それまで当たり前だと思っていた考えを解きほぐす「対話」を生み出し、地域の文化資源の活用から「学びの場」 を創出する『ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―(通称ファンファン)』。
本書は、墨田区東向島の住宅街にたたずむ元工場を改装し、ファンファンの活動拠点「藝とスタジオ」をオープンするなかで、より多くの人に対してどのようにひらくことができるのかを考え、実践した取り組みを紹介する冊子です。
さまざまな条件のなかで、日常生活の近くにある小さなスペースをひらくためには、いったいどのようなことに気を付ける必要があるのか?「藝とスタジオ」での活動記録をZINEとしてまとめています。
物理的なデザインだけでなく、コミュニケーションを工夫することや、伝えあうことをより意識することも「藝とスタジオ」をひらく方法になると気付かされました。
(p.8)
目次
- はじめに
- 【公開ミーティング】「『藝とスタジオのアクセシビリティを考える』を始める」
- プログラムをきっかけとした実践①
- 【公開ミーティング】「藝とスタジオのアクセシビリティを考える『言語を超え他者と出会う』」
- プログラムをきっかけとした実践②
- おわりに
『多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting』の「ざいしらべ 図工 ― 技術と素材について考える」の一環として、多摩地域の小学校図工専科の先生や子どもたちと実施した活動をもとに、身近な素材を知り、加工や造形に親しむ方法を紹介するものです。
多摩地域に広がる広葉樹の森をテーマに、2023年の夏から秋にかけて昭島市立光華小学校で実施した広葉樹の丸太を用いた授業の様子や、広葉樹と暮らしのかかわりの解説、森と人の暮らしについての論考などを収録しています。
広葉樹やその森を知ることは、単なる知識や技術の問題にとどまらず、その背後にある長い歴史と、人と森の深い関係を知ることでもあります。
(p.1)
目次
- 森に腰掛けてみる
- 広葉樹とであう
- 重たいもの、硬いもの、複雑な質感とであう
- 切ってみる
- 彫ってみる
- 削ってみる
- 繋いでみる
- 据えてみる
- 描いてみる
- 森とつながる
- 森と暮らし
- 広葉樹と暮らし(桐、栗、欅、樫、栃、漆、楠、樹皮・繊維を使う広葉樹)
- まだ森を知らない 清和研二(東北大学名誉教授)
- 森と子ども
『HAPPY TURN/神津島』は、さまざまな立場から島に関わる人とつながり、それぞれの暮らしや考え方を学び合うことで「幸せなターン」のかたちを探るプロジェクトです。
本映像は、2023年に『HAPPY TURN/神津島』による「アーティスト・プログラム」の一貫として、ゲストに武徹太郎さん(馬喰町バンド)を迎えて開催した手作りのおまつり「くると冬まつり2023〜神津島物語〜」の準備から本番までの記録です。
アーツカウンシル東京の事業「東京アートポイント計画」の活動内容をまとめた英語のパンフレットです。事業の仕組みや特徴、東京でアートプロジェクトを実施する意図や、これまでに共催した団体の声などを紹介しています。
アーツカウンシル東京の事業「東京アートポイント計画」の活動をまとめたA4サイズのパンフレットです。事業の仕組みや特徴、2023年度に実施している共催事業を紹介しています。
アートやデザインの視点を取り入れた拠点づくりやプログラムを通じて、国立市や多摩地域にある潜在的な社会課題にアプローチするプロジェクト『ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)』。このフリーペーパーは、まちに住む人に情報を発信、収集することで、これまでになかった縁がつながり、これからの活動のきっかけとなることを目指しています。
第2号のテーマは「エンカウント・ザ・ワールド!!」。ACKTでの活動紹介のほか、日本各地のさまざまな実践への取材・レポート紹介を通じて、日々のエンカウント(出逢い)について紐解いています。A2サイズの大きな紙面を3つ折りにし、A5サイズに仕上げました。
朝活から趣味、社会活動に至るまで、価値観や目的を共有するいい感じのことば、“コミュニティ”。でも少し食傷気味で、そのくせ実態があまりわかってこない。家族や会社に続くサード・プレイスとは言うけれど、やっぱり何かに所属してないといけないのかな?……そんなモヤモヤが今号の出発点だ。
目次
- CAST VOL.03 金田涼子
- LAND VOL.03 藝とスタジオ
- たまたまブラブラ散歩 第2回 崖線とは?
- 私たち国高新聞部
- エンカウント・ザ・ワールド!! 特集
「わたしを起点に、新たな関わりの回路と表現を生み出す」ことをコンセプトに、視覚言語(日本の手話)で話すろう者・難聴者・CODA(ろう者の親をもつ聴者)が主体となり活動するプロジェクト『めとてラボ』。
2023年度は、ホームビデオ鑑賞会の開催や、DeafSpaceに関するリサーチ、遊びを起点にしたラボラトリーの実施、つなぐラボでの環境設計や開発など、さまざまに活動を広げました。これら1年間のプロセスを時系列にまとめ、昨年度に発行した円形の冊子に束ねられるようにした活動レポートです。
目次
- めとてラボとは
- ホームビデオ鑑賞会
- DeafSpace(デフスペース)リサーチ
- 「遊び」を起点にしたラボラトリー
- つなぐラボ
都内各地で様々なアートプロジェクトを実践する「東京アートポイント計画」のPRムービーです。
東京アートポイント計画は2009年にスタートし、東京都・アーツカウンシル東京・NPOが協働しながら、社会に新たな価値観や、人々が自ら創造的な活動を生み出すための「アートポイント(拠点/場)」をつくっています。Tokyo Art Research Lab (TARL)ウェブサイトも、東京アートポイント計画の一環として運営しています。
使用写真
- 500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」, YATOの縁日(撮影:白井裕介), 町田市
- 川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め, 汐入タワープログラム(撮影:田口まき), 荒川区
- リライトプロジェクト(撮影:丸尾隆一), 港区
- カロクリサイクル, 展覧会「とある窓」(撮影:森田具海), 江東区
- Artist Collective Fuchu [ACF], ラッコルタ-創造素材ラボ-「いしのこえとみかげ」(撮影:深澤明子), 府中市
- TERATOTERA, 「TERATOTERA 祭り」淺井裕介・遠藤一郎(撮影:Hako Hosokawa), 三鷹市
- Tokyo Art Research Lab, アートプロジェクトの担い手のための手話講座(撮影:齋藤彰英), 千代田区
- HAPPY TURN/神津島, 活動拠点「くると」, 神津島村
- アートアクセスあだち 音まち千住の縁, 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」(撮影:冨田了平), 足立区
- アートアクセスあだち 音まち千住の縁, 大友良英「千住フライングオーケストラ」(撮影:高島圭史), 足立区
府中市の地元企業に不要な部材を提供していただき、それらを表現のための創造素材として再活用する仕組み「ラッコルタ –創造素材ラボ–」。身近にあるモノを違う視点から捉える機会を創出し、アーティストの視点を通して、新たなものの見方を獲得するラーニングプロジェクトです。
このパンフレットでは、ラッコルタで実施しているプログラムの内容や企業から提供されている素材など、活動を知りたい、関わってみたいという方に向けて、取り組みを紹介しています。
ポッドキャスト番組「(スペース・ルーム)スキマを言葉にしてみるラジオ」は、海外に(も)ルーツをもつ人たちを対象に、映像制作のワークショップを展開するアートプロジェクト『KINOミーティング』の一環として実施しています。
本企画では、「ルーツ」という言葉における解釈の多様さや、ステレオタイプなフレームに当てはまらない個人史の一部を、従来の認識の間に見逃してきた「スキマ」と捉えています。そうした「スキマ」を言葉にすることを試み、共有する場(スペース・ルーム)をラジオとしてひらきました。
詳細
放送日時
2023年8月から、不定期で配信
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