開発好明 100人先生

アーティスト・開発好明による「100人先生」は、人が出会い、互いに学び合う場をつくっていくプロジェクトです。東京都三宅島を舞台にした『三宅島大学』の一環として、2012年12月から2014年2月にかけて行われました。普通に生活をしている人の、ちょっとした特技に焦点を当て、100人もの「先生」が誕生。本書は、これまでの活動をまとめた記録集です。

墨田のまちとアートプロジェクト―墨東まち見世2009-2012ドキュメント

『墨東まち見世』は、隅田川・荒川・北十間川によって囲まれた墨田区の北半分を占める地域「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として開催されたアートプロジェクトです。地域に息づく多様な文化を通して、これからのまちと暮らしを多方面から探っていくことを目的に活動してきました。

本書は、その4年間の活動と、その背景にある墨東エリアのまちづくりやアート活動の歴史を伝えるために、活動に詳しい編集者・墨東まち見世事務局担当者・公募による編集部員によって「墨東まち見世編集部」を結成して、制作を行いました。

もくじ

墨東エリアについて
[論考]墨東地域の現在とアートプロジェクト 真野洋介

100日プロジェクト(招聘プログラム)
新里碧《曳舟湯怪》
[コラム]墨東まち見世の原点を振り返る 曽我高明
岸井大輔《墨東まち見世ロビー》
大巻伸嗣《Memorial Rebirth in 京島・キラキラ橘商店街》
池田光宏《by the Window “墨東バージョン”》
山城大督《トーキョー・テレパシー》
長島確《墨田区在住アトレウス家》
谷山恭子《Lat/Long-project “I’m here. ここにいるよ。”》
[コラム]旧アトレウス家のこと―長島確
[論考]消費されないアートプロジェクトを求めて―橋本誠

ネットワークプロジェクト
墨東文庫[街頭紙芝居編]
私たちがおすそわけできること
「どこにいるかわからない」展
ロジ展「はためくわたしたち」
ネットワークプロジェクト一覧

墨東まち見世ネットワーク
[論考]墨東まち見世と東京下町のコミュニティ 金 喜美
[コラム]鳩の街通り商店街と私 ヨネザワエリカ
墨東まち見世を支える人々
[コラム]路地園芸術祭のこれまでとこれから 村山修二郎
ちらっとドキュメント
[コラム]まちみてマップから見える新しい芽 長尾聡子
[座談会]墨東のまちとアートプロジェクトのこれから

墨東まち見世実施概要
おわりに 森 司

墨東文庫 鳩の街編 墨東ストーリィズ解説目録

「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として、アーティストの木村健世が行った市街地アートプロジェクト「『墨東文庫』プロジェクト」。まちに散りばめられた25の物語をピックアップし、その物語をまとめた文庫です。「鳩の街商店街」周辺を集中的にリサーチしました。

もくじ

はしがき
フロム・ザ・リバーバンク
ホワイトホワイト
うつろい人生
スローモーション
チケット トゥ ライド
6号線の内側
潮騒のあとで
路地裏作戦
華やぎし季節に
治虫先生
A面とB面のあいだ
空中路地
消え物 そして消えない物
知らないごちその日
幻の龍
うちのいろとまちのいろ
父と子の街
綴られゆく日々
4つの段ボール箱
群青
ぴーぴーちょー
夕暮れのバナナ
野良黒日記
花の言葉
青春の路線図
うつくしき夕鐘

誰もが先生、誰もが生徒 三宅島大学の試み 五十嵐靖晃「そらあみ―三宅島―を事例に」

『三宅島大学』は、島全体を「大学」に見立て、さまざまな学びの場を提供する仕組みをつくるプロジェクトです。コンセプトは「誰もが先生、誰もが生徒」。このコンセプトを明確に示したプロジェクトのひとつが、アーティスト・五十嵐靖晃による「そらあみ-三宅島-」です。三宅島大学初期のリサーチで地元漁師から教えられた漁網編みの技術は、アートプロジェクト「そらあみ」となり、三宅島以外の土地でも展開されました。

本書は、「そらあみ」が、アートプロジェクトとして2012年10月に三宅島に帰ってきてからの物語です。初年度のリサーチからつながる、2年間を紹介します。

もくじ

発行にあたって
三宅島大学 2年のあゆみ
五十嵐靖晃「そらあみ-三宅島-」2012.10.01-10.22
そらあみ これまでのあゆみ
二年目をふり返る

としまアートステーションコンセプトブック

アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動の展開を目指したプロジェクト『としまアートステーション構想』のコンセプトブックです。

もくじ

豊島区の実験
「としまアートステーション構想」とは
アートプロジェクト
アートサポート

アートプロジェクト
アートサポート
シンポジウム

としまアートステーション構想リーフレット2012

アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動を目指した『としまアートステーション構想』。プログラム一覧や、かかわっているアーティストを掲載したリーフレットです。

子育てをめぐるタテの対話 阿部初美「としまで子育て 子育てを考えるワークショップ」ドキュメント 

本書は、豊島区を舞台にした『としまアートステーション構想』のアートプロジェクトとして実施された、演出家・阿部初美による「としまで子育て 子育てを考えるワークショップ」のドキュメントです。演劇的手法を用いて、さまざまな世代の参加者と、地域や社会のなかにおける社会的課題「子育て」について考えるワークショップを行い、最後には、映像インタビューやリーディングを交えた発表会を開催しました。

もくじ

はじめに
ワークショップ
ワークショップについて
テーマ1 子育てについて考えていることを話す
テーマ2 本を紹介する
テーマ3 子どもを感じる
20代の意見「結婚や子育ては考えられない」
テーマ4 子どもの頃の一番古い記憶を思い出す

発表会 ランチ de ディスカッション
発表会について
第一部 それぞれの生き方
第二部 その選択の背景にあるもの
ディスカッション
リーディング

参加者の声
「子どもを持つっていいな」と思えるようになりました 池上綾乃
ワークショップの持つ力 蓮池奈緒子
自己実現的な社会への疑問 森 隆一郎
世代間の差の大きさを実感 石川佳代
『子育てをめぐるタテの対話』ができるまで 阿部初美(演出家)
ワークショップという名の演劇作品 佐藤慎也(としまアートステーション構想ディレクター)
基本データ

アトレウス家の建て方

現在の東京のまちに、ギリシャ悲劇に登場する「アトレウス家」が住んでいたという設定で、都内3か所で展開した演劇プロジェクト。実際にあるものとフィクションとを二層のレイヤーのように重ね合わせ、家やまちのなかにある生活や歴史に対して感覚を開くことができるかを探りました。

もくじ

はじめに
墨田区
パート1
パート2
パート3×4
豊島区
三宅島

川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め 3つの物見台オープン

『東京インプログレス』は ワークショップ・トーク・共同制作などの活動を通じて 世界的なメトロポリス・東京を 再考するプロジェクトです。 2010年度にスタートし、 東京の水辺を定点観測する拠点として、 汐入タワー、佃テラス、豊洲ドームを完成させました。

本書は、3つの建物を紹介するリーフレットです。

TERAKKO通信2012 DOCUMENT

JR中央線の高円寺・吉祥寺・国分寺という「3つの寺」をつなぐ地域で展開しているアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』。2012年度は、ボランティアスタッフである「TERACCO(テラッコ)」たちが企画の発案から実施までを担うという方針が打ち出されました。

「TERATOTERA祭り2012」では、「NEO公共」というコンセプトのもと、トークや音楽ライブ、まちなかでの作品制作などが展開され、その活動風景をテラッコたちがまとめた記録集です。

もくじ

はじめに

vol.01 TERATOTERA WEST 途中下車の旅11@国分寺 「[中央線文化]のきのう きょう あす」

vol.02 TERATOTERA WEST 途中下車の旅12@武蔵小金井 「納涼の音」

vol.03 TERATOTERA祭り@高円寺 「オープニングスペシャルライブ!!!」

vol.04 TERATOTERA祭り@荻窪 「ボランティアをてつがくする!」

vol.05 TERATOTERA祭り@吉祥寺 「TERATOTERA祭り2012 後期 NEO公共」

vol.06 TERATOTERA WEST 途中下車の旅14@武蔵境 「バスのなかのひみつ~子どもだけに訪れる不思議な出会い~」

テラッコたちの熱量

P.S.テラッコさま

航海を終えて