【新装改訂版】 東南アジアリサーチ紀行―東南アジア9カ国・83カ所のアートスペースを巡る

Art Center Ongoing代表の小川希が、2016年の3か月間、東南アジア9か国を巡り、83か所のインディペンデントなアートスペースをリサーチした旅を記録した書籍の新装改訂版です。東南アジアのスペース情報の更新に加え、その多様なコレクティブのあり方に触発されて立ち上げた「Ongoing Collective」での実践と葛藤、そして可能性について綴られたテキストを新たに収録しました。

*本書の販売は終了いたしました。PDFダウンロードにてお読みいただけます(2022年1月26日)。

もくじ

はじめに

Republic of the Philippines
01 Artery Art Space
02 Green Papaya Art Projects
03 Post
04 98B COLLABoratory
05 Kalye Art Gallery
06 Neo-Angono
07 Project 20
08 Los Otros
09 VOCAS (Victor Oteyza Community Art Space)
10 Ili-likha Artist Village
11 Gallery Orange
12 Kape ALBARAKO
13 Margaha Beach Resort
14 Kapitana Gallery
15 FitStop Bites and Bikes
16 Capricho Art Café
17 Turtle’s Nest

Republic of Indonesia
18 KRACK!
19 KUNCI Cultural Studies Center
20 Ruang MES 56
21 Cemeti Art House
22 Lifepatch
23 Ace House Collective
24 Lir Space
25 Papermoon Puppet Theatre
26 Taring Padi
27 SURVIVE!garage
28 kebun bibi art books coffee
29 Kedai Kebun Forum
30 C2O library&collabtive
31 WAFT Lab
32 Forum Lengteng
33 Serrum
34 ruangrupa
35 Kineruku
36 PLATFORM3
37 Ruang Gerilya
38 Salasar Sunaryo Art Space
39 Tobucil & Klabs
40 Omuniuum

Thailand
41 Chiang Mai Art Conversation(CAC)
42 The Godung
43 Gallery Seescape
44 Angkrit Gallery
45 Art Bridge Chiang Rai
46 Ne’na Contemporary Art Space
47 The Land Foundation
48 Pongnoi Community Art Space
49 Maa in Soi
50 Lyla Gallery
51 Documentary Arts Asia
52 Ung Shop Gallery Film.
53 The Reading Room Bangkok
54 Speedy Grandma

Lao People’s Democratic Republic
55 i:cat gallery

Republic of the Union of Myanmar
56 New Zero Art Space
57 Studio Square-Thailand

Thailand
58 Baan Noorg Collaborative Arts&Culture
59 Tentacles

Republic of Singapore
60 Post-Museum
61 Grey Project

Malaysia
62 Kelab Bangsar Utama
63 Rumah Titi
64 Findars 無限發掘
65 HOM Art Trans
66 Live Fact
67 REAL WORKS
68 Lostgens’ Contemporary Art Space
69 Rumah Api

Socialist Republic of Viet Nam
70 Dia Project
71 GiantStep Urban Art Gallery
72 Sàn Art
73 The Factory Contemporary Arts Center
74 Zero Station
75 New Space Arts Foundation
76 Nhà Sàn Collective
77 Six Space
78 Manzi
79 Heritage Space

Kingdom of Cambodia
80 SA SA BASSAC
81 JavaArts
82 Sa Sa Art Projects
83 The 1961 Coworking and Art Space

おわりに
「おわりに」の「つづきに」

‘Home’ in Tokyoー確かさと不確かさの間で生き抜く

Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。2019年度に立ち上がった3つのスタディのうちの一つがこの「スタディ3 ‘Home’ in Tokyo」でした。

このスタディでは、さまざまな環境や条件のなか、自分のHomeと感じられる工夫をして生き抜く人々の日々の実践に着目し、自分や他者にとってのHomeのありようを理解するための態度や方法を学び、映像作品(プロトタイプ)をつくりました。本書では、スタディの歩みと各作品の内容を収録しています。

もくじ

イントロダクション

‘Home’が揺らぐとき 大橋香奈

ナビゲーター、マネージャー紹介
ゲスト講師
参加メンバー紹介

活動日記
作品ノート
参考資料

マネージャーメッセージ 上地里佳

編集後記 ジョイス・ラム

東京プロジェクトスタディ パンフレット

「東京プロジェクトスタディ」は、“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、ナビゲーターがチームをつくり、リサーチや実験を繰り返しながらそのプロジェクトの核をつくる試みです。約半年をかけて、複数のプロジェクト“スタディ”(勉強、調査、研究、試作)を展開します。その歩みや、ナビゲーターの声を紹介するパンフレットです。

いま「合奏」は可能か?─心・技・体を整えて広場にのぞむために

アートプロジェクトの現場で起こりうる屋外などの公共空間での音楽の演奏にあたり、公共空間における音楽のあり方についての調査や、音量に関する規制の成り立ちの分析を行うプログラム。5人のさまざまな領域の専門家に、音楽が奏でられる空間での共生のあり方をインタビューし、その気づきや方法論を一冊にまとめました。

もくじ

チューニング 清宮陵一

公共空間×法律 齋藤貴弘(弁護士)
公共空間×まちづくり 飯石藍(公共空間プロデューサー)
公共空間×宗教 近江正典(僧侶)
公共空間×医療 稲葉俊郎(医師)
公共空間×音響 ZAK(サウンドエンジニア)

続・東京でつくるということ わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する

Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。2019年度に立ち上がったスタディのうちの一つが「スタディ1 続・東京でつくるということ」です。このスタディでは、2019年に東京で行われたアートプロジェクトを事例として取り上げ、「観察者・記述者」としてフィールドワークを行い、参加者一人ひとりが「東京でつくる」を巡ってテーマを決め、半年間かけて1本のエッセイを執筆しました。

本書は、スタディ1の活動記録およびメンバー全員の「東京でつくる」を巡るエッセイをまとめたものです。

目次

東京プロジェクトスタディ1 続・東京でつくるということ(概要)
わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する(参加者募集のメッセージより)
ナビゲーターメッセージ「鹿、山、わたし」石神 夏希

スタディ活動記録(レポート:高須賀 真之)
第1回:2019.8.24/はじまりは、からだの自己紹介
第2回:2019.9.4/「問い」に気づく
Column 「しっくりくる場所」高須賀 真之
第3回:2019.9.7/フィールドワーク
第4回:2019.10.3/進捗共有会
第5回:2019.10.26/Oeshikiを終えて
第6回:2019.11.23/ゲストとの対話❶ 韓 亜由美
第7回:2019.12.7/ゲストとの対話❷ 熊倉 敬聡、長島 確
Column 「東京でつくる前に」石神 夏希
第8回:2020.1.11/最後の活動日
第9回 全体共有会:2020 .1.19/朗読「続・東京でつくるということ」
Column 「私の、あなたの、立っている場所からスタディがはじまる」嘉原 妙

スタディ1メンバーによる「東京でつくる」を巡るエッセイ集

東京プロジェクトスタディ アーカイブサイト

東京プロジェクトスタディは、Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」で展開する、アートプロジェクトの核をつくるための実践です。“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、ナビゲーターが参加者とともにチームをつくり、スタディ(勉強、調査、研究、試作)を重ねます。

2018年度は、アーティスト、ディレクター、プロジェクトの事務局など、関心や属性の異なる5組の「つくり手」がナビゲーターを担当。それぞれのスタディには、東京アートポイント計画のプログラムオフィサーが伴走し、学びのサポートをしました。このウェブサイトでは、それぞれのスタディがどのように「何かをつくる手前の時間」を過ごしたのかを記録しています。

何を、誰と、どのように向き合ったのか。スタディの活動と、同時期に並走するナビゲーターたちの創作活動に目を向け、各活動日のレポート記事や関連資料をはじめ、スタディを進めるなかで出てきたキーワードやつぶやきなども掲載しています。

東京プロジェクトスタディ1 「東京でつくる」ということ エッセイ集

“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、様々な表現者の問題意識や追求したいことを出発点にチームを立ち上げ、議論、リサーチ、試作を重ねてきた「東京プロジェクトスタディ」。2018年度にはじまったこのプログラムでは、5組のナビゲーターとともに5つのスタディに取り組みました。

そのなかのひとつ、参加者12名が「東京とは?」「つくるとは?」という問いと向き合い、他者と自分自身との対話を通してて、逡巡しながらも言葉にすることに挑戦し書き上げたエッセイを一冊にまとめました。一人5本ずつ、それぞれがテーマを設定し、ときにはナビゲーターから投げかけられたテーマを糸口に執筆した全60本のエッセイには、「東京でつくる」ということへの思考の鍛錬とその姿勢が表れています。

*本書の一部に誤りがありました。以下の通り、訂正しお詫び申し上げます。
p.93 3段落3行目 (誤)映画館cinema M → (正)映画館kinema M

もくじ

巻頭エッセイ〔東京ステイ日記〕
東京といつまで他人でいられるのか問題/石神夏希
東京プロジェクトスタディ
エッセイ抜粋集(選び手:石神夏希)
スタディ1「東京でつくる」ということ 開催概要
スタディ1「東京でつくる」ということ エッセイ集

Tokyo Art Research Lab 2010-2017 実績調査と報告

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が、2010年度から2017年度までに実施してきた「Tokyo Art Research Lab」。事業実績データの分析や関係者へのヒアリング調査、受講生へのアンケート調査を行うとともに、その結果を基にした検証、考察をすることにより、8か年の事業の結果(アウトプット)、成果(アウトカム)、波及効果(インパクト)を総括するための調査報告書です。

もくじ

はじめに 調査について

第1部 事業実績分析

第2部 インタビュー調査
森 司・坂本有理
橋本誠・及位友美・坂田太郎
熊倉純子
帆足亜紀
若林朋子

第3部 アンケート調査
思考と技術と対話の学校(2014-2017)受講生

第4部 鼎談 結果を踏まえて

アートプロジェクトを紡ぐ─伝える・ひらく・つなげるためのヒント集

アートプロジェクトを伝えるのは難しい。プロジェクトの取り組みや魅力をどのように他者に伝え、届けることが可能か? そんな問いからはじまったTokyo Research Lab「思考と技術と対話の学校」の連続講座「言葉を紡ぐ」「体験を紡ぐ」。7か月にわたり、アートプロジェクトの運営者、アーティストや編集者、ライター、ツアーガイドなど紡ぐ実践者とともに、「アートプロジェクトを紡ぐとは?」について考える時間を持ちました。

本書は、講座のエッセンスを抽出した「紡ぐ」ためのヒント集です。

もくじ

アートプロジェクトを紡ぐヒントを探る
本書の使い方

1章 なぜアートプロジェクトは紡ぎにくいのだろう
2章 言葉で紡ぐ
3章 体験で紡ぐ

2017年度 思考と技術と対話の学校「言葉を紡ぐ」「体験を紡ぐ」講座一覧
あとがき
ブックリスト
編集後記

東京アートポイント計画 2009-2016 実績調査と報告

2009年に始動した東京アートポイント計画。事業実績データや共催団体へのアンケート調査のデータ分析、共催団体に対するヒアリング調査を行い、その結果を検証、考察をすることにより、8か年の事業の結果(アウトプット)、成果(アウトカム)、波及効果(インパクト)を総括するための調査報告書です。

もくじ

はじめに 調査について

第1部 事業実績分析

第2部 アンケート調査

第3部 インタビュー調査
小川 希 (一般社団法人Ongoing)
宮下美穂 (NPO法人アートフル・アクション)
渡邉梨恵子、富塚絵美 (一般社団法人谷中のおかって)
長島 確 (一般社団法人ミクストメディア・プロダクト)
舟橋左斗子、渡辺孝明 (足立区)

第4部 鼎談:結果を踏まえて