川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め 塔ってことないよ。2010

世界的なメトロポリスである東京を、ワークショップ・シンポジウム・トークなどを通して再考するとともに、そのプロセスを、一連のプロジェクトを通じて提示していく『川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め』。プロジェクトの実施拠点を隅田川エリアに設置し、木造の塔を構築します。

2010年度のプロジェクトは、ワークショップを中心に展開されました。その様子を記録したポスター型のドキュメントです。

ななチャンドキュメント

『学生メディアセンター なないろチャンネル』は、さまざまな地域・分野の学生や若者たちがそれぞれのパーソナルな視点を持ちつつ、多彩なメディア(媒体)を駆使し、新しいものを生み出していけるような運動体としてのメディアセンター(媒体の中心)です。2010年度に行ったプログラムを抜粋してDVDに収録。また、映像では伝えきれない舞台裏について記録した冊子も制作しました。

もくじ

ななチャンドキュメント2010〈DVD-MENU〉
ななチャンについて

取材 今、学生に届けたい企画特集~プロから学ぶ心意気~
取材 魅力的な若手企画特集~同世代で同世代を面白くしていく~

交流 交流会、メンバー会議~おすそわけからはじまる異分野協働~
交流 なないろチャンネル × 会/議/体~アクションにつながるネットワークを作り出す場~

企画 なないろフェスティバル~色とりどりの活動をつなげる~
企画 Artalk アットホームなアーティストトーク~対話から浮かび上がる若手アーティストのアイディア~

2010年度ふり返りアンケート

ひののんフィクション2010 ドキュメント

『ひののんフィクション』は、首都大学東京インダストリアルアートコースのアート&デザイン社会システムコアと日野市(行政)および市民団体による実行委員会により、日野市内にある自然体験広場を拠点に展開されたアートプロジェクト。2010年度は「プロジェクト・プレゼンテーション」と題して、4組のアーティストが地域の団体とそれぞれ連携し、プロジェクトの成果や活動記録を展示しました。

もくじ

物語としての芸術表現 山口祥平
日常に溶け込むアート 青木 彬

ひののんフィクションを知る 森から始まるアートプロジェクト

プロジェクト・プレゼンテーション
造山プロジェクト 奥 健祐+鈴木雄介
見えない森 wah
EDIBLE FOREST 食べられる森 中山晴奈
Memorial Rebirth 大巻伸嗣

シンポジウム「地域におけるアートプロジェクトの現在」
第一部 ひののんフィクション2010を振り返る
第二部 地域×アートプロジェクト

<象徴の森>を視る 長田謙一

墨東大学の挑戦 メタファーとしての大学

「墨東大学(ぼくとうだいがく)」は、まちや地域コミュニティとのかかわり方を「大学」というメタファーを使い、日常生活や社会関係のあり方について考えるための仕組みです。墨東エリアを、人々が集いのびやかに語らう「学びの場」として設計・演出し、コミュニケーションの誘発するプロジェクトを展開しました。その1年目の記録です。

もくじ

はじめに
墨東大学とはなにか
墨東大学 全講義録
墨東大学で学ぶ
ドキュメント墨東大学
墨東大学をふりかえって

川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め― 《プロポーザル06/2010》

2010年度よりスタートした『川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め』のためのプロポーザル(コンセプトブック)。「東京を考える、語る。: をテーマにゲストと行ったディスカッションや、川俣正が世界中で行ってきたプロジェクトの様子などを収録しています。

もくじ

東京インプログレス 川俣 正

『東京を考える、語る。 』
今福 龍太
吉見 俊哉
高山 明
羽藤 英二
桂 英史
隈 研吾

ワールドインプログレス
ナント・アブダビ・アヴィニョン・エッセン

アーティスト・イン・児童館 コンセプトブック[LOOK][READ]

『アーティスト・イン・児童館』は、こどもの遊び場である児童館をアーティストの作品制作のための「作業場」として活用するプログラムです。

『(LOOK)アーティスト・イン・児童館』では、こどもたちの生活とアーティストの制作が出会う活動のイメージ図にはじまり、これまで3組のアーティストとともに実践したプロジェクトを紹介しています。『アーティスト・イン・児童館(READ)』では、ディレクターによるコンセプト文のほか、教育学、文化政策の観点から見たプログラムの位置づけや機能について書かれたテキストを収録しています。

もくじ(LOOK)

(LOOK)アーティスト・イン・児童館の見方
アーティスト・イン・児童館 活動イメージ
#1 ことばのかたち工房
#2 児童館の新住民史
#3 Let’s Research For Tomorrow
オープン・ミーティング
アーティスト・イン・児童館 実施概要

もくじ(READ)

アーティスト・イン・児童館(READ)の読み方
子どもの生活×アーティストの制作―<共存―協働>の仕組みをつくる― 臼井隆志
アーティスト・イン・児童館プロジェクトの可能性 苅宿俊文
「アーティスト・イン・児童館」がつくりかえるもの 森 司
脚注
後記

アーティスト・イン・児童館 北澤潤プロジェクト 児童館の新住民史手記を辿る

こどもたちの日常的な遊び場である児童館にアーティストを招聘し、創作・表現のための「作業場」として活用してもらう『アーティスト・イン・児童館』の一環で行われた「児童館の新住民史」。アーティストの北澤潤らが「新住民」として児童館へ入り込み、日々その日常を手記として記録しました。

目次

児童館に新住民あらわる
児童館で書かれた手記 2009年11月―2010年3月
「日常へ消失する」北澤 潤
児童館の新住民史 活動年表
「手記を辿る」臼井隆志

楽しみながら学ぶ防災イベント「イザ!カエルキャラバン!」防災体験プログラムマニュアルBOOK

「イザ!カエルキャラバン!」は、楽しみながら学べる新しいかたちの防災訓練イベントです。2005年、約20人の大学生サポートスタッフとともに組成されたプロジェクトチームが、167人の被災者の声を集めて独自にアイデアを出し合いながら制作。被災者の方々の声から抽出した災害時に有効な防災の知識や知恵、技を伝えるために、ゲーム感覚のある防災体験プログラムやボードゲーム、カードゲームなどの防災教育教材を開発しました。

本書は、これらの防災体験プログラムや防災教育教材の内容、準備物、やり方などを簡潔にまとめたマニュアルです。より詳しく解説したDVDも同封しています。

もくじ

「イザ!カエルキャラバン!」とは
地域主導型「イザ!カエルキャラバン!」の支援の流れ
資器材のレンタルについて

01 水消火器で的あてゲーム
02 毛布で担架タイムトライアル
03 ジャッキアップゲーム
04 持ち出し品なぁに?クイズ
05 防災倉庫の中身なぁに?クイズ
06 紙食器づくり
07 なまずの学校
08 GURAGURA TOWN
09 防災カードゲーム『SHUFFLE』
10 防災人形劇『おたま劇場』
11 対決!バケツリレー
12 神戸防災体操
13 家具転倒防止ワークショップ
14 応急手当ワークショップ
15 地震のイメージを絵で描こう
16 防災ジャンボかるた
17 絵本・紙芝居読み聞かせ
18 震災アニメを鑑賞しよう

地域で編集されて広がるカエルキャラバンプログラム

アーティスト・イン・児童館 西尾美也プロジェクト ことばのかたち工房 制作記録集2008-2009

現代美術家・西尾美也によって『アーティスト・イン・児童館』で行われたプロジェクト「ことばのかたち工房」の記録集です。

「ことばのかたち工房」は、古着を使って「ことば」を「かたち」にする作業場。「ことば」は、まちの「ある見慣れたかたち」を言い表したものです。「ことば」の正体を知ることもなく、まず自由な発想で「かたち」をつくります。「かたち」は、最後に「ある見慣れたかたち」と置き換えられます。古着を使って、まちに新たな装いを与えていきます。

もくじ

ことばのかたち工房とは

ことばとかたちの正体
1.ことばを集める
2.ことばのかたちを考える
3.ことばのかたちをつくる
4.ことばのかたちを届ける
5.地域でふりかえる

ことばのかたち工房 作品一覧
ことばのかたち工房 制作マップ

西尾美也インタビュー

アーティスト・イン・児童館とは

墨東文庫 墨東ストーリィズ解説目録

「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として開催された「墨東まち見世2010」にて、アーティストの木村健世が行った市街地アートプロジェクト「『墨東文庫』プロジェクト」。まちに散りばめられた25の物語をピックアップし、その物語の集合体を「文庫」としてまとめました。

もくじ

はしがき
そらの木
時のパレット
焦土の記憶
路地裏のたたかい
過去からの手紙

花の咲く場所
瞼唄
きょうのおかず
月に見る夢
寅とさくらのおばあちゃん
うしろ髪
19×19
スクリーン
陽炎に溶ける時
ペーパーブルースストーリー
青春の光
ロングロード
小さな教室
凌霄花
魔法の声
ファイブ・アロウズ
夢の中の子供達
小宮さんの畑
おもかげ