集中講座 (2014)|第2回

集中講座は、チームづくりや資金調達、リスクマネジメントや情報発信、アーカイブや評価・検証についてなど、各専門分野のゲストとともに、アートプロジェクトの運営基盤を整えるための「技術」を学ぶプログラムです。

アートプロジェクトの現場では、つい目先のプログラムを「実施すること」に忙しくなり、長期的な事業計画や組織経営計画のないままに走り続けてしまうことも少なくはありません。また、そもそも長期での計画が立てられるような盤石な体制を維持した上での運営というのは容易なことではありません。活動の継続性を意識した時に考えるべきことは何か? 第2回では、「人」と「お金」の視点から活動を続けるためのヒントを探ります。

『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』を読む

2010年度から2012年度まで開催を重ねてきた公開講座・研究会の記録をもとに編纂されたテキストを用いて、現代の日本におけるアートプロジェクトについて理解を深めていきます。各章のテーマに即したゲストをお招きし、アートプロジェクトをさまざまな側面から語り尽くす5日間です。

日本全国でますます網の目のように広がり続けるアートプロジェクトの様相を捉えます。

詳細

教材

※上記のいずれかをご用意ください連続講座全ての受講を推奨しますが、各回毎の申し込みも可能です。

入門プログラム(2014)

近年、アートプロジェクトと呼ばれる活動は日本各地で増え続けています。それらは地域に根ざした取り組みや芸術祭、芸術文化にとどまらない分野と関わる表現活動などさまざまです。それでは、そもそも「アートプロジェクト」とは何か。美術館・ギャラリーなどで目にすることのできる「アート」とまちなかで展開される「アートプロジェクト」の違いはどこにあるのか。広くは知られていません。
 
そこで、アートプロジェクトの成り立ちや、いま注目したいアートプロジェクトを紹介するレクチャーを入門プログラムとして開催します。

TERA English(2014)

アートプロデュースに興味のある人をはじめ、アーティストやキュレーターにむけて、作品展示やアートプロジェクトなど、アートの現場で必要とされる基本的かつすぐに使える英語表現を身につけるための連続講座です。

作品についてのディスカッションやレジデンスプログラムに参加することを想定した英会話など、アートにまつわる英語を毎回の授業で実践しながら学んでいきます。アートの現場で英語でのコミュニケーションが必要な方、海外のレジデンスプログラムに参加したいと思っている方、また英語を使う機会がなくて困っている方など、英会話初心者でも気軽に受講できるプログラムです。

※ 本プログラムはTERATOTERAの一環として実施しています。

集中講座(2014)|第1回

集中講座は、チームづくりや資金調達、リスクマネジメントや情報発信、アーカイブや評価・検証についてなど、各専門分野のゲストとともに、アートプロジェクトの運営基盤を整えるための「技術」を学ぶプログラムです。
 
第1回は「アートプロジェクトを“伝える”広報&ツールを考える」をテーマに開催します。単純な「集客」だけではなく、プログラムに応じた募集活動や、地域に対しての周知活動など、さまざまなかたちで継続的にその内容を“伝える”必要のあるアートプロジェクトの広報&ツール制作について考えるレクチャーとワークショップを行います。

基礎プログラム1「思考編」(2014)

「思考」は、社会動向を見据え、どのようなプロジェクトが必要か、また、そのために必要なオペレーティングシステム(OS)を考える能力のこと。思考編では、授業や課題をとおして、「なぜアートプロジェクトを行うのか?」「社会的な課題に対してどのようにアプローチするのか?」「自分はどのようにかかわりたいか?」など問いを立てながら、アートプロジェクトが扱う領域のイメージを広げる考え方を学びます。

多彩な講師陣と、学びに伴走するスクールマネージャーとともに、意識的に時間をかけて学び合う基礎プログラムです。