ひののんフィクション記録集 Hinononfiction/document

首都大学東京インダストリアルアートコースのアート&デザイン社会システムコアが中心となって、東京文化発信プロジェクト事業「学生とアーティストによるアート交流プログラム」の一環として、日野市内にある自然体験広場を拠点に展開したアートプログラム。3組のアーティストが場所を読み解き、ワークショップや作品を展開しました。

※本書は「学生とアーティストによるアート交流プログラム(Student Artist Partnership)」(2009年度)の一環として制作されました。

目次

《旧蚕糸試験場 フロッタージュ・プロジェクト2010》―岡部昌生
【シンポジウム】ここに蚕糸試験場があった
言葉でつむぐひののんフィクション
 <「ひののんフィクション」は何を企てなにをなしとげ得たか> 長田謙一
 <つむぐという行為> 太田泰友
 <無形象化するアート―時間・空間・方法> 山口祥平
 <特別寄稿>熊澤修/藤浪里佳/佐伯直俊
《糸の家》―奥健祐+鈴木雄介
《森に汽車を走らせる》―wah
【シンポジウム】アートでつむぐ

「学生とアーティストによるアート交流プログラム」パイロット事業 報告書 OPEN THEATRE MUSEUM

「OPEN THEATRE MUSEUM」は、「学生とアーティストによるアート交流プログラム」のパイロット事業の一環として行われたプロジェクトです。東京芸術劇場が、野田秀樹芸術監督就任記念プログラムとして同劇場のアトリウム前広場にアーティスト・日比野克彦の作品である[But-a-l]というヒノキの舞台を設置し、約3か月間、公演やパフォーマンスを行いました。[But-a-l]とは、およそ2800本もの尾鷲ヒノキの間伐材で組み上げられた、客席と舞台が一体となっている劇場型空間作品です。学生たちは、発表だけでなく稽古場やワークショップの場としても[But-a-l]を使用し、池袋西口を行き交う多くの通行人に見守られながら、自分たちの表現を模索しました。この記録集では、その公演期間中の写真記録とともに、各団体の紹介・感想も掲載しています。

目次

NODA meets HIBINO
OPEN THEATRE MUSEUM
 「楽日初日」初日
 ダンダ[Tamaknit]
 いんぐ[うどんこさん(近藤良平プレゼンツ)]
 LAND WEAR workshop[衣装制作ワークショップ]
 「楽日初日」中日 東京公演
 実感のなぞの実感 走れメロス[HIT]
 いけぶくろの動物園[ユトリロユルリトotm(たにかわまいこ×立教大学の学生たち×武田力produce)]
 「楽日初日」楽日
 火の鳥[劇団 提灯検査]
 『身体表現Ⅲ』演習課題 紙袋パフォーマンス[多摩美術大学映像演劇学科『身体表現Ⅲ』履修者チーム]
 いろいろな手[鹿と猿の]
 健康少年[健康少年製作委員会]
 野生の王国[タヤマップ]
 サキハジ/901[まくらとジョーロ+音の人々]
 鉄壁の穴[下司尚実]
 「楽日初日」中日 特別編 莇平公演
OPEN THEATRE MUSEUMに至るまでの背景
 資料1「ホーム→アンド←アウェー」方式
 資料2「楽日初日」

ぐるぐるヤ→ミ→プロジェクト 谷中妄想ツァー!!

「谷中妄想ツァー!!」(※1・2)とは、アートを媒介としてさまざまな立場から誰もが参加できる、参加型パフォーマンスツアーです。拠点形成を通じて若手表現者とのネットワークを醸成し、同時に地域の協力者を得ながら表現の場をコーディネートすることにより、若手表現者の飛躍の瞬間を谷中のまちを舞台につくりあげる試みです。
このDVDでは、2009年秋に行われた「ツァー!!」の様子を収録しています。
※1 妄想…根拠なくあれこれ想像すること
※2 ツァー!!…ツアーがよりアーティスティックに進化したもの。

※本書は、東京アートポイント計画「学生とアーティストによるアート交流プログラム(Student Artist Partnership)」(2009年度)の一環として制作されました。

LOBBY―はじまりの場を創る

墨東エリアで開催されたアートプロジェクト『墨東まち見世2009』において展開された『墨東まち見世ロビー』は、劇作家の岸井大輔が、京島のキラキラ橘商店街にある店舗を借りて住みこみ、まち見世会期の100日間ノンストップで運営した場です。まち見世プロジェクト全体の案内所の役割を果たしながら、アーティスト、来場者、地域の人々を巻き込むことで、会期の終了後も自主的な活動が展開される場となるようあらかじめ目指されていました。岸井によれば、これは『東京の条件』と名付けられた連作のWORK1であり、上映時間100日間の演劇です。この本では、ロビーに関わる多様な人物と岸井がロビーを振り返り、そのコミュニケーションをなるべくそのまま再現し、ロビーの100日間が何であったかを検証する、ロビーの批評的記録です。

※本書は、東京アートポイント計画「岸井大輔プロジェクト『東京の条件』」(2009~2011年度)の一環として制作されました。

目次

この本について

WORK
 作品という概念による試考
 WORK1 対談 ティトス・スプリー×岸井大輔
 キラキラたちばなし①天よし
 WORK2 対談 石田喜美×柳沢望[前編]
 キラキラたちばなし②さがみ庵
 WORK3 対談 北川貴好×岸井大輔
 キラキラたちばなし③味彩たかはし

THOUGHT
 はじまりの記録の不可能性と必要性

ACT
 活動を検討するための整理
 ACT1 対談 武藤大祐×岸井大輔
 キラキラたちばなし④みっちゃん
 ACT2 対談 石田喜美×柳沢望[後編]
 キラキラたちばなし⑤あん吉
 ACT3 対談 三宅航太郎×岸井大輔
 キラキラたちばなし⑥アンジェ

DATA
 労働(LABOUR)による資料の記述
 『墨東まち見世ロビー』とその周辺の作品・イベント
 『ロビー通信』抄録
 『墨東まち見世ロビー』周辺マップ&間取り図

あとがき

谷中放談~アートのお仕事~記録集

1997年にスタートした<アートリンク 上野ー谷中>に関わるキュレーターやデザイナー、ギャラリー運営者などをゲストとして招いたトークシリーズ。ゲストと聞き手そして観客が膝をつきあわせて気軽に話ができる場にしたいと、タイトルは「谷中放談」と名づけられ、会場にはゲストに所縁のある場所や谷中に残る古い町屋が選ばれました。聞き手は、アートリンク立ち上げ当初からゲストをよく知る実行委員会が担当しました。本記録集は、当日のトークのなかから一部分を抜粋するかたちでまとめています。

※本書は「学生とアーティストによるアート交流プログラム(Student Artist Partnership)」(2009年度)の一環として制作されました。

目次

谷中放談~アートのお仕事~<アートリンク 上野-谷中>実行委員会
窪田研二 インディペンデントキュレーター
木下史青 東京国立博物館デザイン室長
宗政浩二 美術家
荒谷智子・浦野むつみ アラタニウラノ代表
白石正美 スカイ・ザ・バスハウス代表

WHAT AM I DOING HERE? 5Paths:Workshops and Talks|何を/私は/ここで? ワークショップとトーク 5つの小径

2009年12月から2010年2月にかけて、土地をめぐる言葉/東京を見つめる/場所の知覚/身体知覚/「私」と「世界」のつながり、という5つの主題を設定し、それぞれについてワークショップとトークを行いました。アーティストの視点を共有し学ぶことによって、旅をするように東京を歩きたい。そんな希望をこめた全5回の活動の様子の記録集です。参加者は、詩を書く、写真を撮る、測量する、身体を使う、私を探る、という主題にとりくみ、未知の「方法」を学び経験しました。

目次

01 土地をめぐる言葉
02 東京を見つめる
03 場所の知覚
04 身体感覚
05 「私」と「世界」のつながり

LIFE ON BOARD TOKYO 09-10 水辺をひらく アートでひらく~都市の新たな水上経験~トークイベント記録集

「都市に新たな水上経験を」をモットーに、都市の水辺を楽しくしようと活動しているBOAT PEOPLE Association(BPA)と東京文化発信プロジェクト室が共催したトークイベントの記録集です。世界各地の水辺を使ったアートプロジェクトの先行事例や東京の水辺の現在を紹介し、アートを通じて東京の水辺を活性化し、楽しめるアートプロジェクトの可能性を、アーティストと共に考えました。

目次

第一部
水辺のアートヒストリー
東京の水辺とアート活動について

第二部
アーティストによる東京の水辺を使用したアート作品のプレゼンテーション

第三部
BOAT PEOPLE Associationとアーティストによるディスカッション

土方巽 「病める舞姫」を秋田弁で朗読する〔米山九日生少年に捧ぐ〕

舞踏家・土方巽が故郷・秋田で過ごした少年時代の記憶を綴った『病める舞姫』を、舞台経験のない学生とプロの役者たちとが秋田弁で朗読し、上演した試みの記録集。朗読テキストの抜粋や、この試みについての考察、参加者の声などをまとめました。

目次

ごあいさつ
演出者・出演者紹介
「病める舞姫」を読んでみた
「病める舞姫」の東北
土方巽『病める舞姫』朗読テキスト(抜粋)
秋田への旅
ワークショップ・ノート