TERA English(2015)

『TERA English』は、作品展示やアートプロジェクトなど、現場で必要とされる基本的かつすぐに使える英語表現を身につけるための連続講座です。アートプロデュースに興味のある人をはじめ、アーティストやギャラリストを対象としています。作品についてのディスカッションやレジデンスプログラム(AIR)に参加することを想定した英会話など、アートにまつわる英語を毎回の授業で実践しながら学んでいきます。

アートの現場で英語でのコミュニケーションが必要な方、海外のレジデンスプログラムに参加したいと思っている方、また英語を使う機会がなくて困っている方など、英会話初心者でも気軽に受講できるプログラムです。

※ 本プログラムはTERATOTERAの一環として実施しています

基礎プログラム2「技術編」(2015)

「技術」は、会議の設定の仕方からプロジェクトの現場の仕切り方といった実務、記録をアーカイブ化し未来へ発信すること、また評価までのマネジメントフローなど、さまざまな局面で必要とされる事柄を遂行する能力のことです。「演習問題」を通して、少人数のグループワークを実施。アートプロジェクトのはじまりから終わりまでのワークフローを学び、業務の必要性を理解した上で、現場で求められる技術を磨きます。

基礎プログラム1「思考編」(2015)

「思考」は、社会動向を見据え、どのようなプロジェクトが必要か、また、そのために必要なオペレーティングシステム(OS)を考える能力のこと。思考編では、授業や課題をとおして、「なぜアートプロジェクトを行うのか?」「社会的な課題に対してどのようにアプローチするのか?」「自分はどのようにかかわりたいか?」など問いを立てながら、アートプロジェクトが扱う領域のイメージを広げる考え方を学びます。

多彩な講師陣と、学びに伴走するスクールマネージャーとともに、意識的に時間をかけて学び合う基礎プログラムです。

「幸せな現場づくり」のための研究会 中間報告会 ~異なる立場で働く4人が伝えたいメッセージ~

1990年代にアーティスト主導で萌芽をみたアートプロジェクトは、2000年代の地域芸術祭規模への発展とともに増加し、現在では全国各地で多様な担い手によって開催されています。一方、制度化が進まず、多くの現場では担い手の専門性や雇用の問題が顕在化しつつあります。「『幸せな現場づくり』のための研究会」では、文化事業・アートプロジェクトの現場で働く人々が社会資本の強化の担い手として活躍していくための議論を重ね、その言語化に挑んできました。今回は、これまでの論点や課題を整理し、中間報告会を開催します。

詳細

「幸せな現場づくり」のための研究会とは

アートプロジェクトの現場における文化創造の基盤の充実及び担い手の専門性の向上、職域の認知向上に必要な言説とメソドロジーを提示する、『幸せな現場づくり』のための研究会。国内外の現場を経験してきたアート・コーディネーター、プランナー、コミュニティデザイナー、会計士という専門性の異なる研究会メンバーによって、現在進行形の現場の課題や可能性を議論し、言語化していきます。そこで発見された知識や視点をツール化し、共有することで、これから増加し多様化する担い手とともに「公共政策としての文化」を根付かせていくことを目指します。

「幸せな現場づくり」のための研究会(2015)

アートプロジェクトの現場における文化創造の基盤の充実及び担い手の専門性の向上、職域の認知向上に必要な言説とメソドロジーを提示する、「幸せな現場づくり」のための研究会。

1990年代にアーティスト主導で萌芽をみたアートプロジェクトは、2000年の越後妻有アートトリエンナーレの開始を皮切りに自治体主導による芸術祭規模への発展とともに増加し、現在では全国各地で多様な担い手によって開催されています。一方、1980年代から1990年代にかけて各地に建てられた美術館のようには制度化されておらず、多くの現場では担い手の専門性や雇用の問題が顕在化しつつあります。今後、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて文化プログラムの急増が予想される中、現場で働く人々が社会資本の強化の担い手として活躍していくためには何が必要なのでしょうか。

本プログラムでは、これまで国内外の現場を経験してきたアート・コーディネーター、プランナー、コミュニティデザイナー、会計士という専門性の異なる研究会メンバーによって、現在進行形の現場の課題や可能性を議論し、言語化していきます。そこで発見された知識や視点をツール化し、共有することで、これから増加し多様化する担い手とともに「公共政策としての文化」を根付かせていくことを目指します。

旅するリサーチ・ラボラトリーⅡ -フィールドワークと表現(2015)

近年、アートの現場において、リサーチをもとにした作品やプロジェクトが多く見受けられます。「旅するリサーチ・ラボラトリー」 は特に他分野でも広く取り入れられているフィールドワーク的実践に着目し、ジャンルを問わず興味深いフィールドワークとアウトプットをされているさまざまなリサーチャー、各地の資料館、 美術館などを訪ね、リサーチ手法、アウトプットやそれらにまつわる作法に関するグループリサーチを2014年からスタートさせました。

2年目の2015年、「旅と歌・詩(うた)」、「旅と地図」、「出来事を留める方法」をキーワードに、再びレンタカーに乗り、12日間の旅を企画。1年目の経験から、あらためて短期リサーチとしての「旅」という点を意識し、移動車内の時間をフィールドワークのための考察、咀嚼の場とし「編集・制作会議」をすすめるのみならず、「ゲストシート」を設けゲストと一緒に旅をしながらのロングインタビューを試みました。さらにフィールドワークからのアウトプット実践として、車内を録音スタジオに見立て、ポッドキャスト番組を録音、旅中に編集し配信しました。

詳細

関連リンク

2014年、2015年の取材日程、取材先一覧、ポッドキャスト番組のリンクなどは以下のウェブサイトにてご覧いただけます。
http://tabisurulab.wix.com/trlab

日本型アートプロジェクトの歴史と現在についての情報発信研究

本プロジェクトでは、2013年度に制作された成果物『日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990年→2012年』及び、「『日本型アートプロジェクトの歴史と現在1990年→2012年』翻訳プロジェクト」において制作された成果物をもとに、日本型アートプロジェクトについて海外に向けて紹介することを目指し、英訳テキストの制作に取り組みます。

また、2014年度「『日本型アートプロジェクトの歴史と現在1990年→2012年』を読む」の講座記録を副読本(レポート)としてまとめ、ウェブ等を通じて広く発信します。