多くの在留外国人や海外にルーツをもつ人々が生活する東京。「東京には見えないことにされているさまざまな壁がある」という仮説をもとに、その「見えない(国)境、壁」について考えるプロジェクト。
年表/こだわり条件: 東京アートポイント計画
『移動する中心|GAYA』実施
2015年から世田谷区内で収集・デジタル化されてきた、昭和の世田谷を映したホームムービーを活用して、語りの場をつくるコミュニティ・アーカイブプロジェクト。
『これからの文化を「10年単位」で語るために−東京アートポイント計画 2009-2018−』発刊
これまで活動してきた知見をまとめた書籍『これからの文化を「10年単位」で語るために−東京アートポイント計画 2009-2018−』を発行。
資料室ページ
https://tarl.jp/archive/artpoint_2009-2018
『ファンタジア!ファンタジア!ー生き方がかたちになったまちー』実施
「墨東エリア」と呼ばれる墨田区北東部は、2000年代初頭の住民主導のアートプロジェクトをきっかけに、現在も多くのアーティストが暮らす地域。そこを舞台に、地域の人々がアーティストや研究者との出会いを通じて、豊かに生きるための創造力を育む「学びの場」を生み出す試み。
『Artist Collective Fuchu[ACF]』実施
郊外にある府中市に暮らす職種も年齢も多様なメンバーが集まり、身近なところにある「表現」を通して「だれもが表現できるまち」を目指すプロジェクト。異なる視点に触れ、互いの違いを尊重し、自由で活発な表現ができる土壌づくりを行っている。
『500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」』実施
「谷戸(やと)」と呼ばれる、丘陵地が侵食されて形成された谷状の地形をもつ町田市忠生地域。「すべて、こども中心」を理念とする『しぜんの国保育園』や寺院を取り巻く里山一帯を舞台に、地域について学びながら、500年後に続く人と場のあり方(=common )を考えるアートプロジェクト。
『HAPPY TURN/神津島』実施
豊かな自然、神話や独特な風習が残る神津島村を舞台に、人々が島での暮らしに愛着をもち、自分ごととして島にかかわる土壌を育むプロジェクト。新たな価値観との出会いや発見によって、自分自身でつかむ変化のきっかけを「幸せなターン」と捉え、これからの生き方のヒントを探る。
『東京ステイ』実施
劇作家・石神夏希を中心に「東京らしさ」を持つ場の多様性と個性を見出し発信することで、 東京の文化的価値を見つめ直すことに取り組むプロジェクト。 価値発見の手法として「ステイ」(旅人と住人の中間の視点を持つ滞在体験) を用い、のアプローチの有効性を探る。
『Betweens Passport Initiative』実施
「移民」の若者たちを異なる文化をつなぐ人材と捉え、アートプロジェクトを通じた若者たちのエンパワメントを目指す。定時制高校と連携し、部活動として「移民」の若者たちの居場所づくりや、学外でのアーティストとのリサーチやワークショップの実施。その運営を若者「ユース(Youth)」メンバーがともに担うことを通して、人材育成とコミュニティづくりを行う。
東京アートポイント計画が、新規共催団体を公募
東京アートポイント計画において、初となる新規共催団体の公募を開始。地域に根ざしたアートプロジェクトの実施を通じて小規模の文化創造拠点を形成する「エリア型」事業、特定のテーマに根ざしたアートプロジェクトの実施を通じて社会の潜在的な課題に取り組む「テーマ型」事業を対象とした。