Art Bridge Instituteは、アートが現代社会においてジャンルを横断しながら、人と人のつながりをつくり出してゆくことについて、その研究や実践に取り組んでいます。機関誌『ART BRIDGE』では、地域の問題に向き合い、交流を生み出すアートプロジェクトや、生きる技術としての「アート」のいまをリサーチします。
特集は「地球がささやく時 WHOLE EARTH WHISPERING」。時間や空間を超える印刷物、フォーラム「言葉の宇宙船 印刷物と思想の共有をめぐって」の記録や、自然と対話するように行われるアートプロジェクトなどについて深めます。
もくじ
CONTENTS
Forum
Art Bridge Institute フォーラム
言葉の宇宙船 印刷物と思想の共有をめぐって 芹沢高志+港 千尋
ART BRIDGEが出会った言葉の宇宙船
Bridge Talk 08
ブリッジの作り方シリーズ08
いいたてミュージアム編 モノが語る記憶と未来 小林めぐみ
Column 01
風の惑星 港 千尋
Bridge Talk 09
ブリッジの作り方シリーズ09
精神の〈北〉へ編 東北を見出す旅路 丸山芳子
Contribution 01
旅の途中に 佐藤李青
Bridge Talk 10
ブリッジの作り方シリーズ10
地霊編 後ろ姿から見た地球の風景 スザンヌ・ムーニー
Bridge Story
BRIDGE STORY
ラウンドテーブル2015→2016 関川 歩
Column 02
見えない橋 港 千尋
Feature
岡部昌生 被爆樹から被曝樹へ 港 千尋
被爆樹に触れて
Interview
風土とテクノロジーの結婚 新たな自由民権運動へ向けて 赤坂憲雄
Column 03
未来からの信号 港 千尋
Contribution 02
文化運動としてのリサーチ ブリギータ・イサベラ
Report 01
記憶の地図─場所を再確認するできごと 呂 孟恂
Report 02
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった 関川 歩
Report 03
二つの時間に生きた人々の痕跡 三重県 相おう差さつなます編 齋藤彰英
編集後記
Art Bridge Instituteは、アートが現代社会においてジャンルを横断しながら、人と人のつながりをつくり出してゆくことについて、その研究や実践に取り組んでいます。機関誌『ART BRIDGE』では、地域の問題に向き合い、交流を生み出すアートプロジェクトや、生きる技術としての「アート」のいまをリサーチします。
特集は「わたしたちの知 CIVIL KNOWLEDGE」。市民が自発的に調べ、学び、その成果を共有してゆく、ダイナミックなプロセスに注目します。
もくじ
CONTENTS
メディアとしての紙の力 江上賢一郎
普天間・辺野古ツアー
抵抗の現場から生まれる 言葉と知
真喜志親方のこと 岡本由希子
Interview 01
ここに身を置き生活するということ 阪田清子
Column 01
市民知の旅 港 千尋
水交社都市記憶ワークショップ 都市イメージの記憶を追う 龔 卓軍
Interview 02
リーディンググループの創造性 ダニエラ・カストロ、ゼイネップ・オズ
Interview03
アート「で」育まれる市民的知性 鷲田清一
Bridge Talk 05
ブリッジの作り方シリーズ05
写真の町シバタ とっておきの一枚が語るまちの記憶 原亜由美
Bridge Talk 06
ブリッジの作り方シリーズ06
せんだいメディアテーク 民話 声の図書室プロジェクト アクションとしてのアーカイブ 清水チナツ
Bridge Talk 07
ブリッジの作り方シリーズ07
Lat/Longプロジェクト 自分の居場所を物質化する 谷山恭子
Report01
墨東エリアにある「所在」を訪ねて 関川 歩
Column02
記憶の作り方 港 千尋
Report02
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった 関川 歩
ヤン衆の知恵 北海道 保存食編 端 聡
Column03
近代に耳を傾ける 港 千尋
編集後記
福島の森林文化に学び、遊び、考えるためのアートプロジェクト「森のはこ舟アートプロジェクト」で実施した、森について知るためのセミナーの記録集です。各回のテーマごとにゲストを招き、森と生きる知恵や森と共にある暮らしを学びました。
かつて福島県西会津町と三島町を結ぶ「塩の道」として栄えた「西方街道」。福島の森林文化に学び、遊び、考えるためのアートプロジェクト「森のはこ舟アートプロジェクト」では、「食」をテーマに活動するアーティストERT & ART TAROと、料理研究家・食の翻訳家の木村正晃が、この街道の歴史や郷土料理などについて学びながら、1日限りの「幻のレストラン」を創り上げました。
もくじ
西方街道で海を想う
「海からの塩」 一品目 豆腐・塩
「海からきた山の食べ物」 二品目 えごねり・イカ人参・ニシンの山椒漬け
「ひしお漬け」 三品目
「こづゆちらし寿司」 四品目
「えご出汁櫃まぶし」 五品目
「えごデザート」 六品目
「森のはこ舟アートプロジェクト」は、福島県の豊かな森林文化をテーマとしたアートプロジェクトです。本書は、メンバーへのインタビューや各プログラムの活動報告を収録したドキュメントです。
もくじ
「森のはこ舟アートプロジェクト2015」年間スケジュール
開催概要
組織体制、開催エリア図
インタビュー「プロジェクトの中心のメンバーが語る森のはこ舟の理念とこれからの展望」 伊藤達矢×遠藤和輝×川延安直
インタビュー「なぜ、博物館でアートなのか?」 赤坂憲雄×小林めぐみ
福島県立博物館のアート事業の歩みと「森のはこ舟」誕生まで
インタビュー「事務局の役割とは、森を見渡すこと」 遠藤和輝
コアプログラム
インタビュー「町から森へ向かう独特のスピード感」 五十嵐恵太喜多方エリア
インタビュー「変化のきっかけをつくるということ」 矢部佳宏西会津エリア
インタビュー「アートの通じない町で、アーティストを受け入れる」 三澤真也三島エリア
西会津×三島エリア
猪苗代エリア
北塩原エリア
参考資料
福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の一環として実施した「学校連携共同ワークショップ」の記録集。2015年度のワークショップでは、福島県出身の若手アーティスト3名を招いて、県内12か所の幼稚園から高校でワークショップを開催しました。
もくじ
おとなりアーティスト!
ごみりのべ(Waste Renovation)not RE CYCLE but NEW CYCLE!~リサイクルじゃない新しいサイクルを考えよう~ アサノコウタ
大地のえのぐで絵をえがこう! 佐藤 香
つなげて、つくって、テキスタイル! 坂内まゆ子
「そらあみ」は参加者とともに漁網を編み上げ空に掲げることで、網の目を通して土地の風景を捉え直す、アーティスト・五十嵐靖晃によるアートプロジェクトです。『つながる湾プロジェクト』では、松島湾を囲む土地に記憶された物語を丁寧に紐解き、その地で暮らす人々とともにしたひと夏の活動をリーフレットにしました。
宮城県松島湾を舞台とした「つながる湾プロジェクト」の一環で開催した「海底タイムカプセル松島湾」のリーフレットです。参加者が書いた手紙(=記憶)をタイムカプセルに入れて松島湾に沈め、海の底で数年間の眠りについたのちに引き揚げ、もう一度参加者のもとに手紙が届けられます。
『つながる湾プロジェクト』は、海からの視点で宮城県松島湾を再発見し、味わい、共有し、表現することを通して、現代では当たり前になっている「陸の視点」とは異なった見方で地域や人・時間のつながりを捉え直す試み。プロジェクトの概要をまとめたリーフレットです。
演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求するアートプロジェクトを展開した『東京スープとブランケット紀行』。市場の閉場、島民避難の歴史を持つ島……日々起きている、東京のなかの変わり目のそのときを「とむらい」ととらえ、活動を行った2015年度の記録です。
もくじ
「とむらい」のためのリハーサル
上田假奈代と羊屋白玉2016如月対談
「とむらい」について
東京スープとブランケット紀行とは