プロジェクトの運営に携わるスタッフが活動の記録を整理・活用し、アーカイブするために役立つアプローチや手法を紹介した入門書です。アーカイブに取り組むときに、そのポイントや手順を確認することができます。
本書では、プロジェクトの現場担当者がアーカイブをはじめるために必要な事柄が4つのパートで紹介されています。まずは、アーカイブのメリットを理解し、現状を把握するための自己診断。次に運営組織やプロジェクトに不可欠な「バイタル・レコード」とアーカイブに取り組むための具体的な「ベーシック・テクニック」が続きます。最後に、アーカイブの実践を進めるためのヒントや便利なリストが収録されています。
目次
- はじめに
- アーカイブするシ・く・み
- タイプ別自己診断
- 便利帖の進め方
- バイタル・レコード
- ベーシック・テクニック
- アーカイブするヒント
- アーカイブ便利リスト
- 索引
- 付録しおり
- 便利帖のしおり
アートプロジェクトを動かす力を身につける「思考と技術と対話の学校」基礎プログラム1の講義録(2015年度「思考を深める/想像を広げる」編)です。
目次
- 手塚夏子(ダンサー/振付家)×熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授/医師)×大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室/文化生態観察)
- 港 千尋(写真家/著述家)×スザンヌ・ムーニー(アーティスト)×毛利嘉孝(社会学者)
- 伊藤亜紗(美学者)×西尾佳織(劇作家/演出家/鳥公園主宰)×石幡 愛(としまアートステーション構想事務局長/一般社団法人オノコロ)
- 山田慎也(国立歴史民俗博物館民俗研究系准教授)×EAT&ART TARO(現代美術アーティスト)×長島確(ドラマトゥルク)
- 家成俊勝(建築家/京都造形芸術大学空間演出デザイン学科特任准教授)×鈴木一郎太(〔株〕大と小とレフ取締役)×佐藤慎也(日本大学准教授)
- 伊藤洋志(起業家/ナリワイ代表)×現代芸術活動チーム「目(め)」(南川憲二/ディレクター 荒神明香/アーティスト)×吉澤弥生(共立女子大学文芸学部准教授)
2013年に発行した『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』のダイジェストに加え、新たに書き下ろした2編の補遺を収録しています。
2013年に発行した『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』のエッセンスを海外に向けて紹介することを目指し、英訳本“An Overview of Art Projects in Japan: A Society That Co-Creates with Art”が2015年に発行されました。本書は、新たに書き下ろした2編の補遺を収録しています。
目次
- はじめに
- アートプロジェクトとは何か?:その歴史と地域との関係性 熊倉純子・長津結一郎
- 「アートプロジェクト」とは
- アートプロジェクト誕生の背景
- 地域型アートプロジェクト
- コラム① データで見る大型芸術祭
- ケーススタディ:『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』の概要から アートプロジェクト研究会・編
- 大学×アートプロジェクト:現場型教育と地域の拠点としての役割
- オルタナティブな場×アートプロジェクト:持続可能なスキームに向けた新展開
- 美術館×アートプロジェクト:美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
- まちづくり×アートプロジェクト:まちへのアプローチとその関係づくり
- スタッフ×アートプロジェクト:地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
- 社会×アートプロジェクト:表現活動と社会が抱える課題の接近
- 企業×アートプロジェクト:企業がアートプロジェクトを支援する理由
- アーティスト×アートプロジェクト:過疎地における大型フェスティバルの可能性
- 3.11以後:被災地に向き合うアートプロジェクト
- アートプロジェクトの美的・社会的価値についての考察 熊倉純子
- 作品という規範からの逸脱
- 署名性への疑問
- 才能(talent)から共創(co-creation)へ
- 日本のアートプロジェクト研究の潮流と文化的背景
- 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)
- 民俗学的な視点
- アートプロジェクトを誰が批評するのか
- そもそもアートプロジェクトに批評は可能か?
- 主体的な市民の社会
- コラム② 共創的プロジェクト事例1——北澤 潤「サンセルフホテル」
- コラム③ 共創的プロジェクト事例2——藤 浩志「かえっこバザール」
- コラム④ 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)
- コラム⑤ 限界芸術とアートプロジェクト
- 特別寄稿「アートプロジェクト:日本の現代アートにおける新たな公共性の文脈」 ジャスティン・ジェスティ
アートプロジェクトの担い手たちのラボ
「ROOM302」は、東京都千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」の3階にアーツカウンシル東京が開設し、2010年から2023年3月15日まで運営を続けていたアートプロジェクトの担い手たちの活動拠点です。
イベントやレクチャー、アーカイブ、打ち合わせ、あるいはさまざまな実験的な活動を試みる場として多くの人々が活用し、2020年には映像の収録・配信ができるスタジオ「STUDIO302」を開設しました。