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「デジタル・アーカイブ」の現状

2017.01.24

執筆者 : 佐藤李青

「デジタル・アーカイブ」の現状の写真

編集者の齋藤歩さんを講師にお迎えしたメディア編集/制作に関する視点や技術のレクチャーの最終回は「デジタル・アーカイブ」をテーマとしました。齋藤さんがお仕事で手がけた事例や研究者としての視点から、いま考えるべき論点を共有いただきました。ここでは、レクチャー内で齋藤さんが取り上げた事例をご紹介します。

以下、レクチャー資料より抜粋します。

1)ウェブ・アーカイブに取り組んだ企画

・10+1ウェブサイトの「総目次」と「人物索引」
『10+1』データベース

2)「デジタル・アーカイブ」の事例

・ハラルド・ゼーマン・ペーパー/Harald Szeemann papers, 1836-2010, bulk 1957-2005(ゲティ研究所)
マルセル・ブロイヤー・デジタル・アーカイブシラキュース大学図書館
作家名の辞書(ゲッティ研究所)/例:「磯崎新」の語彙統制等(Related Peopleに注目)
東京都美術館・収蔵品検索システム
アーツ前橋・収蔵品検索システム
Google Cultural Institute
Europeana

3)世界のアーカイブズ活動

・美術(組織内アーカイブズの例)|MoMAアーカイブズ
・美術(収集アーカイブズの例)|アメリカ美術アーカイブズ(スミソニアン協会)
・建築|エーロ・サーリネン・コレクション(イエール大学図書館)
・建築|アリーン&エーロ・サーリネン・ペーパー(スミソニアン協会)
・グラフィティ|チャーリー・エーハン・ヒップホップ・アーカイブ(コーネル大学図書館)
・日本|「針生一郎氏旧蔵資料」等(国立新美術館)
・日本|「具体アーカイブ」等(大阪新美術館)

このリストを眺めるだけでも、ウェブサイトと連携した多様な「アーカイブ」の試みがなされていることがわかると思います。ぜひ、それぞれのウェブサイトへもアクセスしてみてください。

執筆:佐藤李青(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)

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