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JOURNAL2 東京迂回路研究

社会における人々の「多様性」(diversity)と「境界」(division)に関する諸問題に対し、フィールド調査とその報告から生まれる対話を通じて、“生き抜くための技法”としての「迂回路」(diversion)の研究を行うプロジェクト。本誌は、「迂回路」をめぐる旅路で出会い、対話し、考え、見出したことを表すことを目的に制作した記録集の第2巻です。

2015年度は「迂回路をさぐる」ことに加え、「迂回路をつなぐ」という、旅するなかで出会った人々の言葉を運び、伝え、新たな回路が生まれる種を蒔くような作業もはじまり、その取り組みをまとめています。

もくじ

東京迂回路研究 撮影:齋藤陽道

はじめに

論考
研究デザイン:「迂回路」をさぐり、つなぐ方法―「対話型実践研究」を問い直す 三宅博子、長津結一郎、井尻貴子、石橋鼓太郎

1 フォーラム「対話は可能か?」
論考 共に生きるということを体感し、そのありようについて考える―フォーラム「対話は可能か?」を検証する 長津結一郎、三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎

レポート
1 前夜祭「幻聴妄想かるた」大会
A 「妄想」が誘発するもの 長津結一郎
B わかりあえる入口に立つ 東濃 誠

2 トークセッション「共に生きるということ」
A 異なるままに、それでも、共に 井尻貴子
B 「境界」と「共に生きる」 岩田祐佳梨

3 ライブ「Living Together × 東京迂回路研究」
A 「言葉」を「聴く」こと 石橋鼓太郎
B 境界を愛するということ 岩川ありさ

4 シンポジウム「対話は可能か?」
A 言葉の終わるところで交わされる「ことば」 三宅博子
B 対話と境界線の線の上に想いを馳せること 沼田里衣

2 もやもやフィールドワーク 調査編・報告と対話編・分析編
論考「もやもやフィールドワーク」を振り返って 三宅博子、井尻貴子、長津結一郎、石橋鼓太郎

調査ノート
1 当事者研究全国交流大会/べてるまつり 石橋鼓太郎
2 田んぼdeミュージカル 三宅博子
3 国際基督教大学ジェンダー研究センター「ふわカフェ」 長津結一郎
4 立石ディスコ・アフタヌーン 石橋鼓太郎

おわりに

巻末資料 平成27年度実施事業
附録 研究所日誌から
TOKYO DIVERSION RESEARCH [English Section]

クレジット

監修

多様性と境界に関する対話と表現の研究所

執筆

長津結一郎井尻貴子三宅博子石橋鼓太郎

寄稿

岩川ありさ岩田祐佳梨沼田里衣東濃誠

編集

井尻貴子

翻訳

片桐聡

協力

若生帆波

撮影(P.1 ~ P.9 )

齋藤陽道

撮影(P.10 ~ P.96) 

冨田了平

装幀

吉村雄大

印刷

株式会社シナノパブリッシングプレス

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