アートとコミュニティを巡って(2) アーティストの視点から

地域とアートに触れる文化事業に、どのような方法が有効だろうか――。

「地域と文化と制度の研究会」は、今年度からスタートし、地域と文化に関わる中間支援のあるべき「機能」について全国各地のゲストを交えて議論を重ねてきました。

今回の公開研究会はアーティストの深澤孝史さんをゲストにお迎えし、全国各地の芸術祭やアートプロジェクトで活動をされてきた経験を伺います。どのようなことを考え、活動を仕掛けているのか。いったい、現場では何が起こっているのか。そして、その成果をどう捉えればいいのか。ゲストのお話を伺うことから、参加者のみなさんと議論します。

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過去のラインナップは下記のプログラムページをご覧ください。
https://tarl.jp/randd/2017/intermediary2017

アートとコミュニティを巡って(1) イギリスの経験から

地域とアートに触れる文化事業に、どのような方法が有効だろうか――。

「地域と文化と制度の研究会」は、今年度からスタートし、地域と文化に関わる中間支援のあるべき「機能」について全国各地のゲストを交えて議論を重ねてきました。

今回は公開研究会として、文化政策研究者の小林瑠音さんをゲストにお迎えします。1960年代から80年代にかけてのイギリスのコミュニティ・アートの経験を中心にお話を伺います。どのようなことが議論の焦点となり、何を成果や課題として残したのか。こうしたイギリスの過去の経験は、現在の日本の状況と重なるところも多いことでしょう。当日はモデレーターからの話題提供も交えて、参加者のみなさんとじっくりと議論をします。

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過去のラインナップは下記のプログラムページをご覧ください。
https://tarl.jp/randd/2017/intermediary2017

アートプロジェクトの今を共有する(第4回)

近年、障害のあるなしに関係なく、多様な人々が参加できる表現の場づくりや、社会包摂型のアートプロジェクトが増えています。なかでも〈ヨコハマ・パラトリエンナーレ〉(2014年〜)は、身体障害や知覚障害などさまざまな障害を抱える人を受け入れ、ダンサーや音楽家、サーカスアーティスト、詩人などとの共演や表現活動に先駆的に取り組んできました。

「アートプロジェクトの今を共有する」第4回となる最終回では、2017年に開催された「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」で総合ディレクターを務めた栗栖良依さんのお話を伺います。かつて新潟・十日町や徳島・神山町で映画やパフォーマンス作品などの集団創作に携わっていた栗栖さんは、骨肉腫を患い右下肢機能を全廃したことを機に、障害福祉の世界に出会いました。以来、自身の経験をいかしながら、近年では、障害のある人を含む多様な人々が協働して表現・創作に挑戦することのできる機会の創出に取り組んでいます。

本講座では、2014年からの取り組みに加え、2020年に向けてのビジョンなどについてお話を伺いながら、多様な人たちがかかわることで生まれる、新たな表現の可能性について考えていきます。