受付終了
いつも見ている風景や日々の生活のなかにも、複雑で多様な世界が存在しています。しかし、そこにあることに慣れてしまうと、それはただ過ぎ去っていく行為や風景の一部になってしまいます。そんな「当たり前」のもの・ことに好奇心を抱くことは、習慣化して見えづらくなった日常の断片を掬うことにつながり、さらにそのかけらが他者と共有可能なものとして記述されたとき、改めて私たちは日常生活が驚きと発見で満ちていることに気づくでしょう。人びとの暮らしや土地に新たな解釈や可能性を見出そうとする姿勢は、まちに入り込んでいくアートプロジェクトを展開していくために必要な視座なのではないでしょうか。
日常の断片を集め、共有可能なかたちで記述するための方法とは? それを読み解き、新しいもの・ことを生み出していくプロセスとは? このような問いかけを、人びとの日常的な営みのなかから立ち現れる「ちいさな文化」を手がかりに、「いま」の社会の断片をとらえることを試み続ける冨永美保さん・伊藤孝仁さん(トミトアーキテクチャ)と、大橋香奈さんをゲストにお呼びして議論したいと思います。
これまでの活動のなかで日常生活をどのように記述しようと試み、新たな挑戦に取り組んできたのか。2組のゲストに共通する姿勢と態度を紐解きながら、「いま」を見つめる先にある次なる展開について話します。
画像:出来事の地図/丘の町の寺子屋ハウス CASACO(tomito.jp)より
基本情報
- 日時
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2018年11月7日(水)19:00~21:00(開場18:30)
- 会場
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ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])
- 参加費
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無料
- 定員
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30名(事前申込制/先着順)
- 申込方法
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申込受付は終了いたしました。
モデレーター
- 主催
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アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
- お問い合わせ
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アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
事業推進室事業調整課事業調整係 TARL事務局
TEL:03-6256-8435(平日10:00〜18:00)
E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp