ウェブもやもや事典
ウェブサイトを制作するとき、いろいろな瞬間に「もやっ」とすることはありませんか?
Q. 安く良いウェブサイトは作れないものでしょうか?
Q. 手間暇かかるならSNSでいいんじゃないですか?
Q. 個性的なホームページって使いづらくない?
などなど。
『ウェブもやもや事典』では、ウェブ制作にあたっていちいち立ち現れる「モヤッとする疑問」と向き合い、折り合いをつけるためのモノサシを収集・公開しています。
目次
1.短期的な評価、長期的な価値
SNSやウェブマガジンのような「早い情報を扱うメディア」では、短期的に評価される投稿が価値とみなされがちです。ウェブでは、長期的な価値をどのように評価していけばいいのでしょうか。
2.ウェブと費用と手間
ウェブサイトをきちんと作って運用すると、たくさんの「費用」と「手間」がかかります。安価に良いウェブサイトは作れないものでしょうか?注意すべき点を紹介します。
3.アーカイブデザイン
情報を蓄積するウェブサイトの場合、「どこまで、なにを、どうやって」記録するべきでしょう? アーカイブのデザインの仕方について考えます。
4.誤配についてのもやもや
私達が届けたい情報は、届けたい人に届いているのか? 届いたところで読み間違えられていないか? Twitter や Instagram などでは情報の本質的な部分が抜け落ちた状態で伝わり、表層だけでバズったり・炎上したりといったことがしばしば起こります。そういった事態にどのような心持ちで対処すればよいのでしょうか。
5.人柄や内面や周辺情報の伝え方
ウェブサイトやECサイトを簡単に構築できるツールが増えています。気軽にウェブを開設できるようになった一方、同じようなサイトが乱立し個性のデータベース化が起こっているように感じます。ウェブサイトで個性や人柄、内面を伝える方法はあるのでしょうか?
6.かっこよさと実用性
ウェブデザイナーやプログラマー、そしてクライアントは「かっこいいウェブサイト」が大好きです。リッチなアニメーション、大胆なレイアウト、そういった要素は私達に付加価値をくれるような気がします。さて果たしてユーザにとってそんなサイトは使いやすいのでしょうか? どういったバランスで「かっこよさ」と向き合うべきか考えます。
7.情報保障とアクセシビリティ
多様性の時代、ウェブサイトもいろいろな人にひらかれたものにしたいです。ただアクセシビリティの対応はきりがなく大変な労力を要するものです。そこそこ楽をしながら、人に優しいウェブサイトはつくるコツはあるのでしょうか?
運営メンバー(Tokyo Project Study, Study 3)|赤堀竜海(ウェブエンジニア)、秋山きらら(コレオグラファー、コーディネーター)、小山晶嗣(ダンサー、プロダクション・マネージャー)、邵琪(デザイナー、学生)、田村悠貴(アートNPO広報担当)、千原凌也(デザイナー)、西山萌(編集者)、萩原俊矢(ウェブデザイナー、ウェブディレクター、プログラマ)、細川紗良(コミュニケーションデザイナー)、水野雄太(編集者)、明貫紘子(キュレーター、メディアアート・アーカイブ研究者)、八木あゆみ(ウェブディレクター、編集者、ライター)
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