アートプロジェクト運営ガイドライン―運用版

2010年度に帆足亜紀(アートコーディネーター)がコーディネーターとなった連続ゼミ「プロジェクト運営 ぐるっと360度」で作成した『アートプロジェクト運営ガイドライン』を運用版として改訂しました。プロジェクトを運営する際の全体像を示す別紙の「運営ガイドラインマップ」、運営の流れに沿ったアウトプット例、各段階で決定すべき情報やそのために起こすべきアクションを連動させた、実践的な構成です。

もくじ

はじめに 帆足亜紀
プロジェクト運営ガイドラインの流れ
アートプロジェクトを運営する

アウトプット名:コンセプトペーパー
1|ブレーンストーミング
アウトプット名:企画書
2|プロジェクトの役割の明確化
3|企画

アウトプット名:実施計画書
4|準備(実施計画策定)
5|準備(広報)
6|準備(ゲスト)
7|準備(人)
8|準備(会場)
9|準備(資金)
10|準備(会計・経理)
11|準備(保険)
12|実施(事業)
13|実施(記録)

アウトプット名:実施報告書
14|報告
15|検証・評価

連続性・持続性のための留意点

運営ガイドラインマップ

ドキュメンテーション 国際シンポジウム 地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム

P+ARCHIVE事業で実施した「国際シンポジウム地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム」の各ゲストのプレゼンテーションの内容などを収録した記録集です。地域・社会にかかわるアート活動を記録し、その手法・スキルを相互に交換・共有し、ネットワークを構築することを目的とした国際シンポジウム。アメリカ、ドイツ、韓国、日本から芸術文化活動のアーカイブのエキスパートによるプレゼンテーションの内容を日英で収録しています。

もくじ

あいさつ Introduction
国際シンポジウムのコンセプト Concept of the Symposium
シンポジウムのスケジュール Schedule of the Symposium

アン・バトラー 場所と実践としてのアーカイブ現代アート・アーカイブの構築
Ann Butler Archives as Site and Practice On the Building of Contemporary Art Archives

リー・ヨンジュ 芸術活動アーカイブの社会的、教育的価値:アルコ・アーカイブ・コレクションの効果的な活用方法
Lee Youngjoo The Educational and Social Value of Art Archives: The Effective Use of the Arko Archive Collection

カーリン・シュテンゲル ドクメンタ・アーカイブ2013
Karin Stengel The documenta Archive in 2013

前田富士男 アート・アーカイヴ ー 情報化社会の新しい人文知にむけて
Fujio Maeda Art Archives for New Humanics – in the Information Society

伊藤達矢 「とびらプロジェクト」の活動とアーカイブの関係
Tatsuya Ito Activities of Tobira Project and its Relationship to the Archive

ディスカッション 質疑応答
国際シンポジウムを終えて
アンケートの回答結果
P+ARCHIVEの活動について The Activities of P+ARCHIVE
ドキュメンテーション
国際シンポジウム
地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム

PROJECT DESIGN 実践! プロジェクトデザイン講座− 新しい価値を生み出すための方法−

ロフトワーク代表・林千晶をコーディネーターとして実施した講座「実践!プロジェクトデザイン講座」のエッセンスをまとめた冊子です。プロジェクトを実践し、新しい価値を生み出したいときに、専門知識がなくても簡単に活用できる方法を収録しています。

もくじ

1|チームビルディング〜最適な組み合わせがイノベーションを生む〜
2|ブレインストーミング〜集合知を形にする方法〜
3|プロジェクトコンパス〜プロジェクトの羅針盤を作る〜
4|ラピッドプロトタイプ〜仮説検証のモデルを作る〜
5|プロトタイプテスト〜ユーザの体験からリーンに学習する〜
6|プレゼンテーション〜アイデアの魅力を効果的に伝える〜

アートプロジェクトのつかまえかた:「評価」のためのリサーチの設計と実践の記録

東京アートポイント計画プログラムオフィサーの佐藤李青をコーディネーターとして実施した「「評価」のためのリサーチの設計と実践」全5回のレクチャーが収録されています。

もくじ

はじめに:「評価」のためのリサーチの設計と実践

第Ⅰ部 アートプロジェクトを考えるために
Topic 1 ステイクホルダーと目的 臼井隆志
Topic 2 ドキュメントとアーカイブ 北澤 潤

第Ⅱ部 アートプロジェクトを捉えるために
Topic 3 記録・調査の体制づくり 吉澤弥生・辻並麻由
Topic 4 リサーチの手法 石幡 愛)
Topic 5 プロジェクトのインパクト 大澤寅雄

おわりに:アートプロジェクトをつかまえるために
開催概要

ROOM302

アートプロジェクトの担い手たちのラボ

「ROOM302」は、東京都千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」の3階にアーツカウンシル東京が開設し、2010年から2023年3月15日まで運営を続けていたアートプロジェクトの担い手たちの活動拠点です。

イベントやレクチャー、アーカイブ、打ち合わせ、あるいはさまざまな実験的な活動を試みる場として多くの人々が活用し、2020年には映像の収録・配信ができるスタジオ「STUDIO302」を開設しました。