An Overview of Art Projects in Japan: A Society That Co-Creates with Art

- PDF公開中
- 冊子配布中
『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』(2013)のダイジェストに加え、新たに書き下ろした2編の補遺を収録しています。
『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』のエッセンスを海外に向けて紹介することを目指し、英訳本“An Overview of Art Projects in Japan: A Society That Co-Creates with Art”が2015年11月に発行されました。本書は、その英訳本の基となった日本語原稿に、やや加筆修正を行ったものです。
-はじめに
– アートプロジェクトとは何か?:その歴史と地域との関係性
熊倉純子・長津結一郎
「アートプロジェクト」とは
アートプロジェクト誕生の背景
地域型アートプロジェクト
コラム①:データで見る大型芸術祭
– ケーススタディ:『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』の概要から
アートプロジェクト研究会・編
大学×アートプロジェクト:現場型教育と地域の拠点としての役割
オルタナティブな場×アートプロジェクト:持続可能なスキームに向けた新展開
美術館×アートプロジェクト:美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
まちづくり×アートプロジェクト:まちへのアプローチとその関係づくり
スタッフ×アートプロジェクト:地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
社会×アートプロジェクト:表現活動と社会が抱える課題の接近
企業×アートプロジェクト:企業がアートプロジェクトを支援する理由
アーティスト×アートプロジェクト:過疎地における大型フェスティバルの可能性
3.11以後:被災地に向き合うアートプロジェクト
– アートプロジェクトの美的・社会的価値についての考察
熊倉純子
作品という規範からの逸脱
署名性への疑問
才能(talent)から共創(co-creation)へ
日本のアートプロジェクト研究の潮流と文化的背景
社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)
民俗学的な視点
アートプロジェクトを誰が批評するのか
そもそもアートプロジェクトに批評は可能か?
主体的な市民の社会
コラム②: 共創的プロジェクト事例1——北澤潤「サンセルフホテル」
コラム③: 共創的プロジェクト事例2——藤浩志「かえっこバザール」
コラム④: 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)
コラム⑤: 限界芸術とアートプロジェクト
– 特別寄稿「アートプロジェクト:日本の現代アートにおける新たな公共性の文脈」
ジャスティン・ジェスティ