演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求するアートプロジェクトを展開した『東京スープとブランケット紀行』。市場の閉場、島民避難の歴史を持つ島……日々起きている、東京のなかの変わり目のそのときを「とむらい」ととらえ、活動を行った2015年度の記録です。
もくじ
「とむらい」のためのリハーサル
上田假奈代と羊屋白玉2016如月対談
「とむらい」について
東京スープとブランケット紀行とは
演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求するアートプロジェクトを展開した『東京スープとブランケット紀行』。市場の閉場、島民避難の歴史を持つ島……日々起きている、東京のなかの変わり目のそのときを「とむらい」ととらえ、活動を行った2015年度の記録です。
「とむらい」のためのリハーサル
上田假奈代と羊屋白玉2016如月対談
「とむらい」について
東京スープとブランケット紀行とは
アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動の展開を目指した『としまアートステーション構想』。
「としまアートステーションZ」(2014~2016年度)を舞台に、事務局スタッフ、アーティスト、プロジェクトメンバーの「オノコラー」 、そして、来場者とともに行ってきた日々の実践の記録です。多様な人が集まり、その交わりから新たな活動が生まれる場をつくるための工夫についてまとめています。
「考える」編
1.としまアートステーション構想とは
2.この冊子について
3.としまアートステーションZとは
4.Zはこんな場所であってほしい
5.そのために何が必要か
「つくる」編
1.セルフカフェ・情報発信
2.作業日
2-1.作業日
2-2.作業グループ
3.アーティストによるプロジェクト 「EAT&ART TAROプロジェクト」
「残す」編
1.記録と評価の目的
2.記録と評価の方法
「まとめ」編
1.としまアートステーションZのつくりかた
2.作業日サポートガイドライン
3.スタッフの声(座談会)
付録 資料編
1.来場者一覧とアンケートの分析
2.オープン日、作業日、「EAT&ART TARO プロジェクト」実施日一覧
社会における人々の「多様性」(diversity)と「境界」(division)に関する諸問題に対し、フィールド調査とその報告から生まれる対話を通じて、“生き抜くための技法”としての「迂回路」(diversion)の研究を行うプロジェクト。本誌は、「迂回路」をめぐる旅路で出会い、対話し、考え、見出したことを表すことを目的に制作した記録集の第2巻です。
2015年度は「迂回路をさぐる」ことに加え、「迂回路をつなぐ」という、旅するなかで出会った人々の言葉を運び、伝え、新たな回路が生まれる種を蒔くような作業もはじまり、その取り組みをまとめています。
東京迂回路研究 撮影:齋藤陽道
はじめに
論考
研究デザイン:「迂回路」をさぐり、つなぐ方法―「対話型実践研究」を問い直す 三宅博子、長津結一郎、井尻貴子、石橋鼓太郎
1 フォーラム「対話は可能か?」
論考 共に生きるということを体感し、そのありようについて考える―フォーラム「対話は可能か?」を検証する 長津結一郎、三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎
レポート
1 前夜祭「幻聴妄想かるた」大会
A 「妄想」が誘発するもの 長津結一郎
B わかりあえる入口に立つ 東濃 誠
2 トークセッション「共に生きるということ」
A 異なるままに、それでも、共に 井尻貴子
B 「境界」と「共に生きる」 岩田祐佳梨
3 ライブ「Living Together × 東京迂回路研究」
A 「言葉」を「聴く」こと 石橋鼓太郎
B 境界を愛するということ 岩川ありさ
4 シンポジウム「対話は可能か?」
A 言葉の終わるところで交わされる「ことば」 三宅博子
B 対話と境界線の線の上に想いを馳せること 沼田里衣
2 もやもやフィールドワーク 調査編・報告と対話編・分析編
論考「もやもやフィールドワーク」を振り返って 三宅博子、井尻貴子、長津結一郎、石橋鼓太郎
調査ノート
1 当事者研究全国交流大会/べてるまつり 石橋鼓太郎
2 田んぼdeミュージカル 三宅博子
3 国際基督教大学ジェンダー研究センター「ふわカフェ」 長津結一郎
4 立石ディスコ・アフタヌーン 石橋鼓太郎
おわりに
巻末資料 平成27年度実施事業
附録 研究所日誌から
TOKYO DIVERSION RESEARCH [English Section]
伊豆大島のさまざまな世代の方々をつなぐことを目的に、現在・過去・未来のあらゆる島の情報を集めながら、伊豆大島に暮らす人やかかわりのある人に話を聞くフリーペーパー。
2015冬号の特集は、みんなでパンをつくる黒潮作業所。2016秋号では、島だからこそ味わえる「島キャンプ」の醍醐味を、2017春号では、郷土料理から家庭の味まで、島の食卓をご紹介しています。
演出家・劇作家の羊屋白玉を中心に、生活圏に起こるものごとの「終焉」と「起源」、そして、それらの間を追求するアートプロジェクト『東京スープとブランケット紀行』。青ヶ島で暮らす方との対談や、活動を振り返るトークイベントの様子などを記録しています。
青ヶ島ブランケットに包まれて
荒井智史と羊屋白玉 2015年 新春対談
対談紀行2014秋編
東京スープとブランケット紀行とは
時代を経て伝えられてきたものや、土地のくらしに根づいてきたものなど、伊豆大島でつくられた特産品や島にゆかりのある作品を集め、それらのつくり手のストーリーとともに紹介します。
椿油
塩
くさや
牛乳煎餅
牛乳
御神火焼酎
明日葉
浜野かあちゃんめし
観光絵ハガキ
木版画と絵
陶芸
藤井工房を訪ねて 椿一刀彫り
キム・スンヨン VIDEO Lab を訪ねて 椿かおる島<映像作品>
「AKITEN」は、八王子市内の空きテナントなど空きスペースの活用によって、商店街や地域の価値、独自性を高めることを目的としたプロジェクトです。アート作品の展示をはじめ、産業、文化、歴史など地域の独自性を持ったコンテンツを空きテナントに持ち込み、アート、デザインの力でそれらの魅力を市内外に広めていきます。本書は、2014年度プロジェクト紹介のパンフレットです。
Project no.1 AKITEN
Project no.2 desart & dessert
Project no.3 FARMART
Project no.4 AKITEN BASE CAMP
本書は、「まちなかに設置するアート作品の残し方」を検証するために制作されました。アーティスト・淺井裕介が、東京アートポイント計画で手がけた三つのプロジェクトをもとに、作品の維持管理と記録という二つの視点から検討します。
作品の残し方の検証
東京アートポイント計画における淺井裕介の主な活動
植物になった白線 代々木公園
世界中の何でもないところに、大事なものは何でもなく隠れている バウスシアター
植物になった白線 小金井
白線とオリンピックとユートピア 高橋瑞木
みつける 小川 希
武蔵野クリーンセンターで行われた「すてたいけどすてられないモノ展」の内容と展示に至るまでのプロセスをまとめた一冊。美術家の藤浩志氏の監修の下、『TERATOTERA(テラトテラ)』と武蔵野クリーンセンターのコラボレーションにより実施されました。
このプロジェクトでは、武蔵野クリーンセンター周辺の方々などから、どの家庭にもひとつはあるであろう「すてたいけどすてられないモノ」と、そのモノにまつわる「エピソード」を4か月にわたって集め、展示をつくりました。
はじめに
すてたいけどすてられないモノあつめたい!=SSA
「すてたいけどすてられないモノ展」ができるまで
SSA活動スケジュール
SSA発表!「すてたいけどすてられないモノ展」
これってごみなの?宝なの?(集ったモノとエピソード)
人からもらったモノ
家族との思い出
自分のきもち
どう捨てていいかわからない
なんとなく捨てられない
集まってしまったモノ
いつか使えるかも?
SSAテラッコより一言
おわりに
JR中央線の高円寺・吉祥寺・国分寺という「3つの寺」をつなぐ地域で展開しているアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』。2014年度は、吉祥寺の老舗映画館バウスシアターの閉館に伴い実施した企画をはじめ、コミュニティステーション東小金井での「TERATOTERA SOUND FES.」、武蔵野クリーンセンターでの「すてたいけどすてられないモノ展」や「クリーンセンターと遊ぶ」など、さまざまなアートイベントを開催。メインイベントとなる「TERATOTERA祭り」は、「偶然の出会い」や「巡り合わせ」を意味する「Encounter-邂逅-」をテーマに、美術、音楽、演劇、映画、トークなど盛りだくさんの内容で開催しました。
はじめに
TERATOTERA途中下車の旅17@吉祥寺 THE LAST BAUS × TERATOTERA
10×10 映画と映像と
世界中の何でもないところに、大事なものは何でもなく隠れている
TERATOTERA途中下車の旅18@東小金井
TERATOTERA SOUND FES.−音とアートが高架下に舞う−
武蔵野クリーンセンター × TERATOTERA クリーンセンターとあそぶ
西荻レヂデンス
TERATOTERA祭り Encounter ―邂逅―
掲載情報・アンケート
作家・ゲストプロフィール
おわりに