アーカイブを再生(play)するーデメーテル・ステーション
BACK吉祥寺駅に貼られていた「デメーテル」(蔡國強『天空にあるUFOと社 点火イベント』)のニュース記事(右下、P3 art and environment所蔵、2002年)
アートプロジェクトの持続的な「組織」のあり方を記録から探る
アートプロジェクトの持続的な運営に必要な「組織」のありようとは、どのようなものでしょうか? これまでの実践のアーカイブを紐解き、声を集め、いまに必要な視点の抽出を試みます。
1990年代に萌芽し、2000年代以降に広がった日本各地のアートプロジェクトや芸術祭。2020年代を迎える現在、数十年にわたって継続してきた「組織」の事例も増えてきました。今回は、2019年に設立30年を迎えたP3 art and environment(1989年設立、代表:芹沢高志)に焦点を合わせ、その活動の転換点となった、とかち国際現代アート展「デメーテル」(2002年)に着目します。
2018年度の「アーカイブを『再』起動する」の議論をもとに、関係者へのアンケート、インタビューなどを通して、当時の記録の収集と読み解きを行い、この一連の活動を架空の編集室「デメーテル・ステーション」と見立て、P3が所蔵する「デメーテル」の運営資料を起点に議論を重ねます。
詳細
進め方
- アーカイブ資料の調査
- 組織の沿革を整理
- 関係者インタビュー
- 関係者のエピソードを収集
- 開催方法
- 対面
- 形式
- ゼミ
- 期間
- 2019年10月~2020年3月
- 参加者数
- 4名