森のはこ舟アートプロジェクト2016 活動報告書

「森のはこ舟アートプロジェクト」は、福島県の豊かな森林文化をテーマとしたアートプロジェクトです。エリアプログラムの紹介や、3年間の活動を終えたメンバーへのインタビューなどを収録しています。

もくじ

開催概要
組織体制・開催エリア図

活動報告
喜多方エリア
「高郷プロジェクト」
「楚々木樂舎」
西会津エリア
「にしあいづ・縄文と森のがっこう」
「森を漉く」
「草木をまとって山のかみさま」
三島エリア
「森 光 水 -Natural Energy Valley MISHIMA-」
「縄文採集型・古民家リノベーション」
猪苗代エリア
「森の氷本」
北塩原エリア
「磐梯山の森はできたてほやほや」
「絵画やスケッチを通してみる磐梯山」
南相馬エリア
「太古の森を感じて」
クロージングフォーラム
「森の鼓動、人の蠢き、アートの力」

随想「ばらばらな人たちが、ともに文化の土壌を耕した、3年」 佐藤李青

再録インタビュー
「事務局の役割とは、森を見渡すこと」 遠藤和輝
「町から森へ向かう独特のスピード感」 五十嵐恵太
「変化のきっかけをつくるということ」 矢部佳宏
「アートの通じない町で、アーティストを受け入れる」 三澤真也

インタビュー
「町の素材を活かすアート」 岡部兼芳
「一大観光地としての森をどう活かすか」 赤木進二

再録鼎談
「森のはこ舟の理念とこれからの展望」 伊藤達矢×遠藤和輝×川延安直

再録対談
「なぜ、博物館でアートなのか?」 赤坂憲雄×小林めぐみ

あとがき

松島湾のハゼ図鑑

「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本書は、宮城の食文化と地域住民の生活を支えてきた、松島湾のハゼに焦点をあてた図鑑です。生態、漁法、食べ方など、ハゼにまつわるさまざまな資料のほか、ハゼ釣りや焼きハゼづくりなどの実践的なノウハウも詰め込んでいます。

もくじ

はじめに

ハゼについて
ハゼ
ハゼの種類
マハゼ
すみか食べもの・てき
一年の生活
ハゼ釣り暦
みわけかた
名前の由来と漢字
ハゼのことわざ

松島湾について
松島湾
松島湾の地形
松島湾の歴史
松島湾の恵み
データで見る松島湾

ハゼに出会う
ハゼの数珠釣り
数珠釣りに挑戦
ハゼ釣り名人のお話
ハゼ釣りに出かけよう!
数珠釣りの準備物
釣り場所
焼きハゼづくり
焼きハゼを縛って吊るす
ハゼだしのお雑煮
ハゼだしのとりかた

巻末エッセイ
索引
おもな参考文献

2016年度学校連携共同ワークショップ 報告書

福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の一環として実施した「学校連携共同ワークショップ」の記録集。福島県出身の若手アーティストがファシリテーターとなり、県内14か所の幼稚園から高等学校でワークショップを開催しました。

もくじ

おとなりアーティスト!
[ウチ]をつくる アサノコウタ
大地のえのぐで絵をえがこう! 佐藤 香
ことばと絵の音 フライデースクリーン

東京スープとブランケット紀行「お迎えの時」

演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求する『東京スープとブランケット紀行』。美術家の小山田徹と江古田のガラクタやネバーランド店主・安藤仁美を迎えた「対談紀行紫陽花篇」と、リヤカーととに江古田をめぐりながら行われた鼎談の様子を収録しています。

もくじ

対談紀行2016紫陽花篇
はじめに
「とむらい」の映像を二本見る

安藤仁美×羊屋白玉
小山田徹×羊屋白玉
小山田徹×羊屋白玉×安藤仁美

2017年大寒放談 小山田徹氏を迎えて

おわりに

「東京スープとブランケット紀行」とは

ノック!-じぶんの地域ともう一度出会う10の扉

『つながる湾プロジェクト』は、わたしたちを育んできた松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本冊子では、その実践でのなかで見えてきた、地域へのかかわり方のヒントを、「KNOCK!」「STEP!」「JUMP!」の3つのステップを軸にまとめました。

もくじ

プロローグ

KNOCK! 自分が住む地域と出会い直す扉
STEP! もっとよく知る扉
JUMP! ジブンゴトに変わる扉

エピローグ

つながる湾プロジェクトについて
解説|ドアをノックするのは誰だ?

カードゲーム「としまアートステーションYのつくりかた」

アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動の展開を目指した『としまアートステーション構想』。

そのひとつ、2014年度に行った「としまアートステーション Y」をめぐる記録と、プロジェクトから導き出された、アートステーションをつくるために必要な要素についてまとめた、冊子とカードゲームです。

としまアートステーションYのつくりかた

アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動の展開を目指した『としまアートステーション構想』。そのひとつ、2014年度に行った「としまアートステーション Y」をめぐるプロジェクトの記録と、アートステーションをつくるために必要な要素についてまとめた、冊子とカードゲームです。

もくじ

1 としまアートステーションYとは
としまアートステーション構想ととしまアートステーションY
山本山田とかみいけプロジェクト
中崎透と上池ホームズ計画
活動記録

2 カードゲーム「としまアートステーション Y のつくりかた」

3 プロジェクトをふりかえって
シンポジウム「都市のすき間−文化芸術が生まれる場所−」
現場の声:アーティストと場を開いた個人は何を思ったか
主催者の声:としまアートステーション構想のこれから

4 としまアートステーション Y のその後:木賃の余生の楽しみ方(考)

付録:事業概要

JOURNAL3 東京迂回路研究

社会における人々の「多様性」(diversity)と「境界」(division)に関する諸問題に対し、フィールド調査とその報告から生まれる対話を通じて、“生き抜くための技法”としての「迂回路」(diversion)の研究を行うプロジェクト。本誌は、「迂回路」をめぐる旅路で出会い、対話し、考え、見出したことを表すことを目的に制作した記録集の第3巻です。

「迂回路をさぐる」「迂回路をつなぐ」をテーマにした2年間を経て、「迂回路をつくる」ことに取り組んだ一年間の取り組みをまとめました。

もくじ

東京迂回路研究 撮影:齋藤陽道

はじめに

Introduction[English Section]
論考 研究デザイン:「対話型実践研究」3年目で見えてきたこと 三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎

1 もやもやフィールドワーク 調査編・報告と対話編
論考 もやもやフィールドワーク調査編:アクションリサーチの試み―ハーモニーとの協働から 石橋鼓太郎、三宅博子
座談会録 ワークショップ開発チーム振り返り座談会 石橋鼓太郎、田中みさよ、富樫悠紀子、渡辺一充
コラム とてもよく似た夢を 新澤克憲
レポート もやもやフィールドワーク報告と対話編:第11回、第12回、第13回 井尻貴子、五藤真

調査ノート
01_NPO法人スウィング 井尻貴子
02_エコゾフィー研究会「共有空間の獲得」 三宅博子
03_釜ヶ崎芸術大学・大学院2016 井尻貴子
04_caféここいま 三宅博子
05_たんぽぽの家 ひるのダンス 石橋鼓太郎
06_たんぽぽの家 演劇ワークショップ 石橋鼓太郎

2 現場から言葉をつむぐゼミナール
レポート 現場から言葉をつむぐゼミナール 三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎

3 東京迂回路研究オープンラボ
論考 「言葉を交わし、言葉をつむぐ」―オープンラボが目指したものに関する考察 井尻貴子

レポート
01_オープンミーティング&ワークショップ「ハーモニー」 水谷みつる
02_中間報告&ワークショップ「もやもやフィールドワーク調査編:ハーモニー」 入江 杏
03_活動報告&ディスカッション「東京迂回路研究」 林 建太
04_ワークショップ「こころのたねとして:齋藤陽道さんの写真から@東京迂回路研究」佐々木晃也、五藤真
05_スライドショー&ライブ「詩・写真・声ーここから言葉をつむぐということ」 ササマユウコ、ロドリゲス江戸山
06_トークセッション「“いたみ” の共有は可能か?」 照山絢子

コラム 迂回路はつづく 福岡からの風景 長津結一郎

おわりに

巻末資料 平成28年度実施事業
附録 研究所日誌から
TOKYO DIVERSION RESEARCH[English Section]

東京アートポイント計画が、 アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>

東京アートポイント計画のプログラムオフィサーが、さまざまな現場に寄り添うなかで、出合ったキーワードについて執筆した用語集です。運営マニュアルではなく、さまざまな場所でアートプロジェクトに取り組む人々が、一呼吸ついて立ち止まり、状況や課題意識を共有し、対話するための「ツール」として制作しました。2014年度に発行した初版では27個だった「ことば」が、今回の増補版では55個に増えました。

もくじ

東京アートポイント計画の、必須ワード 森 司
「事務局」のための「ことば」の使い方 坂本有理

A プロジェクトのいしづえ
B.プロジェクトをひろげる
C.プロジェクトをつづける

東京アートポイント計画 2009-2016
東京アートポイント計画とは
東京アートポイント計画 2009-2016 事業一覧
東京アートポイント計画 2009-2016 発行物一覧

6年目の風景をきく 東北に生きる人々と重ねた月日

東日本大震災から6年目、Art Support Tohoku-Tokyo(ASTT/東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)の東北3県のパートナー7名のインタビューを掲載しています。インタビューでは、ASTTとのかかわりのみならず、震災前後の生活や価値観の変化にも触れています。東日本大震災の経験に学び、これからの芸術文化活動に活かすための視点を収録しています。

もくじ

はじめに

岩手県釜石市
川原康信(NPO法人@リアスNPOサポートセンター 理事)
note1 その土地に生きるリアリティ
data1 釜石市、東日本大震災から5年の歩み

宮城県仙台市
八巻寿文(せんだい3.11メモリアル交流館 館長)
note2 東北から思考する

宮城県大河原町
水戸雅彦(えずこホール 館長)
note3 境界を越えて動く
data2 震災直後、宮城の演劇人の動き

福島県会津若松市
小林めぐみ(福島県立博物館 学芸員)
note4 文化の種を蒔き、芽を育む
川延安直(福島県立博物館 学芸員)
note5 博物館から、アートに賭ける
data3 会津から「福島」への広がり

福島県西会津町
伊藤和子+三瓶たか(NPO西会津ローカルフレンズ)
note6 あっけらかんとした強かさ

おわりに 自分の歩幅で当事者になっていくこと
「Art Support Tohoku-Tokyo」開催記録2011-2015