終了
「対話」は、「思考」「技術」を鍛えるための必須能力。プロジェクトの情報を共有し、さまざまな立場の人と協働し、新たな展開を切り開くための力です。アーティストと一年の活動をともにすることで、アートプロジェクトに必要な多角的視点と、企画・運営のための実践力、そして対話力を身につけます。
アーティストユニット「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」、学びに伴走するスクールマネージャーとともに、意識的に時間をかけて学び合う基礎プログラム。経験、年齢、所属は問いません。
基本情報
- 日程
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2016年6月18日(ガイダンス)、6月25日、6月26日、7月22日、7月23日、7月24日、以降は参加者の時間に合わせたグループワークや月1回程度の定例会を予定(〜2017年1月頃までの期間で調整中)10:15~17:30
※授業時間以外の課題、グループワークあり/授業の始まり、終わりにホームルームの時間あり
- 会場
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アーツカウンシル東京ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
- 主催
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アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
- 企画協力
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一般社団法人ノマドプロダクション
- 対象
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[思考編]または[技術編]修了生、またはアートプロジェクトの運営経験者
プログラム内容
アートプロジェクトは、共にプロジェクトを動かすチームや仕事を依頼するアーティストなど外部の人とコミュニケーションをとりながら進めていくことが必須です。
対話編では、1年間をとおしてアーティストとスクールマネージャーが伴走し、企画立案から実施、振り返りまでのアートプロジェクトの一連のプロセスを経験する中で、チームでプロジェクト実施するための対話力を養います。

授業毎│授業時の気づきをレポートにまとめる(400字以内)/企画進行のための準備・作業
個人課題│アーティストが過去に手がけた、または現在進めているプロジェクトの調査(取材)レポート(5,000字程度)、実践プログラムのなかで担当した役割を通して考えた気づきのレポート&実施報告プレゼンテーション
グループワーク課題│実践プログラムの企画立案・運営・ふりかえり
スクールマネージャーによるサポート
現場経験豊かなスクールマネージャーが、日々の学びに伴走します。課題へのフィードバックや、予習・復習のサポートだけでなく、1年間の到達目標や今後のキャリアプランを話し合う個人面談や、アートプロジェクトの現場見学・ボランティアなどのコーディネート、各種情報の提供まで、受講生に必要なサポートを行います。
スケジュール
06.18 |
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06.25 |
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06.26 |
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07.23 |
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07.24 |
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08.20 |
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08.21 |
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09.19 |
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11.13 |
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12.03 |
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12.23 |
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01.28 |
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スクールマネージャー
募集概要
- 募集人数
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15名 ※書類および面接により受講者を決定します
- 対象
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[思考編]または[技術編]修了生、またはアートプロジェクト運営経験者
- 受講形式
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通年(原則として、全日参加)
- 受講料
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一般 60,000円/学生 40,000円(最大10人まで)
※分割払いあり(最大3回まで)/初回の振込は2016年6月15日(水)〆切/受講料にはテキスト、資料、ID(受講証)代が含まれます/交通費、イベント参加料などはすべて自己負担となります
・アーツカウンシル東京ROOM302開室日には、アートプロジェクトに関するさまざまな図書や資料、東京アートポイント計画の成果物を閲覧することができます。
・プログラム修了生には修了証を発行します。
申し込み方法
2016年5月29日(日)24時までで申込受付を終了しました。
応募締切・面接までのスケジュール
- 2016年5月15日(日)
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説明会
- 5月29日(日)24時
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受講生募集締め切り
- 5月下旬
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第1次選考(書類)
- 6月3日(金)〜5日(日)
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第2次選考(面接)
- 6月初旬
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受講生決定
- 6月15日(水)
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初回受講料振込〆切
- 6月18日(土)
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ガイダンス
説明会情報
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<終了しました>
6月から開講する「思考と技術と対話の学校」基礎プログラムの説明会を開催します。説明会では、プログラムの内容や特徴について詳しくご紹介するほか、ゲストに中崎透氏を招き、トークセッションを行います。お気軽にご来場ください!
- 日時
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2016年5月15日(日)14:00〜15:30(参加無料・事前申込不要)
- 会場
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アーツカウンシル東京ROOM302(3331 Arts Chiyoda 3F)
- 料金
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無料
- 定員
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先着50名程度
- 内容
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14:00〜14:15 趣旨説明「思考と技術と対話の学校」
14:15〜15:00 トークセッション「目指せ即戦力!?迷える子羊、迷えるままに?」 ゲスト:中崎透(美術家)
15:00〜15:30 基礎プログラム概要・募集内容説明
数字で見る受講生データ 2016年度
Q1.属性は?
- 学生
- 社会人
Q2.主な専門分野は?
- アート
- その他
国際関係/IT/事務/整体師/大学講師 - 建築・街・コミュニティ
- 広告系
- サービス業
- コンサルティング
- 映像・音楽
- デザイン・設計
- エンジニア
Q3.年齢層は?
- 30代 - 35%
- 40代 - 33%
- 20代 - 23%
- 50代 - 8%
- 60代 - 1%
Q4.アートとの主な関わり方は?
- 観客
- アートの仕事をしている
アートNPO/一般社団法人/公益財団法人/民間企業 - 自主的な活動をしている
- ボランティアをしている
TERATOTERA/とびらプロジェクト/いちはらアートミックス/
Relight Project/六本木アートナイト/SLOW MOVEMENTほか - 勉強をしている
青山学院大学/慶應義塾大学/ほか
受講生の声 2016年度「対話編」
天羽絵莉子さん
NPO法人Art’s Embrace 事務局
アーティストのフラットなまなざしや、行動が自分を表現しているという態度に刺激を受けました。
私は以前税理士法人に勤務していたのですが、もともとアートが好きで、昨年転職をして、現在は事務局の仕事をしています。
2016年に閉園した上野こども遊園地を舞台にしたアートイベントでは、オーナーや解体業者の方などとの交渉を担いました。外部と関わることで改めて社会的な意義を問うきっかけになったものの、遊園地がなくなることに対する立場を突きつけられたり、自分たちのやっていることがお節介なのではないのかと悩んだり、何度も壁にぶち当たりました。
しかし話し合いのなかで、アーティストの滝沢達史さんから「白黒つけずに、平行するふたつのものごとを横に突き刺すのがアートプロジェクトの可能性だ」という言葉をもらい、続ける原動力になりました。アーティストのフラットなまなざしや、行動が自分を表現しているという態度に刺激を受けました。失敗してもいいからやってみたいことができたことは、私にとって大きな変化です。
田村悠貴さん
広告制作会社 ディレクター
これからもアートプロジェクトの現場に身を置きたいと思い、春に転職をする予定です。
私はいつかアートの業界で働きたいと思っているのですが、なかなか踏ん切りがつかず、もう1年学ぶために受講しました。
仕事は、予算や納期などがあるので、自ずとできることの範囲が決まっていきますが、今回制約はゼロ。なので、何を基準にどのように決めるか、判断がとても難しかったです。
対話編はアーティストとのやりとりが実際にあるのですが、中間報告で山城さんが「全然おもしろくない」と仰られて、イベント直前に滝沢さんに「僕はやる気が非常に落ちています」と言わせてしまう出来事がありました。滝沢さんの場合は、進行管理など事務的なことに意識が行きすぎて、私たちの熱意が感じられなかったのが原因のひとつ。期日ばかりに捉われず、おもしろいことを探求するアーティストの姿勢に何度もはっとさせられました。しかもそれが、人間が生きる意味や、社会に何が必要かということと結びついているんですよね。
これからもアートプロジェクトの現場に身を置きたいと思い、春に転職をする予定です。