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めぐりめぐる記憶のかたち イメージは、どこまで届くのか?

めぐりめぐる記憶のかたち イメージは、どこまで届くのか?の写真

記録集『はな子のいる風景』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017年)。裏表紙に貼り付けられた原寸大の提供写真(複製)をめくると、溝を超えて人と象がわずかに触れあっている姿が裏面から現れる。

出来事の記憶を遠くの誰かに届ける、イメージの「扱い方」を考える

ある出来事の記憶は、絵や写真といったイメージになることで、さまざまな場所へ移動ができるようになります。それは物理的な距離に限らず、ときには時間を超えて、誰かのもとへ届く可能性をもつことでしょう。かたちを与えられた誰かの記憶は、それに触れた人々の記憶の呼び水ともなります。

イメージを前に自らの経験を語り出す。「別の」経験と重ね合わせる。そうして新たな意味を付与する行為はイメージの存在を豊かにするのと同時に、ひとつの出来事や、それが示唆する共通の経験の継承につながっています。ただし、そう「なる」ための実践は容易ではありません。

自らが知りえない遠くの誰かに、どこまでイメージを届けることができるのか。それには、どのような手法がありえるのか。そもそも、イメージを介して他者と何が共有可能なのだろうか。これらは何らかの記録やメディアを介して、かたちのない記憶を伝えようとするときの根源的な問いであり、それを発した瞬間から困難を抱えてしまうような危険な問いでもあるのだと思います。 こうした問いを念頭に置きつつ、日々イメージと記憶にまつわる実践を重ねる、岡村幸宣さん(原爆の図丸木美術館学芸員)と松本篤さん(NPO法人remoメンバー/AHA! 世話人)をゲストにお迎えし、お二人の取り組みや問題意識を共有し、これからの実践の手法の可能性を模索します。

詳細

会場

ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])

参加費

無料

開催方法
対面
形式
トーク
期間
2018年10月10日(水)19:00〜21:00
参加者数
30名

開催年度

レポート

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