プログラムオフィサーの中間支援の知見をまとめる
2009年度に始動した「東京アートポイント計画」の10年を振り返る「年史」を制作します。過去の実績を伝えるだけでなく、10年で獲得した中間支援の知見を、どのように広く共有していくのか。自らをケーススタディとして、中間支援の担い手であるプログラムオフィサーの知見を言語化することが目的です。
文化事業が社会に向き合い、体制や仕組みを整え、日常に根づくには時間がかかります。先行事例や過去の資料を検証し、関係者へのインタビューを通して、これからの文化を生み出していく人々が参照できる書籍を目指します。
詳細
進め方
- 目的、現状の課題、目指すことなどの確認
- 広報計画・スケジュールなど整理
- 先行事例調査
- これまでの企画書・議事録などを精読
- 関係者インタビュー
- 企画
- 原稿執筆、編集、デザイン、印刷
- 流通経路の調整
- 広報
事業成果を調査し、複数年にわたる文化事業の成果指標を探る
複数年にわたる文化事業の成果を調査・検証するとき、どのような観点が大切なのでしょうか。今回は、2010年度に始動した人材育成事業「Tokyo Art Research Lab(TARL)」の8年間の取り組みを、事業の結果(アウトプット)、成果(アウトカム)、波及効果(インパクト)の3つを軸に調査検証を行います。
研究メンバーは、調査等を通してアートと社会の橋渡しを行っているNPO法人アートNPOリンクの大澤寅雄さん(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室/文化生態観察)と吉澤弥生さん(社会学者)です。 この調査を通じて、TARLと同じように複数年にわたる文化事業において定量・定性の両面から成果をどのように捉えるべきなのか、そのあり方を議論します。
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進め方
- Tokyo Art Research Labの事業実績の分析(プロジェクト数、プログラム数、参加者数、ゲスト講師数、発行物数)
- 主な事業関係者8名に対するヒアリング
- 「思考と技術と対話の学校」の受講生に対するアンケート調査
- 調査結果と8か年の成果についての議論
関連資料
『東京アートポイント計画 2009-2016 実績調査と報告』
“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、様々な表現者の問題意識や追求したいことを出発点にチームを立ち上げ、議論、リサーチ、試作を重ねてきた「東京プロジェクトスタディ」。2018年度にはじまったこのプログラムでは、5組のナビゲーターとともに5つのスタディに取り組みました。
そのなかのひとつ、参加者12名が「東京とは?」「つくるとは?」という問いと向き合い、他者と自分自身との対話を通してて、逡巡しながらも言葉にすることに挑戦し書き上げたエッセイを一冊にまとめました。一人5本ずつ、それぞれがテーマを設定し、ときにはナビゲーターから投げかけられたテーマを糸口に執筆した全60本のエッセイには、「東京でつくる」ということへの思考の鍛錬とその姿勢が表れています。
※本書の一部に誤りがありました。以下の通り、訂正しお詫び申し上げます。
p.93 3段落3行目 (誤)映画館cinema M → (正)映画館kinema M
目次
- 巻頭エッセイ〔東京ステイ日記〕
- 東京といつまで他人でいられるのか問題/石神夏希
- 東京プロジェクトスタディ
- エッセイ抜粋集(選び手:石神夏希)
- スタディ1「東京でつくる」ということ 開催概要
- スタディ1「東京でつくる」ということ エッセイ集
『Betweens Passport Initiative(BPI)』は、「移民」(*)の若者たちを、異なる文化をつなぐ社会的資源と捉え、アートプロジェクトを通じた若者たちのエンパワメントを目的とするプロジェクト。写真家・Gottingham(ゴッティンガム)とのコラボレーションによって生まれた本書は、プロジェクト名に掲げられた「Betweens」についてあらためて考えるツールとして制作されました。
※本事業では、多様な国籍・文化を内包し生活する外国人を「移民」と呼んでいます。
目次
- 本書について
- はじめに
Betweensの可能性を未来につなげるために 海老原周子
- 1章 作品
そこにいる場所―クリシュナ Gottingham
通り道―クリシュナ Gottingham
- 2章 資料
作品解説
映画『subash』あらすじ/登場人物
- 3章 ストーリー
映画『subash』と私 Avinash Ghale
若者の壁、家族滞在と閉ざされる進路 角田 仁
ふつうのにほんじんのはなし 佐藤李青
- 補章 論考
「一瞬」を呼び込む「儀式」としての写真 井高久美子
- 後記
Betweensとの出会いの終わりに―編集後記に代えて 坂田太郎
- 作品リスト/プロフィール/謝辞
NPO法人 場所と物語が『東京ステイ』プロジェクトを通じて実験・開発した、まちを体験するプログラム「ピルグリム―日常の巡礼」。東京で生きる人々が、東京の日常と、旅人のように出会い直すことをテーマに、都内各所にて実験と進化を重ねてきました。
本誌は、繰り返しプログラムに参加し、自らの「ピルグリム度」すなわち日常と出会い直す技術や身体性を高めるための「訓練」の状況を確認するノートです。5つの指標に分類される全25のアビリティで表した「ピルグリム進歩制度」を用いることで、参加するたびに自分の「ピルグリム度」が上がっていくのを確認できます。仲間と共有して励まし合いながら、楽しく訓練を続けましょう。
目次
- ピルグリムとは
- ピルグリム進歩制度(バッジ・システム)とは
- 巡礼における25のアビリティ
- 巡礼における5つの称号
- NPO法人 場所と物語とは
- STAMP BOOK for PILGRIM
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が、2010年度から2017年度までに実施してきた「Tokyo Art Research Lab」。事業実績データの分析や関係者へのヒアリング調査、受講生へのアンケート調査を行うとともに、その結果を基にした検証、考察をすることにより、8か年の事業の結果(アウトプット)、成果(アウトカム)、波及効果(インパクト)を総括するための調査報告書です。
目次
- はじめに 調査について
- 第1部 事業実績分析
- 第2部 インタビュー調査
- 森 司・坂本有理
- 橋本誠・及位友美・坂田太郎
- 熊倉純子
- 帆足亜紀
- 若林朋子
- 第3部 アンケート調査
思考と技術と対話の学校(2014-2017)受講生
- 第4部 鼎談 結果を踏まえて
2018年度に、東京都東村山市南台小学校(以下、南台小学校)の6年生と行った図工の授業の記録です。南台小学校での取り組みは、図書の授業と連携したり、市内にある多磨全生園を見学したり、造形せずにグループで経験を分かち合う時間をもったりするなど、日頃の図工の時間とは少し異なるものとなりました。
本書では、その活動のプロセスを紹介するとともに、参加者を交えた座談会などを収録しています。
目次
- 活動の記録
- [座談]活動を振り返って|有薗真代さんをむかえて
有薗真代(社会学者、京都大学大学院文学研究科非常勤講師)+授業参加者
- [座談]切実さをもって切実さと出会う
宮地尚子(一橋大学大学院社会学研究科教授)、佐藤李青(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)、宮下美穂(特定非営利活動法人アートフル・アクション 事務局長)
アートプロジェクトを伝えるのは難しい。プロジェクトの取り組みや魅力をどのように他者に伝え、届けることが可能か? そんな問いからはじまったTokyo Research Lab「思考と技術と対話の学校」の連続講座「言葉を紡ぐ」「体験を紡ぐ」。7か月にわたり、アートプロジェクトの運営者、アーティストや編集者、ライター、ツアーガイドなど紡ぐ実践者とともに、「アートプロジェクトを紡ぐとは?」について考える時間を持ちました。
本書は、講座のエッセンスを抽出した「紡ぐ」ためのヒント集です。
目次
- アートプロジェクトを紡ぐヒントを探る
- 本書の使い方
- 1章 なぜアートプロジェクトは紡ぎにくいのだろう
- 2章 言葉で紡ぐ
- 3章 体験で紡ぐ
- 2017年度 思考と技術と対話の学校「言葉を紡ぐ」「体験を紡ぐ」講座一覧
- あとがき
- ブックリスト
- 編集後記
JR中央線の高円寺・吉祥寺・国分寺という「3つの寺」をつなぐ地域で展開しているアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』。その企画は、TERACCO(テラッコ)と呼ばれるボランティアスタッフによって支えられていますが、2018年度はすべての企画において中心的な役割を担いました。
阿佐ヶ谷駅周辺で参加者が「イブツ(異物)」と考えるパフォーマンスをおこなった「踊り念仏」、高円寺駅から西荻窪駅までの区間をアーティストが芸術を実践しながらタスキを渡していく「駅伝芸術祭」は、テラッコ企画として実現しました。
さらに、TERACCOの歴代コアメンバーが、Teraccollective(テラッコレクティブ)を結成。裏方だけのコレクティブとして、アートにまつわるさまざまな人や現場を支え、盛り上げることを目指し、初めて手がけるプロジェクトとして「TERATOTERA祭り2018」に臨みました。
目次
- TERATOTERAとは
- はじめに
- 2018年度年間スケジュール
- 踊り念仏
- 駅伝芸術祭
- TERATOTERA祭り2018
- アーティストプロフィール
- テラッコの感想
- アートプロジェクトの0123
- 来場者アンケート
- おわりに
「ほくさい音楽博」は、世界に名を轟かせた浮世絵師・葛飾北斎への尊敬の念を込めた音楽プログラムです。北斎の生誕地である墨田区周辺地域のこどもたちに、世界中の響きの美しい楽器に触れてもらい、その歴史を学び、練習を重ね、発表会を行っています。
本書は、記録写真やインタビューを通して、これまでの軌跡をアーカイブするフォトドキュメントです。
目次
- ほくさい音楽博の1日
- 講師インタビュー
- 原田芳宏(スティールパン)
- 竹本京之助・鶴澤弥々(義太夫)
- 鳥居 誠(ガムラン)
- プログラム紹介
- 開催データ
- ほくさい音楽博の10年とこれから