2010年〜2012年に開催した『種は船 in 舞鶴』を対象に、記録と調査の方法を設計・実施・検証することを目的に行われた「記録と調査のプロジェクト『船は種』」の報告書です。NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト(recip)を中心に編成されたチームが実践した記録と調査の成果が収録されています。
*ウェブサイトでは、もくじと第1部のみ公開をしています。
もくじ
第1部 記録と調査のプロジェクト『船は種』の活動記録と自己検証
—1章 はじめに
—2章 記録と調査のプロジェクト実施概要
—3章 当事者参加型・記録/調査プロジェクト『船は種』の設計と実施内容
—4章 記録と調査のプロジェクト自己検証
第2部 『船は種 in 舞鶴』「フネタネのつどい」
—1章 各種フォーマット
—2章 参加者の声—「ふりかえるシート」全テキスト
—3章 個人年表
第3部 『種は船 in 舞鶴』アンケート集計結果
—1章 「フネタネのつどい」参加者属性アンケート
—2章 『種は船 in 舞鶴』造船ワークショップ & 出港式 一般参加者アンケート
第4部『種は船 in 舞鶴』と『種は船〜航海プロジェクト from 舞鶴』をめぐる語り
—1章 インタビュー
—2章 対話
—3章 対談と報告会
熊倉純子(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教授)がコディネータとして開催した、アートプロジェクトを研究する公開講座「日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990-2010」「アートプロジェクトの研究」「日本型アートプロジェクトの歴史と現在Ⅱ—定義の試み&3.11以降の動き」の成果を、多彩なゲストとの対話を中心に収録しています。
もくじ
第0章 概説—定義の試み
第1章 大学 × アートプロジェクト
現場体験型の教育と、地域文化拠点としての大学の役割とは?
広島市立大学(加治屋健司) × 千葉大学/首都大学東京(長田謙一)
第2章 オルタナティヴな場 × アートプロジェクト
持続可能なスキームに向けた新たな展開
Art Center Ongoing(小川 希)× TRAVELERS PROJECT(野田恒雄)
第3章 美術館 × アートプロジェクト
美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
水戸芸術館/MeToo推進室(竹久 侑)× 金沢21世紀美術館/CAAK(鷲田めるろ)
第4章 まちづくり × アートプロジェクト
まちへのアプローチとその関係づくり
BEPPU PROJECT‐混浴温泉世界(山出淳也)× あいちトリエンナーレ‐長者町プロジェクト(吉田有里)
第5章 スタッフ × アートプロジェクト
地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
サスティナブルアートプロジェクト ヒミング(高野織衣)× ゼロダテアートプロジェクト(石山拓真)× 取手アートプロジェクト(羽原康恵) × 北本ビタミン(新井慶太)
第6章 社会 × アートプロジェクト
表現活動と社会が抱える課題の接近
Breaker Project(雨森 信)× KOTOBUKI クリエイティブアクション(河本一満)
第7章 企業 × アートプロジェクト
企業がアートプロジェクトを支援する理由
アサヒビール株式会社(加藤種男)× 千島土地株式会社(北村智子)
第8章 アーティスト × アートプロジェクト
過疎地における大型フェスティバルの可能性
CIAN /向島プロジェクト(川俣正)× ビニール・プラスチック・コネクション/ 藤島八十郎の家(藤浩志)
第9章 3. 11以降の動き
被災地に向き合うアートプロジェクト
Art Support Tohoku-Tokyo(佐藤李青)+ プロジェクトFUKUSHIMA!(大友良英)× 3.11以降の芸術(毛利嘉孝)+ きむらとしろうじんじんの「野点」(きむらとしろうじんじん)
2010年度に帆足亜紀(アートコーディネーター)がコーディネーターとなった連続ゼミ「プロジェクト運営 ぐるっと360度」で作成した『アートプロジェクト運営ガイドライン』を運用版として改訂しました。プロジェクトを運営する際の全体像を示す別紙の「運営ガイドラインマップ」、運営の流れに沿ったアウトプット例、各段階で決定すべき情報やそのために起こすべきアクションを連動させた、実践的な構成です。
もくじ
はじめに 帆足亜紀
プロジェクト運営ガイドラインの流れ
アートプロジェクトを運営する
アウトプット名:コンセプトペーパー
1|ブレーンストーミング
アウトプット名:企画書
2|プロジェクトの役割の明確化
3|企画
アウトプット名:実施計画書
4|準備(実施計画策定)
5|準備(広報)
6|準備(ゲスト)
7|準備(人)
8|準備(会場)
9|準備(資金)
10|準備(会計・経理)
11|準備(保険)
12|実施(事業)
13|実施(記録)
アウトプット名:実施報告書
14|報告
15|検証・評価
連続性・持続性のための留意点
運営ガイドラインマップ
リアルARTプロジェクト・アーカイビング実践に連動した、『種は船in舞鶴』をアーカイブ化するためのプロジェクトの記録集です。
もくじ
ごあいさつ
『種は船in舞鶴』プロジェクトとは?
『種は船』アーカイブプロジェクト
1|レコードマネジメント
2|資料の受け入れと目録の作成
3|デジタル撮影・スキャニング
4|保存容器への整理・保管
P+ARCHIVEレクチャー&ワークショップ2012 リアルART プロジェクト・アーカイビング実践
CASE STUDY 日比野克彦『 種は船 』プロジェクト
P+ARCHIVE レクチャー&ワークショップ 2012
レクチャー&ワークショップの年間スケジュール
『 船は種 アーカイブ準備室 』
P+ARCHIVE事業で実施した「国際シンポジウム地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム」の各ゲストのプレゼンテーションの内容などを収録した記録集です。地域・社会にかかわるアート活動を記録し、その手法・スキルを相互に交換・共有し、ネットワークを構築することを目的とした国際シンポジウム。アメリカ、ドイツ、韓国、日本から芸術文化活動のアーカイブのエキスパートによるプレゼンテーションの内容を日英で収録しています。
もくじ
あいさつ Introduction
国際シンポジウムのコンセプト Concept of the Symposium
シンポジウムのスケジュール Schedule of the Symposium
アン・バトラー 場所と実践としてのアーカイブ現代アート・アーカイブの構築
Ann Butler Archives as Site and Practice On the Building of Contemporary Art Archives
リー・ヨンジュ 芸術活動アーカイブの社会的、教育的価値:アルコ・アーカイブ・コレクションの効果的な活用方法
Lee Youngjoo The Educational and Social Value of Art Archives: The Effective Use of the Arko Archive Collection
カーリン・シュテンゲル ドクメンタ・アーカイブ2013
Karin Stengel The documenta Archive in 2013
前田富士男 アート・アーカイヴ ー 情報化社会の新しい人文知にむけて
Fujio Maeda Art Archives for New Humanics – in the Information Society
伊藤達矢 「とびらプロジェクト」の活動とアーカイブの関係
Tatsuya Ito Activities of Tobira Project and its Relationship to the Archive
ディスカッション 質疑応答
国際シンポジウムを終えて
アンケートの回答結果
P+ARCHIVEの活動について The Activities of P+ARCHIVE
ドキュメンテーション
国際シンポジウム
地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム
ロフトワーク代表・林千晶をコーディネーターとして実施した講座「実践!プロジェクトデザイン講座」のエッセンスをまとめた冊子です。プロジェクトを実践し、新しい価値を生み出したいときに、専門知識がなくても簡単に活用できる方法を収録しています。
もくじ
1|チームビルディング〜最適な組み合わせがイノベーションを生む〜
2|ブレインストーミング〜集合知を形にする方法〜
3|プロジェクトコンパス〜プロジェクトの羅針盤を作る〜
4|ラピッドプロトタイプ〜仮説検証のモデルを作る〜
5|プロトタイプテスト〜ユーザの体験からリーンに学習する〜
6|プレゼンテーション〜アイデアの魅力を効果的に伝える〜
東京アートポイント計画プログラムオフィサーの佐藤李青をコーディネーターとして実施した「「評価」のためのリサーチの設計と実践」全5回のレクチャーが収録されています。
もくじ
はじめに:「評価」のためのリサーチの設計と実践
第Ⅰ部 アートプロジェクトを考えるために
Topic 1 ステイクホルダーと目的 臼井隆志
Topic 2 ドキュメントとアーカイブ 北澤 潤
第Ⅱ部 アートプロジェクトを捉えるために
Topic 3 記録・調査の体制づくり 吉澤弥生・辻並麻由
Topic 4 リサーチの手法 石幡 愛)
Topic 5 プロジェクトのインパクト 大澤寅雄
おわりに:アートプロジェクトをつかまえるために
開催概要
アート&ソサイエティ研究センターをコーディネーターとして実施したプログラム「P+ARCHIVE」の一環として展開した、地域型アート・プロジェクト「Morphe(モルフェ)」の資料整理活動の成果を収録しています。
*「P+ARCHIVE Digital Archives Morphe ’95-2000」では、地域型のアート・プロジェクト「Morphe(モルフェ)」資料のデジタルアーカイブも公開中。Morphe ’95-2000の事務局資料、参加作家の資料、写真など、約6,000点の資料目録を掲載しており、資料検索が可能です。
もくじ
P+ARCHIVE(ピープラスアーカイブ)プロジェクト
社会と関わるアートアーカイブの形成を目指して
Morphe(モルフェ)とは
青山で現代アートの可能性に挑む—三潴末雄
モルフェ、そして今—仲世古佳伸
「現代アートの記録と記憶」プロジェクトMorphe ’95-2000 資料アーカイブ活動
Morphe ’95-2000 アーカイブ活動の流れ
1 資料の受け入れ2011.08
2 目録の作成と分類2011.08 -12
3 資料のデジタル化2011.08 -12
4 公開に向けての準備2012.01- 03
アーカイブ展 Back to the Morphe 1995-2000
現代アートの記録と記憶が、アート・アーカイブによって甦る—
1990年代の東京・青山で繰り広げられた、幻のアート・プロジェクト「Morphe」の姿が明らかになる8日間
地域社会に関わるアート・プロジェクトをアーカイブ化することの意義—柴田 葵( 本プロジェクト推進協力者/桜美林大学非常勤講師)
『REALTOKYO』発行人兼編集長の小崎哲哉をコーディネーターとして実施した「“見巧者”になるために」。講座のなかで取り上げたイベントのレビューと、総括として実施した公開トークの要約を掲載しています。
目次
クリスチャン・マークレー「ザ・クロック」 畠中 実
遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』 佐々木 敦、礼門河馬
『TOKYO-FUKUSHIMA! LIVE!』 東谷隆司
『建築、アートがつくりだす新しい環境—これからの“感じ”』 大西若人
タル・ベーラ『ニーチェの馬』 澤 隆志
公開トーク『批評・レビューとメディアをめぐって』 畠中 実+佐々木 敦+東谷隆司+大西若人+澤 隆志
東京アートポイント計画プログラムオフィサーの佐藤李青をコーディネーターとして実施した「アートプロジェクトを評価するために2ー評価のケーススタディと分析」。全2回のゲストレクチャーの要旨と、研究会メンバーによる論考が収録されています。
もくじ
はじめに 佐藤李青
Case1:時間のかかる成果を評価するために 吉澤弥生
View Point1:飛び火効果 石田喜美
Case2:評価のありようを問い直すために 沼田里衣
View Point2:遊びの場 石田喜美
おわりに:評価をアートプロジェクトの運営サイクルに乗せるために 佐藤李青
開催概要