児童館を、オルタナティブな表現活動の場にする
こどもとアーティストが出会う場をつくる試みとして「児童館」にアーティストを呼び、創作・表現のための「作業場」として活用するプロジェクト。練馬区内の児童館職員、 小中高生、アーティストが交流・協働し、プログラムの企画・実施や児童館の広報活動などに取り組む。児童館をオルタナティブな芸術・自治・教育の場とし、新たな放課後の文化環境やネットワークづくりを目指す。
撮影:ただ(ゆかい)
撮影:ただ(ゆかい)
Nadegata Instant Party (ナデガタインスタントパーティー)「全自動児童館」
※ 共催団体は下記の通り変遷
- 2009~2011年:アーティスト・イン・児童館実行委員会
- 2012~2013年:特定非営利活動法人アーティスト・イン・児童館、練馬区教育委員会
アートプロジェクトの担い手たちのラボ
「ROOM302」は、東京都千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」の3階にアーツカウンシル東京が開設し、2010年から2023年3月15日まで運営を続けていたアートプロジェクトの担い手たちの活動拠点です。
イベントやレクチャー、アーカイブ、打ち合わせ、あるいはさまざまな実験的な活動を試みる場として多くの人々が活用し、2020年には映像の収録・配信ができるスタジオ「STUDIO302」を開設しました。
首都大学東京インダストリアルアートコースのアート&デザイン社会システムコアが中心となって、「学生とアーティストによるアート交流プログラム」の一環として、日野市内にある自然体験広場を拠点に展開したアートプログラム。3組のアーティストが場所を読み解き、ワークショップや作品を制作しました。
目次
- 《旧蚕糸試験場 フロッタージュ・プロジェクト2010》 岡部昌生
- 【シンポジウム】ここに蚕糸試験場があった
- 言葉でつむぐひののんフィクション
- <「ひののんフィクション」は何を企てなにをなしとげ得たか> 長田謙一
- <つむぐという行為> 太田泰友
- <無形象化するアート―時間・空間・方法> 山口祥平
- <特別寄稿> 熊澤 修、藤浪里佳、佐伯直俊
- 《糸の家》 奥 健祐+鈴木雄介
- 《森に汽車を走らせる》 wah document
- 【シンポジウム】アートでつむぐ
「OPEN THEATRE MUSEUM」は、「学生とアーティストによるアート交流プログラム」のパイロット事業の一環として行われたプロジェクトです。東京芸術劇場が、野田秀樹芸術監督就任記念プログラムとして同劇場のアトリウム前広場にアーティスト・日比野克彦の作品である[But-a-l]というヒノキの舞台を設置し、約3か月間、公演やパフォーマンスを行いました。
[But-a-l]とは、およそ2800本もの尾鷲ヒノキの間伐材で組み上げられた、客席と舞台が一体となっている劇場型空間作品。学生たちは、発表だけでなく稽古場やワークショップの場としても使用し、池袋西口を行き交う多くの通行人に見守られながら、自分たちの表現を模索しました。
本書では、公演期間中の写真記録とともに、各団体の紹介・感想も掲載しています。
目次
- NODA meets HIBINO
- OPEN THEATRE MUSEUM
- 「楽日初日」初日
- ダンダ[Tamaknit]
- いんぐ[うどんこさん(近藤良平プレゼンツ)]
- LAND WEAR workshop[衣装制作ワークショップ]
- 「楽日初日」中日 東京公演
- 実感のなぞの実感 走れメロス[HIT]
- いけぶくろの動物園[ユトリロユルリトotm(たにかわまいこ×立教大学の学生たち×武田 力produce)]
- 「楽日初日」楽日
- 火の鳥 [劇団 提灯検査]
- 『身体表現Ⅲ』演習課題 紙袋パフォーマンス[多摩美術大学映像演劇学科『身体表現Ⅲ』履修者チーム]
- いろいろな手[鹿と猿の]
- 健康少年[健康少年製作委員会]
- 野生の王国[タヤマップ]
- サキハジ/901[まくらとジョーロ+音の人々]
- 鉄壁の穴[下司尚実]
- 「楽日初日」中日 特別編 莇平公演
- OPEN THEATRE MUSEUMに至るまでの背景
- 資料1 「ホーム→アンド←アウェー」方式
- 資料2 「楽日初日」
「谷中妄想ツァー!!」とは、アートを媒介としてさまざまな立場から誰もが参加できる、参加型パフォーマンスツアーです。「妄想」とは、根拠なくあれこれ想像すること。「ツァー!!」とは、ツアーがよりアーティスティックに進化したものを意味しています。
拠点形成を通じて若手表現者とのネットワークを醸成し、同時に地域の協力者を得ながら表現の場をコーディネートすることによって、若手表現者の飛躍の瞬間を谷中のまちを舞台につくりあげる試みです。2009年度に行われた「ツァー!!」の様子を収録しています。
墨東エリアで開催されたアートプロジェクト『墨東まち見世2009』において展開された『墨東まち見世ロビー』は、劇作家の岸井大輔が、京島のキラキラ橘商店街にある店舗を借りて住みこみ、まち見世会期の100日間ノンストップで運営した場です。まち見世プロジェクト全体の案内所の役割を果たしながら、アーティスト、来場者、地域の人々を巻き込むことで、会期の終了後も自主的な活動が展開される場を目指していました。
岸井によれば、これは『東京の条件』と名付けられた連作のWORK1であり、上映時間100日間の演劇。本書では、ロビーにかかわった人と岸井が活動を振り返り、そのコミュニケーションをなるべくそのまま再現し、100日間を検証する、批評的記録です。
目次
- この本について
- WORK
作品という概念による試考
- WORK1 対談 ティトス・スプリー×岸井大輔
キラキラたちばなし① 天よし
- WORK2 対談 石田喜美×柳沢 望[前編]
キラキラたちばなし② さがみ庵
- WORK3 対談 北川貴好×岸井大輔
キラキラたちばなし③ 味彩たかはし
- THOUGHT
はじまりの記録の不可能性と必要性
- ACT
活動を検討するための整理
- ACT1 対談 武藤大祐×岸井大輔
キラキラたちばなし④ みっちゃん
- ACT2 対談 石田喜美×柳沢 望[後編]
キラキラたちばなし⑤ あん吉
- ACT3 対談 三宅航太郎×岸井大輔
キラキラたちばなし⑥ アンジェ
- DATA
労働(LABOUR)による資料の記述
『墨東まち見世ロビー』とその周辺の作品・イベント
『ロビー通信』抄録
『墨東まち見世ロビー』周辺マップ&間取り図
- あとがき
1997年にスタートした「アートリンク 上野ー谷中」にかわるキュレーターやデザイナー、ギャラリー運営者などをゲストとして招いたトークシリーズ。ゲストと聞き手、そして観客が膝をつきあわせて気軽に話ができる場にしたいと、タイトルは「谷中放談」と名づけられ、会場にはゲストに所縁のある場所や谷中に残る古い町屋が選ばれました。聞き手は、アートリンク立ち上げ当初からゲストをよく知る実行委員会が担当。
本書は、当日のトークのなかから一部分を抜粋してまとめています。
目次
- 谷中放談~アートのお仕事~「アートリンク 上野-谷中」実行委員会
- 窪田研二(インディペンデントキュレーター)
- 木下史青(東京国立博物館 デザイン室長)
- 宗政浩二(美術家)
- 荒谷智子・浦野むつみ(アラタニウラノ 代表)
- 白石正美(スカイ・ザ・バスハウス 代表)