ART BRIDGE Issue 05 Spring 2017

Art Bridge Institute(ABI)は、アートが現代社会においてジャンルを横断しながら、人と人のつながりを作り出してゆくことについて、その研究や実践に取り組んでいます。機関誌『ART BRIDGE』では、地域の問題に向かい合い、交流を生み出すアートプロジェクトや、生きる技術としての「アート」の今をリサーチし、紹介します。
本号では「創る 集まる 変えてみる」を特集。編集長の港千尋が芸術監督を務めたあいちトリエンナーレ2016を入口に、人が集まり創造する現場を訪ねながら、共同創造の新しいかたちを発見します。
CONTENTS
Feature 01
コレクティブ・アジア(江上賢一郎)
『コレクティブ・アジア─オキュパイ/ 生存権/ユーモア』ができるまで(服部浩之)
行為からはじまるコレクティブ単語帳(コレクティブ·アジア プロジェクト·メンバー)
都市の地層をなぞる ─釜山、歴史・アート・コミュニティ探訪記─(江上賢一郎)
インドネシア美術のコレクティブ史─“ワイルドな”メカニズム─(廣田緑)
余白の時間を共有すること(江上賢一郎)
Column 01
時を集めて(港千尋)
Report 01
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
紙の上のプラットフォーム(関川歩)
Bridge Talk 11
ブリッジの作り方シリーズ11
トランスコンセプチュアル ─移動と想像の方法論─(キオ·グリフィス)
Feature 02
まちへ繰り出す芸術祭
Report 02
まちの小さな記憶とつながる 大愛知なるへそ新聞編集部(関川歩)
Interview 01
芸術祭の「その後」をつくる(Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya])
Interview 02
「あいだ」を創造するまち育て(延藤安弘)
Column 02
縁のなかの力持ち(港千尋)
Report 03
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
行き交う橋、つなぐ出会い(町田恵美)
Contribution 01
「どこ」を超えて「いま」を共有すること ~ライプツィヒ『日本の家』とネットワーク~(大谷悠)
Contribution 02
汽水域にいきる(佐藤李青)
Contribution 03
路地を再現する 交陪プロジェクトと精神地理学の行動
(龔卓軍)
Column 03
心の地理学(港千尋)
Report 04
『ART BRIDGE』に連れて行ってもらった
故郷をめぐる旅(原亜由美)
Report 05
生きる術としての知の共有 ~リーディンググループの実践~(高野英江)
Contribution 04
旅する八丁味噌 名古屋 八丁味噌編(関口涼子)
編集後記