「東京アートポイント計画」と「Tokyo Art Research Lab」が発行した3種のドキュメントと、東京アートポイント計画のプログラムオフィサーによる2020年度の企画や活動を掲載したレターです。
資料室/プロジェクト(管理用): TARL
谷中流アートマネジメント ―非合理で過剰―
2009年から2013年にかけて、台東区谷中界隈を舞台に行われた『ぐるぐるヤ→ミ→プロジェクト』は、既存のマネジメントのセオリーにおさまらない、非合理で過剰ともいえる対話のプロセスによって成立するアートプロジェクトでした。
本書では、立ち上げから10余年の歳月を経たいま、あらためてプロジェクトを俯瞰してみることで関係者の当時の想いや狙いについて言語化を試みました。
ギリギリまで何が出てくるかは分からない。でもそれがすごく芸術的醍醐味のある現場になっていく。
(p.65)
目次
- はじめに
谷中で何が起こったのか? - 3人のキーパーソンにインタビュー
- 谷中のおかって代表&ぐるヤミ事務局長 渡邉梨恵子
- パフォーマンスを追求するおかって総合ディレクター 富塚絵美
- アートマネジメントの現場と人材を育成した教育者 熊倉純子
- 谷中の土壌
- 活動のきろく
- あとがき
外国ルーツの若者と歩いた10年
「移民」の若者たちを異なる文化をつなぐ社会的資源と捉え、アートプロジェクトを通じた若者たちのエンパワメントを目的とする『Betweens Passport Initiative』。東京アートポイント計画では2016年から3年間、一般社団法人kuriyaと共にプロジェクトを展開しました。
本書はkuriyaの代表理事・海老原周子が、これまでの自身の取り組みから見えてきたものをまとめた一冊です。外国ルーツの若者を取り巻く現状やワークショップの現場で見えてきた課題、次の10年に向けて取り組むべきことの提案などを、活動の記録とともに記しています。
「共につくる・共に歩む」
(p.25)
と、言葉ではきれいにつづることができても、現実はそんなに簡単ではない。たくさんの乗り越えられない壁や理解できない互いの違い、そういったものに戸惑い、ぶつかり、限界を感じながら、それでも歩んでいかなければならない。その中でどれだけ共通の記憶を持つことができるかが、多文化共生を進めていく中で一つの鍵を握っていると考えられる
目次
- まえがき
- 序章 きっかけとしてのアート体験
- 第1章 2019年までの状況と課題
- 第2章 社会包摂の仕組みを考える
- 第3章 コロナ危機における外国ルーツの子供たち
- 第4章 活動のきろく
- 終章 今から10年後の2030年になったら
事務局による事務局のためのジムのような勉強会 ジムジム会のひらきかた
東京アートポイント計画では、共催しているNPOとともに、プロジェクトを運営する事務局に必要なテーマを学び合うネットワーキング型の勉強会「事務局による事務局のためのジムのような勉強会」(通称:ジムジム会)を行っています。ジムジム会とは何なのか。なぜはじまり、何をどのように行い、どのような効果があるのか。「ジムジム会のひらきかた」を、実際にあったエピソードをもとに、漫画のなかでキャラクターたちがご案内します。
あなたの活動が抱える悩みを解決してくれるのは、有名な先生や 分厚いハウツー本ではなくて、自分達と似たような活動をする「おとなりさん」かもしれません。まずは似た仲間を見つけて声をかけ、 一緒に考える勉強会をひらくのはどうでしょう?
(「はじめに」より)
目次
- まんが ジムジム会ができるまで
- 7つのポイント ジムジム会のひらきかた
- まんが ジムジム会ができたあと
- ジムジム会 開催一覧
Words Binder 2020/Box+Letter
多種多様な形態で、それぞれ異なる目的をもつドキュメントブックを、どのように届ければ手に取ってくれたり、効果的に活用したりしてもらえるのか。アートプロジェクトから生まれた発行物の届け方を研究・開発して生まれた、「言葉」を届けるためのメディアです。
【新装改訂版】 東南アジアリサーチ紀行―東南アジア9カ国・83カ所のアートスペースを巡る
Art Center Ongoing代表の小川希が、2016年の3か月間、東南アジア9か国を巡り、83か所のインディペンデントなアートスペースをリサーチした旅を記録した書籍の新装改訂版です。東南アジアのスペース情報の更新に加え、その多様なコレクティブのあり方に触発されて立ち上げた「Ongoing Collective」での実践と葛藤、そして可能性について綴られたテキストを新たに収録しました。
*本書の販売は終了いたしました。PDFダウンロードにてお読みいただけます(2022年1月26日)。
目次
- はじめに
- Republic of the Philippines
- 01 Artery Art Space
- 02 Green Papaya Art Projects
- 03 Post
- 04 98B COLLABoratory
- 05 Kalye Art Gallery
- 06 Neo-Angono
- 07 Project 20
- 08 Los Otros
- 09 VOCAS (Victor Oteyza Community Art Space)
- 10 Ili-likha Artist Village
- 11 Gallery Orange
- 12 Kape ALBARAKO
- 13 Margaha Beach Resort
- 14 Kapitana Gallery
- 15 FitStop Bites and Bikes
- 16 Capricho Art Café
- 17 Turtle’s Nest
- Republic of Indonesia
- 18 KRACK!
- 19 KUNCI Cultural Studies Center
- 20 Ruang MES 56
- 21 Cemeti Art House
- 22 Lifepatch
- 23 Ace House Collective
- 24 Lir Space
- 25 Papermoon Puppet Theatre
- 26 Taring Padi
- 27 SURVIVE!garage
- 28 kebun bibi art books coffee
- 29 Kedai Kebun Forum
- 30 C2O library&collabtive
- 31 WAFT Lab
- 32 Forum Lengteng
- 33 Serrum
- 34 ruangrupa
- 35 Kineruku
- 36 PLATFORM3
- 37 Ruang Gerilya
- 38 Salasar Sunaryo Art Space
- 39 Tobucil & Klabs
- 40 Omuniuum
- Thailand
- 41 Chiang Mai Art Conversation(CAC)
- 42 The Godung
- 43 Gallery Seescape
- 44 Angkrit Gallery
- 45 Art Bridge Chiang Rai
- 46 Ne’na Contemporary Art Space
- 47 The Land Foundation
- 48 Pongnoi Community Art Space
- 49 Maa in Soi
- 50 Lyla Gallery
- 51 Documentary Arts Asia
- 52 Ung Shop Gallery Film.
- 53 The Reading Room Bangkok
- 54 Speedy Grandma
- Lao People’s Democratic Republic
- 55 i:cat gallery
- Republic of the Union of Myanmar
- 56 New Zero Art Space
- 57 Studio Square-Thailand
- Thailand
- 58 Baan Noorg Collaborative Arts&Culture
- 59 Tentacles
- Republic of Singapore
- 60 Post-Museum
- 61 Grey Project
- Malaysia
- 62 Kelab Bangsar Utama
- 63 Rumah Titi
- 64 Findars 無限發掘
- 65 HOM Art Trans
- 66 Live Fact
- 67 REAL WORKS
- 68 Lostgens’ Contemporary Art Space
- 69 Rumah Api
- Socialist Republic of Viet Nam
- 70 Dia Project
- 71 GiantStep Urban Art Gallery
- 72 Sàn Art
- 73 The Factory Contemporary Arts Center
- 74 Zero Station
- 75 New Space Arts Foundation
- 76 Nhà Sàn Collective
- 77 Six Space
- 78 Manzi
- 79 Heritage Space
- Kingdom of Cambodia
- 80 SA SA BASSAC
- 81 JavaArts
- 82 Sa Sa Art Projects
- 83 The 1961 Coworking and Art Space
- おわりに
「おわりに」の「つづきに」
‘Home’ in Tokyoー確かさと不確かさの間で生き抜く
Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。2019年度に立ち上がった3つのスタディのうちの一つがこの「スタディ3 ‘Home’ in Tokyo」でした。
このスタディでは、さまざまな環境や条件のなか、自分のHomeと感じられる工夫をして生き抜く人々の日々の実践に着目し、自分や他者にとってのHomeのありようを理解するための態度や方法を学び、映像作品(プロトタイプ)をつくりました。本書では、スタディの歩みと各作品の内容を収録しています。
目次
- イントロダクション
- ‘Home’が揺らぐとき 大橋香奈
- ナビゲーター、マネージャー紹介
- ゲスト講師
- 参加メンバー紹介
- 活動日記
- 作品ノート
- 参考資料
- マネージャーメッセージ 上地里佳
- 編集後記 ジョイス・ラム
東京プロジェクトスタディ パンフレット
「東京プロジェクトスタディ」は、“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、ナビゲーターがチームをつくり、リサーチや実験を繰り返しながらそのプロジェクトの核をつくる試みです。約半年をかけて、複数のプロジェクト“スタディ”(勉強、調査、研究、試作)を展開します。その歩みや、ナビゲーターの声を紹介するパンフレットです。
いま「合奏」は可能か?─心・技・体を整えて広場にのぞむために
アートプロジェクトの現場で起こりうる屋外などの公共空間での音楽の演奏にあたり、公共空間における音楽のあり方についての調査や、音量に関する規制の成り立ちの分析を行うプログラム。5人のさまざまな領域の専門家に、音楽が奏でられる空間での共生のあり方をインタビューし、その気づきや方法論を一冊にまとめました。
目次
- チューニング 清宮陵一
- 公共空間×法律 齋藤貴弘(弁護士)
- 公共空間×まちづくり 飯石藍(公共空間プロデューサー)
- 公共空間×宗教 近江正典(僧侶)
- 公共空間×医療 稲葉俊郎(医師)
- 公共空間×音響 ZAK(サウンドエンジニア)
続・東京でつくるということ わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する
Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。2019年度に立ち上がったスタディのうちの一つが「スタディ1 続・東京でつくるということ」です。このスタディでは、2019年に東京で行われたアートプロジェクトを事例として取り上げ、「観察者・記述者」としてフィールドワークを行い、参加者一人ひとりが「東京でつくる」を巡ってテーマを決め、半年間かけて1本のエッセイを執筆しました。
本書は、スタディ1の活動記録およびメンバー全員の「東京でつくる」を巡るエッセイをまとめたものです。
目次
- 東京プロジェクトスタディ1 続・東京でつくるということ(概要)
- わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する(参加者募集のメッセージより)
- ナビゲーターメッセージ「鹿、山、わたし」石神 夏希
- スタディ活動記録(レポート:高須賀 真之)
- 第1回:2019.8.24/はじまりは、からだの自己紹介
- 第2回:2019.9.4/「問い」に気づく
- Column 「しっくりくる場所」高須賀 真之
- 第3回:2019.9.7/フィールドワーク
- 第4回:2019.10.3/進捗共有会
- 第5回:2019.10.26/Oeshikiを終えて
- 第6回:2019.11.23/ゲストとの対話❶ 韓 亜由美
- 第7回:2019.12.7/ゲストとの対話❷ 熊倉 敬聡、長島 確
- Column 「東京でつくる前に」石神 夏希
- 第8回:2020.1.11/最後の活動日
- 第9回 全体共有会:2020 .1.19/朗読「続・東京でつくるということ」
- Column 「私の、あなたの、立っている場所からスタディがはじまる」嘉原 妙
- スタディ1メンバーによる「東京でつくる」を巡るエッセイ集