見る、聞く、話す、感じる、そして考える

Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の一環として、宮城県の仙南芸術文化センター(えずこホール)と実施した「藤浩志とカンがえるワークショップ」の記録集です。参加者が美術家の藤浩志とともに被災地に赴き、そこで暮らす方や活動する方に話を聞きました。

もくじ

まえがき  僕らはいかに見えてなかったか。 藤 浩志

2011.06.28 山元町立山下中学校 渡邉修次校長
2011.06.29 南三陸町歌津地区 高橋七男さん宅
2011.06.29 女川町復興連絡協議会 副会長 鈴木敬幸さんほか
2011.09.02 リアス・アーク美術館 学芸員・山内宏泰さん
2011.09.03 七ヶ浜国際村 事業係長 鈴木裕治さん
2011.09.03 塩竈市 ビルドスペース 高田 彩さん
2011.11.12 遠刈田温泉 旅館源兵衛 佐藤久美子さん
2011.11.12 劇作家 篠原久美子さん
2011.11.13 青根温泉 旅館「とだ家」 納屋幸さん

あとがき  考える状況をつくる。 藤 浩志
ワークショップ参加者からのコメント

BOKU-to-TekuTeku まちみてマップ

「墨東まち見世」は、隅田川・荒川・北十間川によって囲まれた墨田区の北半分を占める地域「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として開催されたアートプロジェクトです。下町情緒が残る墨東エリアの路地などの文化資源を活用しながら、まちの魅力を引き出すアートプロジェクトや、まちづくりの視点をふまえたプログラムなどを展開しました。その墨東エリアに点在するギャラリーやアトリエを紹介するマップです。

三宅島大学 平成24年度大学案内

『三宅島大学』は、三宅島全体を「大学」に見立て、さまざまな学びの場を提供する仕組みをつくるプロジェクトです。『三宅島大学』の概要や年間のスケジュールを紹介した大学案内をつくりました。

鵜鳥神楽と水門

岩手県で行ったArt Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)における「普代村鵜島神楽継承プロジェクト」の一環で制作された冊子です。村の貴重な文化財「鵜島神楽」の次世代の担い手に向けたプログラムづくりのツールとして、写真とともに村の文化資源を紹介しています。

もくじ

普代

1 漁業
神社
神楽

2 子供
棲む
自然
水門

3  鵜島神楽

なんのためのアート

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、沿岸部を中心に甚大な被害をもたらし、その後、被災地では芸術文化にかかわるさまざまな活動が展開されました。その活動の一部を共有するとともに、震災という非日常を契機に生じたこれらの動きが、日常へ向かう今後の復興過程でどのような継続性を持ちうるのか? そもそも芸術文化には、どんな必要性や意義があるのだろう? 試みの報告を聞きながら、集まった者同士で考え合う、4時間半の場をひらきました。

*当日の様子は、3月11にちをわすれないためにセンターのウェブサイトで映像をご覧いただけます。

目次

復興への長い旅路、私たちはどこへ向けて航海を始めるのか
芸術銀河2012×Art Support Tohoku-Tokyo なんのためのアート
タイムテーブル
会場レイアウト
ワークシート
現場レポート
アンケート結果
事務局後記

ART SUPPORT TOHOKU-TOKYO PROJECT REPORT 2012

Art Support-Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)は、「東京緊急対策 2011」の一環として、現地のアートNPO等の団体やコーディネーターと連携し、地域の多様な文化環境の復興を支援することを目指しています。被災地域のコミュニティを再建するため、さまざまな分野の人々との交流プロセスを重視したアートプログラムや、その実施を支える仕組みづくりを行っています。本冊子は、その2012年度の取り組みの記録です。

『種は船 in 舞鶴』アーカイブプロジェクト 活動の記録 2012

リアルARTプロジェクト・アーカイビング実践に連動した、『種は船in舞鶴』をアーカイブ化するためのプロジェクトの記録集です。

もくじ

ごあいさつ
『種は船in舞鶴』プロジェクトとは?

『種は船』アーカイブプロジェクト
1|レコードマネジメント
2|資料の受け入れと目録の作成
3|デジタル撮影・スキャニング
4|保存容器への整理・保管

P+ARCHIVEレクチャー&ワークショップ2012 リアルART プロジェクト・アーカイビング実践
CASE STUDY 日比野克彦『 種は船 』プロジェクト
P+ARCHIVE レクチャー&ワークショップ 2012
レクチャー&ワークショップの年間スケジュール

『 船は種 アーカイブ準備室 』

Researcher’s voice

2012年から2013年にかけ実施したTokyo Art Research Lab(TARL)の講座や、さまざまなアートプロジェクトに関する情報を収録したニュースレターです。TARLの講座運営を担当しながら、受講生とともに学び、それをシェアするべく活動していたアートマネージャーの志望者「リサーチャー」が、TARLやアートプロジェクトに関するさまざまな情報をお届けするために制作しました。

もくじ

【vol.1】
・相関図を読み解く
・最新レポート
・秋冬はここへゆけ!
・コラム「あをば荘の人々」 吉川晃司

【vol.2】
・Tokyo Art Research Lab とは…?
・最新レポート
・受講者インタビュー
・「音まち千住の縁」初日突撃レポート!
・コラム「のみにけーしょん!」小澤恭子

【vol.3】
・アートプロジェクトの現場から〜 岩井 優(TERATOTERA参加アーティスト)×脇屋佐起子(TERAKKO)対談
・最新レポート
・拠点訪問! シャトー2Fから生まれる出来事
・コラム「ライブハウス音楽と現代美術」石井 萌

【vol.4】
・アートプロジェクトのしかけかた 北澤 潤(アーティスト)インタビュー
・最新レポート
・リサーチャーたちのまなざし
・コラム「図書館で素潜り」三木 茜

記録と調査のプロジェクト『船は種』に関する活動記録と検証報告

2010年〜2012年に開催した『種は船 in 舞鶴』を対象に、記録と調査の方法を設計・実施・検証することを目的に行われた「記録と調査のプロジェクト『船は種』」の報告書です。NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト(recip)を中心に編成されたチームが実践した記録と調査の成果が収録されています。

*ウェブサイトでは、もくじと第1部のみ公開をしています。

もくじ

第1部 記録と調査のプロジェクト『船は種』の活動記録と自己検証
—1章 はじめに
—2章 記録と調査のプロジェクト実施概要
—3章 当事者参加型・記録/調査プロジェクト『船は種』の設計と実施内容
—4章 記録と調査のプロジェクト自己検証

第2部 『船は種 in 舞鶴』「フネタネのつどい」
—1章 各種フォーマット
—2章 参加者の声—「ふりかえるシート」全テキスト
—3章 個人年表

第3部 『種は船 in 舞鶴』アンケート集計結果
—1章 「フネタネのつどい」参加者属性アンケート
—2章 『種は船 in 舞鶴』造船ワークショップ & 出港式 一般参加者アンケート

第4部『種は船 in 舞鶴』と『種は船〜航海プロジェクト from 舞鶴』をめぐる語り
—1章 インタビュー
—2章 対話
—3章 対談と報告会

日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年

熊倉純子(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教授)がコディネータとして開催した、アートプロジェクトを研究する公開講座「日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990-2010」「アートプロジェクトの研究」「日本型アートプロジェクトの歴史と現在Ⅱ—定義の試み&3.11以降の動き」の成果を、多彩なゲストとの対話を中心に収録しています。

もくじ

第0章 概説—定義の試み

第1章 大学 × アートプロジェクト
現場体験型の教育と、地域文化拠点としての大学の役割とは?
広島市立大学(加治屋健司) × 千葉大学/首都大学東京(長田謙一)

第2章 オルタナティヴな場 × アートプロジェクト
持続可能なスキームに向けた新たな展開
Art Center Ongoing(小川 希)× TRAVELERS PROJECT(野田恒雄)

第3章 美術館 × アートプロジェクト
美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
水戸芸術館/MeToo推進室(竹久 侑)× 金沢21世紀美術館/CAAK(鷲田めるろ)

第4章 まちづくり × アートプロジェクト
まちへのアプローチとその関係づくり
BEPPU PROJECT‐混浴温泉世界(山出淳也)× あいちトリエンナーレ‐長者町プロジェクト(吉田有里)

第5章 スタッフ × アートプロジェクト
地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
サスティナブルアートプロジェクト ヒミング(高野織衣)× ゼロダテアートプロジェクト(石山拓真)× 取手アートプロジェクト(羽原康恵) × 北本ビタミン(新井慶太)

第6章 社会 × アートプロジェクト
表現活動と社会が抱える課題の接近
Breaker Project(雨森 信)× KOTOBUKI クリエイティブアクション(河本一満)

第7章 企業 × アートプロジェクト
企業がアートプロジェクトを支援する理由
アサヒビール株式会社(加藤種男)× 千島土地株式会社(北村智子)

第8章 アーティスト × アートプロジェクト
過疎地における大型フェスティバルの可能性
CIAN /向島プロジェクト(川俣正)× ビニール・プラスチック・コネクション/ 藤島八十郎の家(藤浩志)

第9章 3. 11以降の動き
被災地に向き合うアートプロジェクト
Art Support Tohoku-Tokyo(佐藤李青)+ プロジェクトFUKUSHIMA!(大友良英)× 3.11以降の芸術(毛利嘉孝)+ きむらとしろうじんじんの「野点」(きむらとしろうじんじん)