『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。
震災を体験していない人々と、どのように当時の経験を共有するか。そうした問題意識は、時間が経つほどに切実さを増しているように思います。次の世代やほかの土地の人々が同じ経験を繰り返さないために。あのときのことを忘れず、思い出せるようにするために。経験が語られるとき、それが受け渡されるきき手の存在が求められます。震災後の東北では、さまざまなきき手が、この地を訪れ、耳を傾け、ときに語り手となり、状況に伴走するようにこれまでの時間を過ごしてきました。いま、その関係性が変わっていくときなのかもしれません。
vol.03の特集「経験を受け渡す」では、現在と過去、異なる土地を行き来しながら、継承について考えてみました。
目次
- はじめに
- Prologue
八巻寿文さんにきく[前編] サークル/芸術/タプタプ論
- Dialogue
『二重のまち/交代地のうたを編む』を見ながら 宮地尚子×宮下美穂
- Production Note
旅人を撮る 小森はるか
- Conversation
復興を待ちながら 川内村と飯舘村を訪ねる 萩原雄太
- 小さな声、たくさんの声 小川智紀
小川智紀 Twitter 2011→2017
- 東北からの表現
博物館として、震災遺産に向き合う 筑波匡介
- わたしの東北の風景
- 編集後記 佐藤李青
- 参加者一覧
「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。
本地図は、松島湾のさまざまな時代の遺跡紹介しています。同時発行の『松島湾の遺跡図鑑』と併せてお読みください。
「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。
本書は、松島湾のさまざまな時代の遺跡図鑑です。同時発行の『松島湾の遺跡地図』と併せてお読みください。
目次
- はじめに
- 遺跡について
- 松島湾について
- 縄文の遺跡
- 松島湾の縄文時代
- 貝塚から出土する遺物
- 里浜貝塚
- 大木囲貝塚
- 西の浜貝塚
- 製塩土器で塩を作る
- 発掘調査の専門家の話
- 古墳・律令時代の遺跡
- 政治・軍事拠点の多賀城
- 古墳・墓
- 蝦夷
- 多賀城
- 多賀城碑・多賀城廃寺
- 歌枕
- 春日窯跡群
- 江ノ浜貝塚
- 鹽竈神社・志波彦神社・御釜神社
- 中世の遺跡
- 伊達政宗が残した文化
- 瑞巌寺・円通院
- 雄島
- 瑞巌寺学芸員の話
- 観瀾亭
- 医王寺薬師堂
- えんずのわり
- 月浜の海苔漁師の話
- 近代の遺跡
- 貿易と戦争
- 白石廣造邸跡
- 野蒜築港跡・東名運河・貞山運河
- 多賀城海軍工廠
- 巻末エッセイ
- 索引
- おもな参考文献
『つながる湾プロジェクト』は、東日本大震災後、もともと地元で活動していたメンバーと、Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)が出会ったことをきっかけに2013年に誕生。以後、アーティストや参加者を含め、この地域にかかわるさまざまな人と対話と実践をくり返しながら進んできました。
震災から10年目を迎えるにあたり、これまでの歩みを、プログラムとメンバーの視点の変遷、両面から振り返るポスターを制作しました。
目次
- つながる湾の軌跡 2013-2020 アーカイブプロジェクト
- プログラム編
- メンバーの視点編
福島県いわき市にある県営復興公営住宅・下神白団地で行われている「ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ」。2017年から、住民のみなさんのまちの思い出とともに、その当時の馴染み深い音楽をラジオ風CDにしてお届けしてきました。遠く離れた土地の声に触れるメディアとして、これまでの活動をまとめた記録集です。
目次
- オープニング こんにちは、『ラジオ下神白』へようこそ
- 下神白団地とは
- 2017年
- 第1集 「常磐ハワイアンセンターの思い出など」
- 第2集 「あの頃の仕事 家族の風景」
- 下神白団地の2017年/4町(富岡・大熊・浪江・双葉)の2017年
- 2018年
- 第3集 「2017年リクエスト総集編」
- 第4集 「海の上で捕まえたあの風景」
- 「REC PLAY ある復興団地の「声(風景)」をなぞる
- ラジオ下神白 あのときあのまちの音楽からいまここへの報奏会」
- 下神白団地の2018年/4町(富岡・大熊・浪江・双葉)の2018年
- 2019年
- 第5集 「変化と連なり さよならのかわりに」
- 第6集 「歌とともにある人生」
- 下神白団地の2019年/4町(富岡・大熊・浪江・双葉)の2019年
- 『ラジオ下神白』の歩み 2017-2019
- エンディング 声をなぞるから声を奏でるへ
- 「ただそれだけ」のことから広がる関係性 榊 裕美
- 「震災」と距離を置くこと 鈴木詩織
- 髙原タケ子さんという存在、私たちのこれから アサダワタル
『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。
東北の地での実践に出会ってゆくと、過去の経験やほかの地の実践や人々の姿につながってゆくことが起きます。それは、震災直後の自身のふるまいだったり、その地で暮らす他者の経験、そして震災とは関係のない出来事までほんとうにさまざまです。いまわたしたちが目撃している「表現」は、地中の水脈のように見えにくい経験のリレーとして現在に現れているものなのかもしれない。目に見える表現だけでなく、その背景には、どのような態度や作法が育まれているのだろう。
vol.02の特集「表現の水脈をたどる」では、現在と過去を行き来しながら、土地を歩き、東北から現れてきた表現の水脈をたどってみることにしました。
目次
- はじめに
- Interview
きむらとしろうじんじんさんにきく
名付けられる側に回り続ける
- Memo
2011年3月11日~2012年10月10日 きむらとしろうじんじん
- さみしさという媒介についての試論 瀬尾夏美
旅するからだ:ことばと絵をつくる ふるさと 瀬尾夏美
- 8年目の荒浜を歩く 村上 慧
- Conversation
くり返し、くり返し訪ねる 「RE:プロジェクト」座談会
- 東北からの表現
かもめマシーン『俺が代』/中﨑 透『Like a Rolling Riceball』
- わたしの東北の風景
- 編集後記 佐藤李青
- 参加者一覧
「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。
本書は、漁船や貨物船、客船、取締船など、松島湾に浮かぶ多様な船についての図鑑です。
目次
- はじめに
- 船について
- 船
- 船の種類
- 船の部位・船名
- 船の操縦で使われることば
- 海域
- 海図・標識・灯台
- 浮力
- 船で使われる単位
- 海技士
- 港
- ことばと漢字
- 松島湾について
- 松島湾 27
松島湾の特徴
松島湾の地質・地形
松島湾の恵み
浦戸諸島と宮戸島
- 漁をする船
- 松島湾の漁業
- 延縄漁船
- 巻き網漁船・底引き網漁船
- ノリ養殖の船
- カキ養殖の船
- 漁業調査船
- 「若鷹丸」航海士の話
- 北転船
- ラッコ船
- 漁業のはじまり
- ベテラン漁師の話
- 交易する船
- 他地域との交易
- 貨物船
- 貨物船などにみられる設備
- 千石船
- 風に向かって進む帆船
- 戦う船・守る船
- 海の安全を守る
- 巡視船・取締船・警備艇・監視艇
- 戦時中の船
- 西洋式軍艦
- 日常の船
- 暮らしのそばにある乗り物
- 市営汽船・渡舟
- 市営汽船の利用者の話
- 船外機(小型船舶)
- 御座船
- 遊覧船
- 巻末エッセイ
- 索引
- おもな参考文献
福島の未来を担うこどもたちの豊かな人間性と多様な個性を育むことを目的とし、県内の保育園、小中高等学校等にアーティストを派遣して、多彩なアートプログラムを体験できるワークショップを実施しました。本書では、その取り組みの記録をまとめています。
目次
- 福島県立美術館 2017学校連携共同ワークショップ「おとなりアーティスト!」
- 福島県立博物館 小池アミイゴの誰でも絵が描けるワークショップ「わたしのすきな柳津」
「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。
本書は、松島湾のカキをテーマに、生物としてのカキの特徴や、養殖の方法、殻のむき方や調理法など、カキにまつわるあれこれを詰め込んだ図鑑です。
目次
- はじめに
- 牡蠣について
- カキ
- カキの種類
- マガキ
- 生育環境
- 食べもの・天敵
- 一年の生活
- カキの歴史
- 人との関わり
- 名前の由来と漢字
- 松島湾について
- 松島湾
- 松島湾の特徴
- 松島湾の地質・地形
- 松島湾の恵み
- 松島湾で暮らす人たち
- カキの養殖
- 松島湾で盛んなカキの養殖
- 養殖の流れ
- 採苗
- 抑制
- 挟み込み・本垂下
- 育成
- 収穫
- 殻むき
- 養殖の種類
- カキ漁師について
- カキ漁師の話
- むき子さんの話
- フランスとの関係
- 牡蠣を食べる
- カキの味と栄養
- カキのむき方
- カキの調理方法
- 食中毒について
- 巻末エッセイ
- 索引
- おもな参考文献
『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。vol.01の特集は「記録の生態系にふれる」。震災を契機として、東北の地で生まれつつある「記録の生態系」を探ることにしました。
目次
- はじめに
- Interview
甲斐賢治さんにきく
過去を引きずりながら、未来をかき混ぜる
- Conversation
一枚の写真たち 「復興カメラ」座談会
- 途中の風景 松本 篤
- 東北の表現
屋根裏ハイツ「とおくはちかい」/「ラジオ下神白」
- 大風呂敷のこと 中﨑 透
Diary 福島大風呂敷、制作日記2011 中﨑 透
- わたしの東北の風景
- 参加者一覧
- 編集後記 佐藤李青