復興カメラ 2018.3.11

岩手県釜石市と大槌町を中心に、日々刻々と変化するまちを写真に撮り続けてきた「復興カメラ」。その7年間の風景の変化を写真と数字でまとめました。

潮目のまちから―文化政策の可能性と、いわきの多様性

福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)で実施した、文化政策について考えるプログラム「マナビバ。」の2016年度の記録集です。講演、シンポジウムなどの記録をし収録したほか、いわきで文化にかかわる方々へのインタビューなども収録しました。

もくじ

Chapter 1

文化の対象はどこまで広がっているのか?
大澤寅雄さん(文化生態観察/株式会社ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト准主任研究員)

事例紹介:文化×障害福祉
北山剛さん(特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス代表理事)

Chapter 2
地域の多様性を大切にするには?
長嶋由紀子さん(文化政策研究者)
鈴木一郎太さん(株式会社大と小とレフ取締役)

事例紹介1:文化×多様性×伝統芸能
夏井芳徳さん(民俗学者/いわき市立いわき総合図書館 館長)

事例紹介2:文化×多様性×潮目の海
富原聖一さん(獣医/アクアマリンふくしま アクアマリンふくしま環境研究所所長)

事例紹介3:文化×多様性×対話の場づくり
菅波香織さん(弁護士/いわき未来会議 事務局長)

Chapter 3
なぜ文化に政策が必要なのか
小林真理さん(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻 教授)
宮道成彦さん(神戸市 市民参画推進局 文化交流部 文化創生都市づくり担当部長)
佐藤栄介さん(大分市 商工労働観光部 商工労政課 アートを活かしたまちづくり担当)

パネルディスカッション
小林真理さん×宮道成彦さん×佐藤栄介さん×大石時雄さん×森司

interview
潮目のまちから、文化を考える 
佐々木吉晴さん(いわき市立美術館館長)

行政と民間に必要な文化政策の「対峙」 
大石時雄さん(いわき芸術文化交流館アリオス支配人)

おわりに

森のはこ舟アートプロジェクト2016 活動報告書

「森のはこ舟アートプロジェクト」は、福島県の豊かな森林文化をテーマとしたアートプロジェクトです。エリアプログラムの紹介や、3年間の活動を終えたメンバーへのインタビューなどを収録しています。

もくじ

開催概要
組織体制・開催エリア図

活動報告
喜多方エリア
「高郷プロジェクト」
「楚々木樂舎」
西会津エリア
「にしあいづ・縄文と森のがっこう」
「森を漉く」
「草木をまとって山のかみさま」
三島エリア
「森 光 水 -Natural Energy Valley MISHIMA-」
「縄文採集型・古民家リノベーション」
猪苗代エリア
「森の氷本」
北塩原エリア
「磐梯山の森はできたてほやほや」
「絵画やスケッチを通してみる磐梯山」
南相馬エリア
「太古の森を感じて」
クロージングフォーラム
「森の鼓動、人の蠢き、アートの力」

随想「ばらばらな人たちが、ともに文化の土壌を耕した、3年」 佐藤李青

再録インタビュー
「事務局の役割とは、森を見渡すこと」 遠藤和輝
「町から森へ向かう独特のスピード感」 五十嵐恵太
「変化のきっかけをつくるということ」 矢部佳宏
「アートの通じない町で、アーティストを受け入れる」 三澤真也

インタビュー
「町の素材を活かすアート」 岡部兼芳
「一大観光地としての森をどう活かすか」 赤木進二

再録鼎談
「森のはこ舟の理念とこれからの展望」 伊藤達矢×遠藤和輝×川延安直

再録対談
「なぜ、博物館でアートなのか?」 赤坂憲雄×小林めぐみ

あとがき

松島湾のハゼ図鑑

「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本書は、宮城の食文化と地域住民の生活を支えてきた、松島湾のハゼに焦点をあてた図鑑です。生態、漁法、食べ方など、ハゼにまつわるさまざまな資料のほか、ハゼ釣りや焼きハゼづくりなどの実践的なノウハウも詰め込んでいます。

もくじ

はじめに

ハゼについて
ハゼ
ハゼの種類
マハゼ
すみか食べもの・てき
一年の生活
ハゼ釣り暦
みわけかた
名前の由来と漢字
ハゼのことわざ

松島湾について
松島湾
松島湾の地形
松島湾の歴史
松島湾の恵み
データで見る松島湾

ハゼに出会う
ハゼの数珠釣り
数珠釣りに挑戦
ハゼ釣り名人のお話
ハゼ釣りに出かけよう!
数珠釣りの準備物
釣り場所
焼きハゼづくり
焼きハゼを縛って吊るす
ハゼだしのお雑煮
ハゼだしのとりかた

巻末エッセイ
索引
おもな参考文献

2016年度学校連携共同ワークショップ 報告書

福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の一環として実施した「学校連携共同ワークショップ」の記録集。福島県出身の若手アーティストがファシリテーターとなり、県内14か所の幼稚園から高等学校でワークショップを開催しました。

もくじ

おとなりアーティスト!
[ウチ]をつくる アサノコウタ
大地のえのぐで絵をえがこう! 佐藤 香
ことばと絵の音 フライデースクリーン

ノック!-じぶんの地域ともう一度出会う10の扉

『つながる湾プロジェクト』は、わたしたちを育んできた松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本冊子では、その実践でのなかで見えてきた、地域へのかかわり方のヒントを、「KNOCK!」「STEP!」「JUMP!」の3つのステップを軸にまとめました。

もくじ

プロローグ

KNOCK! 自分が住む地域と出会い直す扉
STEP! もっとよく知る扉
JUMP! ジブンゴトに変わる扉

エピローグ

つながる湾プロジェクトについて
解説|ドアをノックするのは誰だ?

6年目の風景をきく 東北に生きる人々と重ねた月日

東日本大震災から6年目、Art Support Tohoku-Tokyo(ASTT/東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の東北3県のパートナー7名のインタビューを掲載しています。インタビューでは、ASTTとのかかわりのみならず、震災前後の生活や価値観の変化にも触れています。東日本大震災の経験に学び、これからの芸術文化活動に活かすための視点を収録しています。

もくじ

はじめに

岩手県釜石市
川原康信(NPO法人@リアスNPOサポートセンター 理事)
note1 その土地に生きるリアリティ
data1 釜石市、東日本大震災から5年の歩み

宮城県仙台市
八巻寿文(せんだい3.11メモリアル交流館 館長)
note2 東北から思考する

宮城県大河原町
水戸雅彦(えずこホール 館長)
note3 境界を越えて動く
data2 震災直後、宮城の演劇人の動き

福島県会津若松市
小林めぐみ(福島県立博物館 学芸員)
note4 文化の種を蒔き、芽を育む
川延安直(福島県立博物館 学芸員)
note5 博物館から、アートに賭ける
data3 会津から「福島」への広がり

福島県西会津町
伊藤和子+三瓶たか(NPO西会津ローカルフレンズ)
note6 あっけらかんとした強かさ

おわりに 自分の歩幅で当事者になっていくこと
「Art Support Tohoku-Tokyo」開催記録2011-2015

森の声 森のはこ舟セミナー2015 記録集

福島の森林文化に学び、遊び、考えるためのアートプロジェクト「森のはこ舟アートプロジェクト」で実施した、森について知るためのセミナーの記録集です。各回のテーマごとにゲストを招き、森と生きる知恵や森と共にある暮らしを学びました。

もくじ

1限目 伝統野菜
2限目 漆
3限目 狩猟

森のはこ舟アートプロジェクト2015 西会津×三島エリア協働プログラム「幻のレストラン~西方街道・海と山の結婚式」

かつて福島県西会津町と三島町を結ぶ「塩の道」として栄えた「西方街道」。福島の森林文化に学び、遊び、考えるためのアートプロジェクト「森のはこ舟アートプロジェクト」では、「食」をテーマに活動するアーティストERT & ART TAROと、料理研究家・食の翻訳家の木村正晃が、この街道の歴史や郷土料理などについて学びながら、1日限りの「幻のレストラン」を創り上げました。

もくじ

西方街道で海を想う
「海からの塩」 一品目 豆腐・塩
「海からきた山の食べ物」 二品目 えごねり・イカ人参・ニシンの山椒漬け
「ひしお漬け」 三品目
「こづゆちらし寿司」 四品目
「えご出汁櫃まぶし」 五品目
「えごデザート」 六品目