フィールドワークをベースとした作品を制作・発表しているアーティスト、mamoruと下道基行が中心となり結成した「旅するリサーチ・ラボラトリー」が、日本各地を旅しながら、フィールドワーク的手法とアウトプットの実践について様々な表現者へインタビューを行い、フィールドワークと表現の可能性について検証したプロジェクト「旅するリサーチ・ラボラトリー -フィールドワークと表現Ⅲ-」から生まれた、1枚のポストカードと、地図、活動を振り返ったテキストをまとめたキットです。
プロジェクト3年目となる2016年度の旅の地は、東京・竹芝港から1000km、24時間の航海の先に位置する小笠原諸島。独自のクレオール的多様性、「Nodus(接点、結び目、もつれ、難曲)」を含んだ小笠原にて、ゲストのリサーチ・ディレクターを迎え、複数のリサーチャーによるそれぞれの視点と考察の違い、それらが接触・交換する時に生まれる化学反応を観察・記録することに取り組みました。
目次
- ポストカード11枚(印刷版のみ)
- 地図ポスター(裏面:3年間の活動を振り返った対談形式のテキスト)
- 旅するリサーチラボラトリーって何?
- 旅するリサーチの始まり ―1年目の話
- リサーチを、どう記録するのか? ―1年目の話
- リサーチを、どう記述するのか? ―2年目の話
- 新しい報告会 ―ライブはライブで― 再び1年目
- ライブを、どう記述するのか?
- ライブ ―ライブ―ライブ、3年目の話
- 空間と時間の接続方法
- 全てを記録(しようと)する
- 4年目の始まり、の話
近年、日本各地で開催されている芸術祭には、文化施設等で展開される事業とは異なり、まちや地域で展開するアート活動における独自の知見が蓄積されています。しかし、数年に一度、一過性の「祭り」として実施する体制では、次の実践への知見が担い手の間で継承しづらい状況が生まれています。
本プログラムでは、これから芸術祭を担う人々が議論を重ねるための共通の基盤づくりを目指します。いま、芸術祭に取り組むことに、どのような意義があるのか。国際的な時流を読み解きながら、どのような方法を重視し、現場を組み立てていくべきなのか。あいちトリエンナーレ2016の芸術監督を務めた港千尋さんが、その経験と思考をまとめた『芸術祭ノート』を制作します。
近年、日本各地で増加するアートプロジェクトにおいては、その実施プロセスや成果等を可視化し、広く共有する目的でさまざまな形態の報告書やドキュメントブックなどが発行されています。それらの発行物は、書店販売など一般流通に乗らないものも多いため、制作だけでなく「届ける」ところまでを設計することが必要となります。
またドキュメントブックは、一つひとつのプログラムのみならず、それを生み出した母体となる団体やプロジェクトの理念や文脈が込められています。複数のプログラムを抱える活動において、そこに通底する価値を広く社会に伝えることは重要です。
本プログラムではアートプロジェクトから生まれた「言葉」(報告書やドキュメントブックなどの発行物)の届け方の手法を研究・開発します。今年度はアーツカウンシル東京の取り組みから「東京アートポイント計画」「Tokyo Art Research Lab」「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」「TURN」を取り上げ、その発行物を届けるためのメディア開発(パッケージ及びレター)を行います。
小川希(Art Center Ongoing代表)が2016年の3か月間、東南アジア9か国を巡り、83か所のインディペンデントなアートスペースをリサーチした旅の記録です。
目次
- はじめに
- Republic of the Philippines
- 01 Artery Art Space
- 02 Green Papaya Art Projects
- 03 Post
- 04 98B COLLABoratory
- 05 Kalye Art Gallery
- 06 Neo-Angono
- 07 Project 20
- 08 Los Otros
- 09 VOCAS (Victor Oteyza Community Art Space)
- 10 Ili-likha Artist Village
- 11 Gallery Orange
- 12 Kape ALBARAKO
- 13 Margaha Beach Resort
- 14 Kapitana Gallery
- 15 FitStop Bites and Bikes
- 16 Capricho Art Café
- 17 Turtle’s Nest-Republic of Indonesia
- 18 KRACK!
- 19 KUNCI Cultural Studies Center
- 20 Ruang MES 56
- 21 Cemeti Art House
- 22 Lifepatch
- 23 Ace House Collective
- 24 Lir Space
- 25 Rapermoon Puppet Theatre
- 26 Taring Padi
- 27 SURVIVE!garage
- 28 kebun bibi art books coffee
- 29 Kedai Kebun Forum
- 30 C2O library&collabtive
- 31 WAFT Lab
- 32 Forum Lengteng
- 33 Serrum
- 34 ruangrupa
- 35 Kineruku
- 36 PLATFORM3
- 37 Ruang Gerilya
- 38 Salasar Sunaryo Art Space
- 39 Tobucil&Klabs
- 40 Omuniuum-Thailand
- 41 Chiang Mai Art Conversation(CAC)
- 42 The Godung
- 43 Gallery Seescape
- 44 Angkrit Gallery
- 45 Art Bridge Chiang Rai
- 46 Ne’na Contemporary Art Space
- 47 The Land Foundation
- 48 Pongnoi Community Art Space
- 49 Maa in Soi
- 50 Lyla Gallery
- 51 Documentary Arts Asia
- 52 Ung Shop Gallery Film.
- 53 The Reading Room Bangkok
- 54 Speedy Grandma
- Lao People’s Democratic Republic
- 55 i:cat gallery-Republic of the Union of Myanmar
- 56 New Zero Art Space
- 57 Studio Square-Thailand
- 58 Baan Noorg Collaborative Arts&Culture
- 59 Tentacles-Republic of Singapore
- 60 Post-Museum
- 61 Grey Project-Malaysia
- 62 Kelab Bangsar Utama
- 63 Rumah Titi
- 64 indars 無限發掘
- 65 HOM Art Trans
- 66 Live Fact
- 67 REAL WORKS
- 68 Lostgens’ Contemporary Art Space
- 69 Rumah Api-Socialist Republic of Viet Nam
- 70 Dia Project
- 71 GiantStep Urban Art Gallery
- 72 Sàn Art
- 73 The Factory Contemporary Arts Center
- 74 Zero Station
- 75 New Space Arts Foundation
- 76 Nhà Sàn Collective
- 77 Six Space
- 78 Manzi
- 79 Heritage Space-Kingdom of Cambodia
- 80 SA SA BASSAC
- 81 JavaArts
- 82 Sa Sa Art Projects
- 83 The 1961 Coworking and Art Space
- おわりに
Art Bridge Instituteは、アートが現代社会においてジャンルを横断しながら、人と人のつながりをつくり出してゆくことについて、その研究や実践に取り組んでいます。機関誌『ART BRIDGE』では、地域の問題に向き合い、交流を生み出すアートプロジェクトや、生きる技術としての「アート」のいまをリサーチします。
ロサンゼルスとメキシコに滞在し、未知なる文化の発信源をリサーチしながら、展示と編集を同時進行するプロジェクト『Transit Republicー越境芸術祭』。プロジェクトメンバーが訪れた美術館やギャラリー、活動拠点も紹介します。
目次
- Prologue
Transit Republic
- Feature
2017年冬、25日間の旅路 江上賢一郎、キオ・グリフィス、関川 歩、服部浩之、港 千尋
- Column
時間を平行に見る 港 千尋
- Article
Field Notes From the Revolution:Activists Occupy Californiaʼs Imperial Valley Mike Davis
- Pick up
Transit Republic Culture Selection
- Epilogue
果てしない道の向こうへ 港 千尋
- 編集後記
Art Bridge Instituteは、アートが現代社会においてジャンルを横断しながら、人と人のつながりをつくり出してゆくことについて、その研究や実践に取り組んでいます。機関誌『ART BRIDGE』では、地域の問題に向き合い、交流を生み出すアートプロジェクトや、生きる技術としての「アート」のいまをリサーチします。
特集は「創る 集まる 変えてみる」。編集長の港千尋が芸術監督を務めたあいちトリエンナーレ2016を入り口に、人が集まり創造する現場を訪ねながら、共同創造の新しいかたちを発見していきます。
目次
- Feature 01
- コレクティブ・アジア 江上賢一郎
- 『コレクティブ・アジア─オキュパイ/ 生存権/ユーモア』ができるまで 服部浩之
- 行為からはじまるコレクティブ単語帳 コレクティブ·アジア プロジェクト·メンバー
- 都市の地層をなぞる ─釜山、歴史・アート・コミュニティ探訪記─ 江上賢一郎
- インドネシア美術のコレクティブ史─“ワイルドな”メカニズム─ 廣田 緑
- 余白の時間を共有すること 江上賢一郎
- Column 01
時を集めて 港 千尋
- Report 01
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
紙の上のプラットフォーム 関川 歩
- Bridge Talk 11
ブリッジの作り方シリーズ11
トランスコンセプチュアル ─移動と想像の方法論─ キオ・グリフィス
- Feature 02
まちへ繰り出す芸術祭
- Report 02
まちの小さな記憶とつながる 大愛知なるへそ新聞編集部 関川 歩
- Interview 01
芸術祭の「その後」をつくる Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]
- Interview 02
「あいだ」を創造するまち育て 延藤安弘
- Column 02
縁のなかの力持ち 港 千尋
- Report 03
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
行き交う橋、つなぐ出会い 町田恵美
- Contribution 01
「どこ」を超えて「いま」を共有すること ~ライプツィヒ『日本の家』とネットワーク~ 大谷 悠
- Contribution 02
汽水域にいきる 佐藤李青
- Contribution 03
路地を再現する 交陪プロジェクトと精神地理学の行動 龔 卓軍
- Column 03
心の地理学 港 千尋
- Report 04
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
故郷をめぐる旅 原亜由美
- Report 05
生きる術としての知の共有 ~リーディンググループの実践~ 高野英江
- Contribution 04
旅する八丁味噌 名古屋 八丁味噌編 関口涼子
- 編集後記
伊豆大島のさまざまな世代の方々をつなぐことを目的に、現在・過去・未来のあらゆる島の情報を集めながら、伊豆大島に暮らす人やかかわりのある人に話を聞くフリーペーパーです。
2015冬号の特集は、みんなでパンをつくる黒潮作業所。2016秋号では、島だからこそ味わえる「島キャンプ」の醍醐味を、2017春号では、郷土料理から家庭の味まで、島の食卓をご紹介しています。
アートプロジェクトの担い手たちのラボ
「ROOM302」は、東京都千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」の3階にアーツカウンシル東京が開設し、2010年から2023年3月15日まで運営を続けていたアートプロジェクトの担い手たちの活動拠点です。
イベントやレクチャー、アーカイブ、打ち合わせ、あるいはさまざまな実験的な活動を試みる場として多くの人々が活用し、2020年には映像の収録・配信ができるスタジオ「STUDIO302」を開設しました。