え方では捉えきれないような状況が次々と発生し、新たに炙り出される課題に応答するように、さまざまなアートプロジェクトが生まれました。しかしこのような状況は、どこかで一区切りつくようなものではなく、わたしたちはこれからもまた新しい状況に出会い、そのたびに自分たちの足元を見直し、生き方を更新する必要に迫られるでしょう。激しく変化し続けるこれからの時代に求められるアートプロジェクトとは、一体どのようなものなのでしょうか。

「自分のアートプロジェクトをつくる」では、アートプロジェクトの立ち上げやディレクションに関心のある方を対象に、ゼミ形式の演習を行います。状況に対してどのような問題意識をもち、どのようにアクションしていけるのかを、ゲストやナビゲーターとのディスカッション、参加者同士のワークを通して深めます。演習の中で自身の経験や視点を共有していただくゲストは、嘉原妙さん(アートマネージャー/アートディレクター)、尾中俊介さん(グラフィックデザイナー/詩人)、小田香(映画作家)。自分のなかから生まれる問いをつかまえ、アートプロジェクトを構想し、動かしていくための力を身につけます。

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スケジュール

9月30日(土)13:00〜17:30
第1回 イントロダクションと自己紹介

  • イントロダクション
  • 「新たな航路を切り開く」というテーマについて(芹沢高志、森司)
  • 自己紹介

10月14日(土)13:00〜17:30
第2回 レクチャーとディスカッション

  • アートプロジェクトの考え方についてのレクチャー
  • ディスカッション

10月28日(土)13:00〜17:30
第3回 プレゼンテーションとディスカッション

  • 嘉原妙によるプレゼンテーション
  • ディスカッション

11月11日(土)13:00〜17:30
第4回 プレゼンテーションとディスカッション

  • 尾中俊介によるプレゼンテーション
  • ディスカッション

12月2日(土)13:00〜17:30
第5回 中間発表

  • 構想中のプロジェクトの中間プレゼンテーション
  • フィードバック/ディスカッション
  • プロジェクトを深める

12月16日(土)13:00〜17:30
第6回 プレゼンテーションとディスカッション

  • 小田香によるプレゼンテーション
  • ディスカッション

1月13日(土)13:00〜17:30
第7回 ディスカッション

  • 構想中のプロジェクトについてディスカッション
  • 最終発表へ向け準備

1月27日(土)/28日(日)ともに13:00~18:00
第8回 最終発表

  • 自分のアートプロジェクトをプレゼンテーション
  • 講評(芹沢高志、森司)
  • これからのアートプロジェクトについてディスカッション

会場

アーツカウンシル東京(東京都千代田区九段北4丁目 1-28 九段ファーストプレイス5階)

参加費

32,000円

ナビゲーターメッセージ(芹沢高志)

アートとはまずもって、個人個人の内面にこそ、決定的に働きかけてくるものだ。自分自身の問題と向き合うための術であるとも言えるだろう。

今、私たちは、歴史的にみても大変な時代を生きている。どこに問題があるのかわからない、いや、そもそも問題があるのかないのか、それさえもわからない時がある。こういう時はひとまず立ち止まり、何が問題なのか、自分の心に問うてみる必要がある。他人が言うからではなく、いかに些細な違和感であれ、自分個人にとっての問題を発見していくことが大切なのではないだろうか。自分にとって本当に大切な問いとはなんなのか? それを形として表現していくための力を、この演習を通して培っていければと思う。

ともに舟を漕ぎ出そうとする方々の参加を心待ちにしている。

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※参加者募集は終了いたしました。