アーティスト・イン・児童館 北澤潤プロジェクト 児童館の新住民史手記を辿る

こどもたちの日常的な遊び場である児童館にアーティストを招聘し、創作・表現のための「作業場」として活用してもらう『アーティスト・イン・児童館』の一環で行われた「児童館の新住民史」。アーティストの北澤潤らが「新住民」として児童館へ入り込み、日々その日常を手記として記録しました。

目次

児童館に新住民あらわる
児童館で書かれた手記 2009年11月―2010年3月
「日常へ消失する」北澤 潤
児童館の新住民史 活動年表
「手記を辿る」臼井隆志

楽しみながら学ぶ防災イベント「イザ!カエルキャラバン!」防災体験プログラムマニュアルBOOK

「イザ!カエルキャラバン!」は、楽しみながら学べる新しいかたちの防災訓練イベントです。2005年、約20人の大学生サポートスタッフとともに組成されたプロジェクトチームが、167人の被災者の声を集めて独自にアイデアを出し合いながら制作。被災者の方々の声から抽出した災害時に有効な防災の知識や知恵、技を伝えるために、ゲーム感覚のある防災体験プログラムやボードゲーム、カードゲームなどの防災教育教材を開発しました。

本書は、これらの防災体験プログラムや防災教育教材の内容、準備物、やり方などを簡潔にまとめたマニュアルです。より詳しく解説したDVDも同封しています。

もくじ

「イザ!カエルキャラバン!」とは
地域主導型「イザ!カエルキャラバン!」の支援の流れ
資器材のレンタルについて

01 水消火器で的あてゲーム
02 毛布で担架タイムトライアル
03 ジャッキアップゲーム
04 持ち出し品なぁに?クイズ
05 防災倉庫の中身なぁに?クイズ
06 紙食器づくり
07 なまずの学校
08 GURAGURA TOWN
09 防災カードゲーム『SHUFFLE』
10 防災人形劇『おたま劇場』
11 対決!バケツリレー
12 神戸防災体操
13 家具転倒防止ワークショップ
14 応急手当ワークショップ
15 地震のイメージを絵で描こう
16 防災ジャンボかるた
17 絵本・紙芝居読み聞かせ
18 震災アニメを鑑賞しよう

地域で編集されて広がるカエルキャラバンプログラム

アーティスト・イン・児童館 西尾美也プロジェクト ことばのかたち工房 制作記録集2008-2009

現代美術家・西尾美也によって『アーティスト・イン・児童館』で行われたプロジェクト「ことばのかたち工房」の記録集です。

「ことばのかたち工房」は、古着を使って「ことば」を「かたち」にする作業場。「ことば」は、まちの「ある見慣れたかたち」を言い表したものです。「ことば」の正体を知ることもなく、まず自由な発想で「かたち」をつくります。「かたち」は、最後に「ある見慣れたかたち」と置き換えられます。古着を使って、まちに新たな装いを与えていきます。

もくじ

ことばのかたち工房とは

ことばとかたちの正体
1.ことばを集める
2.ことばのかたちを考える
3.ことばのかたちをつくる
4.ことばのかたちを届ける
5.地域でふりかえる

ことばのかたち工房 作品一覧
ことばのかたち工房 制作マップ

西尾美也インタビュー

アーティスト・イン・児童館とは

墨東文庫 墨東ストーリィズ解説目録

「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として開催された「墨東まち見世2010」にて、アーティストの木村健世が行った市街地アートプロジェクト「『墨東文庫』プロジェクト」。まちに散りばめられた25の物語をピックアップし、その物語の集合体を「文庫」としてまとめました。

もくじ

はしがき
そらの木
時のパレット
焦土の記憶
路地裏のたたかい
過去からの手紙

花の咲く場所
瞼唄
きょうのおかず
月に見る夢
寅とさくらのおばあちゃん
うしろ髪
19×19
スクリーン
陽炎に溶ける時
ペーパーブルースストーリー
青春の光
ロングロード
小さな教室
凌霄花
魔法の声
ファイブ・アロウズ
夢の中の子供達
小宮さんの畑
おもかげ

墨東まち見世2009 活動報告書

「墨東まち見世2009」は、隅田川・荒川・北十間川によって囲まれた墨田区の北半分を占める地域「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかで開催されたアートプロジェクトです。

以前より地域でまちづくりやアートのプログラムに取り組んできたNPO法人向島学会と東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)が共催し、100日間開催しました。これらの地域資源や状況変化に着目しながら「まちが遊ぶ100日間。」をキーワードとしてさまざまなアーティストが活動を展開。

また、まち歩きツアーのプログラムや活動について振り返るトークイベントなど、地域の魅力を生かしたプログラムを行いました。その後も地域住民やアーティストが主体となり、さまざまな活動が続いています。

もくじ

はじめに

三宅航太郎
岸井大輔
藤井 光
スタジオ・シェッラハル
ティトス・スプリ―
EAT&ART TARO
トリのマーク(通称)
中里和人
パルコキノシタ
水内貴英
村山修二郎
北川貴好
KOSUGE1-16
杉田このみ
SOURCE Factory
大巻伸嗣
池田みどり

関連プログラム
墨東まち見世の展開
広報ツール
各種データ

ROOM302

アートプロジェクトの担い手たちのラボ

「ROOM302」は、東京都千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」の3階にアーツカウンシル東京が開設し、2010年から2023年3月15日まで運営を続けていたアートプロジェクトの担い手たちの活動拠点です。

イベントやレクチャー、アーカイブ、打ち合わせ、あるいはさまざまな実験的な活動を試みる場として多くの人々が活用し、2020年には映像の収録・配信ができるスタジオ「STUDIO302」を開設しました。

アートプロジェクトの0123

小川希(TERATOTERA チーフディレクター)をコーディネーターとして実施した、アートプロジェクトを「知る」連続ゼミ「アートプロジェクトの0123(オイッチニーサン)」。全20回の成果を9名のゲストとの対話を中心に収録しています。

もくじ

はじめに「走り出すあなたへ」 小川 希
特別対談蠢きとしてのムーブメント「TERATOTERAと文化発信地・東京の可能性をめぐって」 南後由和×小川 希

第一章 アートの歴史・アートの概念を学ぶ(コンセプチュアルアートを知る/映像表現とは何か/絵画の潮流/受講生の感想)
第二章 アーティストを知る 岩井 優/志村信裕/淺井裕介
第三章 文章力やコーディネート力を身につける(アートを書く、アートから書く 白坂ゆり/自分の言葉でアートを綴る 福住廉/コーディネーターってなに? 長内綾子/受講生の感想)
第四章 アートプロジェクトを体験する(まちと人とメッセージ 遠藤一郎/場の目醒めとアートプロジェクト 芹沢高志/アートでまちはつくれるか? 山野真悟/受講生の感想)

おわりに一年をふりかえって 森 司

「見巧者」になるために:クロスレビュー

ウェブマガジン『REALTOKYO』発行人兼編集長の小崎哲哉をコーディネーターとして開催した、批評家・レビュワー講座「『見巧者』になるために」の課題で取り上げられた「HARAJUKU PERFORMANCE+2010」(2010年12月22日〜23日/ラフォーレミュージアム原宿)。イベントのクロスレビューを『REALTOKYO』に掲載しています。

もくじ

・「パフォーマンス」の現在 池田剛介
・和太鼓-テレビ/奇妙な身体?? Open Reel Ensembleについて 大山エンリコイサム
・ジャンル横断の可能性?? 『HARAJUKU PERFORMANCE + 2010』と山川冬樹 友川綾子
・テクノロジーと身体の関係性?? 山川冬樹のパフォーマンス 森田理紗

アートプロジェクトを評価するために:レクチャーノート

企業メセナ協議会シニア・プログラム・オフィサーの若林朋子をコーディネーターとして実施した連続ゼミ「アートプロジェクトを評価するために〜評価の<なぜ?>を徹底解明」。全8回のレクチャーの要旨と、全7回の研究会から得られた成果を収録しています。

もくじ

はじめに
「アートプロジェクトを評価するために─評価の〈なぜ?〉を徹底解明」 講座概要

第1回 オープニングレクチャー&ワークショップ 若林朋子
第2回 助成財団の評価 片山正夫
第3回 企業メセナの評価 加藤種男
第4回 行政の政策評価 柴沼雄一郎
第5回 アートプロジェクトの評価:ピア・モニタリング編 芹沢高志
第6回 アートプロジェクトの評価:継続・発展・振り返り編 雨森 信
第7回 ロールプレイング・ディベート
第8回 プレゼンテーション&講評 太下義之、芹沢高志

評価ゼミに参加して 浅野希梨、石崎 尚、石田佑佳、稲村初子、大川直志、大澤るり子、岡 薫、小林寛斉、篠塚明子、神野裕史、富樫純子、中平朗美
評価ゼミ研究会の記録

資料編
用語集
参考文献
参考リンク

おわりに 若林朋子

東京を考える、語るⅡ

美術家・川俣正監修による、東京の現状と可能性を考えるトークシリーズの記録集です。

もくじ

川俣 正×フェルディナンド・ウルリヒ(キュレーター)
川俣 正×イーデン・コーキル(ライター)
川俣 正×ジル・クデール(映像作家)