コロナ禍を経験し、企画づくりでのオンラインの活用は身近なものとなり、いまもなお試行錯誤が続いています。たとえば、対面で続けていたけれど、意外にオンラインでもできた活動もあれば、オンラインではうまく進められずに、対面に戻す場面もあったでしょう。あるいは、企画をまとめるために紙のメディアをつくるのか、映像を撮るのか、ウェブサイトをつかうのかなど、さまざまな方法を選ぶことができるようになりました。
そうしたさまざまな選択肢が広がる現代にあるからこそ、あらためてオンラインならではの「伝えかた」と「残しかた」について足を止めて考えてみます。遠方にいる人とのコミュニケーションのやりかた、ウェブサイトの役割、フィジカルとデジタルでのアーカイブづくり、展覧会や作品を見せる場の変化など視点はさまざま。今回はオンラインでの実践を重ねてきたゲストをお迎えし、オンラインを活用したこれからの活動の広げかたについて、ことばを紡ぎます。
※事前のお申し込みは不要です。 ※トラブルなどによって配信がはじまらない、または中断した場合には、本ウェブページおよび公式Facebookページ から対応をお知らせします。
質問を募集しています!
オンラインでのコミュニケーションや企画に関する質問を募集します。オンラインの活用方法、ツールの選び方、ウェブサイト運営の課題、映像づくりとライブ配信の使い分けなど切り口は問いません。以下の質問フォームより、気軽にご投稿ください。
※イベント中に投稿いただいた内容を紹介する場合があります。 ※すべての質問に回答できない場合があります。あらかじめご了承ください。
詳細
プログラム
16:00~16:20 イントロダクション
「コロナ禍でのアートプロジェクトを振り返る」
「東京アートポイント計画」「Tokyo Art Research Lab」でのオンラインを活用した企画を中心に、そこで感じた可能性、課題について振り返ります。
モデレーター:萩原俊矢(ウェブディレクター)、櫻井駿介(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
話し手:小山冴子(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
16:20~16:40 プレゼンテーション
「オンラインをつかった、“伝えかた”と“残しかた”を振り返る」
これまでにゲストが取り組んできたプロジェクトの事例やその制作プロセスを振り返り、そこでの気づきや発見、悩み、大切にしていることを伺います。
話し手:莇貴彦(アートマネージャー、CG-ARTS文化事業部)、明貫紘子(キュレーター、映像ワークショップ合同会社代表)
聞き手:萩原俊矢、櫻井駿介
16:40~17:25 ディスカッション
「これからのコミュニケーション、アーカイブの可能性を探る」
オンラインと対面(フィジカル)の特性をいかした企画での使い分けや、取り入れかたのコツ、文化事業としてかかわりを広げるための考えかたについて議論します。
話し手:萩原俊矢、莇貴彦、明貫紘子、櫻井駿介
17:25~17:35 休憩
17:35~17:55 質疑応答コーナー
17:55~18:00 クロージング
※プログラムは変更になる場合があります。
形式
YouTubeでのライブ配信(配信URLは開催3日前までに公式ウェブサイトに掲載)
参加費
無料 ※手話通訳あり
主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力
P3 art and environment
目の前のものと、自分自身の関係を見つめなおす
都市を構成するさまざまな風景は、人の暮らしに適したかたちに整えられ、ひとびとはそれら「当たり前」になった都市の仕組みの中で日々の生活を送っています。そうした現在の環境の中で一度立ち止まり、一歩下がり、そこから「当たり前」になっているものごとを読み解き、再び向き合うための場をひらきます。
足を止め、生活のまわりにあるものをつぶさに見ることで、わたしたちの前に見えてくるものはなにか。日常生活において見過ごしているものはなにか。それらのものたちと自分たちとの関係性とは? 普段、何気なく経験しているものごとの見方を少し変えることで、新たな発見や、文化的な価値を見出すことができるかもしれません。
本企画では、参加者が自分自身の関心をもとに探求をはじめるためのヒントを共有することで、「探求者」であることを日常とする文化の担い手を育むことを目指します。
ナビゲーターは、北海道十勝地方の「芽武(メム)」を舞台に、建築、音、食、自然環境へとアプローチしながら、目の前の対象への「再読」を実践している森下有さんです。また、ゲストアーティストとして、東京の水脈や地層のリサーチを通じて作品を制作してきた齋藤彰英さんとともに企画を構想し、参加者との共有に取り組みます。
詳細
手法
企画メンバーでの定期的なディスカッション。
参加者への共有方法、場づくりの検討。
都内の会場で、2025年2月頃にアウトプットを予定。詳細が決まり次第、本ウェブページやSNSなどで公開。
それぞれの文化から考えるウェブサイト制作
Tokyo Art Research Lab(TARL)のウェブサイトでは、デザインやレイアウト、コーディングの状態などについて、障害当事者の方々にレビューを行っていただくことでウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいます。かれらは身体・精神障害当事者としての立場からウェブサイトをつかい、機能やビジュアルへのアドバイスや、不安を感じる瞬間・部分を共有するなど、丁寧な視点でウェブサイト制作に伴走する心強い存在です。
一方で、レビューでの指摘は多岐にわたり、決められた条件や環境の中で実装の判断に迷うこともしばしばあります。あるいは、ウェブサイト制作に関するチェックリストやマニュアル制作によって、達成すべき環境づくりが形骸化してしまわないか、あるいは「良い状態」や「良い環境」を一方的に押し付けることにならないかなど、アクセシビリティへの悩みは尽きません。
そこであらためて、さまざまな環境・文化を背景にした「ユーザー体験の豊かさ」や「心地よさ」を探るべく、障害当事者へのインタビューを実施し、そのレポートを公開します。ウェブアクセシビリティをあらためて「わたしたち」の視点の中に捉えることで、新たな言葉を紡ぎます。
拠点をめぐりながら東京を考える
わたしたちの暮らすまちには、数多くの「拠点」があります。そこは日常的に人々が集う場になっていたり、展覧会を企画していたり、アトリエや倉庫として活用したりと、さまざまな姿を見せています。そして、そうした数多くの拠点には、その運営者たちの社会への眼差しが映し出されているのではないでしょうか。
本企画では、都内に設立された拠点をめぐりながら、その運営メンバーにインタビューを実施し、その様子をラジオとレポート記事の2つの形式で公開します。拠点の運営に関わるひとびとの言葉から、東京の現在の姿をともに考えます。
さまざまな人たちが集まり、地域の日常のなかで文化活動を育んでいくアートプロジェクト。それはアートを通じて地域に暮らす人々の関係を編み直し、生活の多様な分野をつなげていくものとなります。その特性を活かすためには「かかわりしろ」づくりが欠かせません。
かかわりしろとは、活動や場にかかわるための「のりしろ」のこと。活動に関心をもつ人たちが、自分なりのやりかたでかかわるための余白をもつことです。多様なかかわりしろがあることで、世代や背景の異なる人たちが混じり合った場が生まれ、その場にかかわったひとたちにとっての居場所になっていくことでしょう。
プロジェクトに自分事(じぶんごと)としてかかわり、活動を続けていくために必要なかかわりしろを、どうつくっていくのか? 今回は水戸と京都からゲストを招き、ふたつの場づくりの事例をもとに、ことばを紡ぎます。
お申し込みはこちら
※事前申込を終了いたしました。先着順で当日参加を受け付けますので、ご希望の方は直接会場にお越しください。(2024.12.13更新)
詳細
プログラム
15:00~15:20 オープニング
「地域のかかわりづくりを支える仕組み
―東京アートポイント計画と港区の文化芸術活動支援」
話し手:宮﨑刀史紀(Kissポート財団 文化芸術部長)、佐藤李青(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
15:20~16:00 トークセッション1
「居場所であること、そこから広がったこと―高校生ウィークの取り組み」
話し手:中川佳洋(水戸芸術館現代美術センター 教育プログラムコーディネーター)
聞き手:田中真実(認定NPO法人STスポット横浜 副理事長・事務局長/港区文化芸術活動サポート事業調査員)
16:00~16:10 休憩
16:10~16:50 トークセッション2
「ばらばらだけど、ともにいる場をつくる―バザールカフェの取り組み」
話し手:狭間明日実、松浦千恵(バザールカフェ)
聞き手:川満ニキアン(アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー)
16:50~17:30 ディスカッション
17:30~17:40 クロージング
17:40~18:00 交流時間
会場
港区立男女平等参画センターリーブラ リーブラホール
(東京都港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦1F)
JR「田町駅」東口(芝浦口) ペデストリアンデッキ 徒歩5分
都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」A6出口 徒歩6分
https://www.minatolibra.jp/access/
参加費
無料 ※手話通訳あり・UDトークあり
主催
東京都、港区、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(Kissポート財団)
※ プログラムは変更になる場合があります。
事例紹介
高校生 ウィーク
高校生のための展覧会無料招待企画として1993年にはじまった「高校生ウィーク」。2004年からは展覧会と連動したさまざまなプログラムが行われる無料の「カフェ」をギャラリー内に設置し、その運営にも若い世代が参加する。現在は対象を多世代にひらき、常設・特設のワークショップ、読書や裁縫、市民主体の部活動への参加を通して若い世代がアーティストや来館者、ボランティアなど多様な人や価値観に出会う機会を提供している。
高校生ウィーク2024 カフェカウンター (撮影:仲田絵美)
バザールカフェ
日本基督教団京都教区とアーティスト、市民運動家、大学教員、宣教師、牧師などで構成される共同プロジェクトとして1998年にはじまる。セクシュアリティ、年齢、国籍など、異なった現実に生きている人々が、社会のなかで「共に生きる」ことのできる場の創出を目指している。カフェ運営や庭づくりを通して働く場を提供することや、社会で起こっている課題や情報提供、活動団体間のネットワークづくりの場になること、訪れるひとの居場所になることを心がけている。
年に一度開催する「バザールフィエスタ」には200名以上が来場。
社会とアートの関係性を探るトークイベント
「まち」をフィールドに、人々の営みに寄り添い、アートを介して問いを提示するアートプロジェクトを紐解き、最新のテーマを追求するトークイベント。アートプロジェクトに関心を寄せる人々が集い、社会とアートの関係性を探り、新たな「ことば」を紡ぎます。
2023年度は、アートプロジェクトにまつわる評価や成果の見方、災害と表現、拠点づくりにまつわるゲストとともに議論を深めます。
詳細
スケジュール
2023年7月8日開催
Artpoint Meeting #12 “わたしたち”の文化をつくる – 成果の見方、支える仕組み –
ゲスト:小林瑠音、鈴木一郎太
会場:アーツカウンシル東京
2023年10月22日開催
Artpoint Meeting #13 災害の“間”をたがやす
ゲスト:牧紀男、瀬尾夏美
会場:東京都現代美術館 講堂
2023年12月17日開催
Artpoint Meeting #14 わたしたちの“拠点” をつくる:ひらきかた と つづけかた
ゲスト:三富章恵、飯島知代、下田展久
会場:武蔵野プレイス 4Fフォーラム
日本におけるアートプロジェクトはどのように社会と応答してきたのか。そのなりたちを知る
この10年で、わたしたちを取り巻く社会状況はめまぐるしく変化しました。これまでの考え方では捉えきれないような状況が次々と発生し、新たに炙り出される課題に応答するように、さまざまなアートプロジェクトが生まれました。しかしこのような状況は、どこかで一区切りつくようなものではなく、わたしたちはこれからもまた新しい状況に出会い、そのたびに自分たちの足元を見直し、生き方を更新する必要に迫られるでしょう。激しく変化し続けるこれからの時代に求められるアートプロジェクトとは、一体どのようなものなのでしょうか。
「新たな航路を切り開く」シリーズでは、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えていきます。ナビゲーターは、人と環境の相互作用に焦点をあてながら、社会状況に応答して発生するアートプロジェクトをつぶさに見続けてきた芹沢高志さん(P3 art and environment 統括ディレクター)です。
ここでは、長きにわたり様々なアートプロジェクトを牽引し、独自の航路を切り開いてきた3名のゲストを迎え、その活動について伺います。活動を始めたときの時代背景やモチベーション、活動の中で見えてきた変化や現在地など、それぞれの航路を紐解きながら、これからの社会とアートプロジェクトの形を考えます。
詳細
スケジュール
【10月4日(水)公開】
「アートは赤ちゃんだ」
ゲスト:北川フラム(アートフロントギャラリー主宰)
【10月11日(水)公開】
「今生まれつつあるものと共に」
ゲスト:小池一子(クリエイティブ・ディレクター)
【10月18日(水)公開】
「世界に開かれた窓としての芸術祭」
ゲスト:南條史生(キュレーター/美術評論家)
※順次、Tokyo Art Research Lab YouTubeチャンネル にて公開予定です。
※プログラムは変更となる場合がございます。
VIDEO
北川フラム|アートは赤ちゃんだ
VIDEO
小池一子|今生まれつつあるものと共に
VIDEO
南條史生|世界に開かれた窓としての芸術祭
アートプロジェクトを詳細に見ることで、社会状況との連関を捉える
この10年で、わたしたちを取り巻く社会状況はめまぐるしく変化しました。これまでの考え方では捉えきれないような状況が次々と発生し、新たに炙り出される課題に応答するように、さまざまなアートプロジェクトが生まれました。しかしこのような状況は、どこかで一区切りつくようなものではなく、わたしたちはこれからもまた新しい状況に出会い、そのたびに自分たちの足元を見直し、生き方を更新する必要に迫られるでしょう。激しく変化し続けるこれからの時代に求められるアートプロジェクトとは、一体どのようなものなのでしょうか。
「新たな航路を切り開く」シリーズでは、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えていきます。ナビゲーターは、人と環境の相互作用に焦点をあてながら、社会状況に応答して発生するアートプロジェクトをつぶさに見続けてきた芹沢高志さん(P3 art and environment 統括ディレクター)です。
ここでは、2011年以降に生まれた多様なアートプロジェクトを取り上げ、どのようにプロジェクトが発生し、続いてきたのか、これからどこへ向かおうとしているのかを実践者が語ります。ひとつひとつのアートプロジェクトを詳細に見ていくことで、社会状況とアートプロジェクトとの連関を捉えます。
2023年度 ラインアップ
スケジュール
【9月6日(水)公開】
File 09 釜ヶ崎のおじさんに教わった
ゲスト:上田假奈代(詩人/詩業家)
「学び合いたい人がいれば、そこが大学」として、2012 年より大阪市西成区釜ヶ崎でスタートした「釜ヶ崎芸術大学」。11年目を迎え、地域のさまざまな施設を会場に、天文学、哲学、美学など、年間約100の講座を開催しているこの大学のはじまりと、活動の広がりと出会い、これからの構想について。
【9月20日(水)公開】
File 10 大風呂敷を広げる
ゲスト:山岸清之進(プロジェクトFUKUSHIMA! 代表/ディレクター)
2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機に、福島出身/在住の音楽家と詩人を代表とし、集まった福島県内外の有志によって立ち上げられた「プロジェクトFUKUSHIMA!」。各地から集まった布を縫い合わせた色とりどりの大風呂敷とともに広がるプロジェクトの変遷と現在について。
【10月4日(水)公開】
File 11 旅人として回路をつくる
ゲスト:小森はるか+瀬尾夏美(アートユニット)
2011年3月、ともに東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動を開始したアートユニット小森はるか+瀬尾夏美。各地での対話の場づくりを行いながら、風景と人びとのことばの記録を軸に作品制作を続けるふたりの、活動を通した気づきや、広がりについて。
【10月18日(水)公開】
File 12 その場に”置かせてもらう”ために
ゲスト:平野真弓(Load na Dito Projects共同設立者/キュレーター)
フィリピン・マニラを拠点にインディペンデント・リサーチャー、キュレーターとして活動し、文脈に根付いたキュレーションの方法を探っている平野真弓さん。10年の活動から得たその土地の歴史や風土、社会と寄り添いながらリサーチを行う際の態度と向き合い方について。
【11月15日(水)公開】
File 13 声を刻む
ゲスト:A3BC(木版画アート・コレクティヴ)
反戦、反核をテーマに木版画を集団制作し、アート・アクティヴィズムを実践するアート・コレクティヴ 「A3BC」。個人が有機的につながる「コレクティブ」という形で、参加する誰もが自分の中の問いをもちより、対話し、表現することにチャレンジできる場をつくりだす、その草の根的な実践について。
※Tokyo Art Research Lab YouTubeチャンネル にて公開しています。
※プログラムは変更となる場合がございます。
2022年度 ラインアップ
File 01 「イミグレーション・ミュージアム・東京」設立にむけて
ゲスト:岩井成昭(美術家/イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰)
在留外国人の生活と文化背景を「適応・保持・融合」という三つの視座から捉えるプロジェクトを継続している岩井さんの、10年にわたる軌跡と今後の展望について。
File 02 クッションとしてのアート
ゲスト:滝沢達史(美術家)
放課後等デイサービス「ホハル」、アーツ前橋「表現の森」をはじめ、各地でさまざまな事情を抱えるこどもや若者との表現活動を行なってきた滝沢さん。活動を通じ「見る側の視点が優しくなれば」と語る滝沢さんにとっての「アート」や「アートプロジェクト」について。
File 03 “切実な創造力”のためのアートプロジェクト
ゲスト:青木彬(インディペンデント・キュレーター/一般社団法人藝と)
「ファンタジア!ファンタジア!ー生き方がかたちになったまちー」などプロジェクトのディレクションやキュレーションを行う青木さんによる、アートの歴史を読み解くだけでは見えてこない「切実な創造力」について。
File 04 これまでにない他者とのつながりかたの発明
ゲスト:アサダワタル(文化活動家)
コミュニティやケアの領域で「これまでにない他者とのつながりかた」を実践するアサダさん。「役割を脱ぐ」ような動き方や、些細な日常に目を向け、寄り添う活動の原点はどこにあるのか、プロジェクトでのまなざしやふるまいなどについて。
File 05 動かされるという経験 〈揺れ〉を他なるものに
ゲスト:清水チナツ(インディペンデント・キュレーター/PUMPQUAKES)
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の立ち上げや市民・作家との協働、独立後のメキシコ・オアハカでのリサーチ経験などを踏まえながら、仙台の地から見えるこの10年の景色について。
File 06 「みんなの劇場」の未来=広場×味噌屋?! 〜THEATER for ALLの実践から〜
ゲスト:中村茜(株式会社precog代表取締役)
バリアフリー・多言語翻訳対応のオンライン動画配信プラットフォーム「THEATRE for ALL」プロデューサーの中村さん。多様な観客層に向けて、アクセシビリティを高めた作品の届け方と、新たな作品の生み出し方、「みんなの劇場」の少し先の未来について。
File 07 『わたしは思い出す』について
ゲスト:松本篤(NPO法人remoメンバー/AHA!世話人)
『はな子のいる風景』『わたしは思い出す』など、「市井の人びとの記録」に着目し、独自のアーカイブ像を模索してきた松本さん。その発想の源や、影響を受けたこと・人物、プロジェクトのインプットやアウトプット方法などについて。
File 08 表現と活動ーこのめちゃくちゃな世界で何を祈るのか
ゲスト:キュンチョメ(アートユニット)
東日本大震災を契機に、ホンマエリさんとナブチさんによって結成されたアートユニット・キュンチョメ。自身のこれまでの活動と、制作とは異なる活動である『表現の現場調査団』について。
VIDEO
岩井成昭|「イミグレーション・ミュージアム・東京」設立にむけて
VIDEO
青木彬|“切実な創造力”のためのアートプロジェクト
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アサダワタル|これまでにない他者とのつながりかたの発明
VIDEO
清水チナツ|動かされるという経験 〈揺れ〉を他なるものに
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中村茜|「みんなの劇場」の未来=広場×味噌屋?! 〜THEATER for ALLの実践から〜
VIDEO
キュンチョメ|表現と活動ーこのめちゃくちゃな世界で何を祈るのか
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上田假奈代|釜ヶ崎のおじさんに教わった
VIDEO
小森はるか+瀬尾夏美|旅人として回路をつくる
VIDEO
平野真弓|その場に”置かせてもらう”ために
社会とアートの関係性を探るトークイベント
「まち」をフィールドに、人々の営みに寄り添い、アートを介して問いを提示するアートプロジェクトを紐解くため、アーツカウンシル東京が企画するトークイベント。アートプロジェクトに関心を寄せる人々が集い、社会とアートの関係性を探り、新たな「ことば」を紡ぎます。東京アートポイント計画の一環として、2016年に開始しました。
2022年度は、アートや表現活動を通じた学びのあり方や、映像を通じたコミュニケーション、記憶の継承について議論を深めました。
詳細
スケジュール
2023年7月8日開催
Artpoint Meeting #12 “わたしたち”の文化をつくる – 成果の見方、支える仕組み –
ゲスト:小林瑠音、鈴木一郎太
会場:アーツカウンシル東京
2023年10月22日開催
Artpoint Meeting #13 災害の“間”をたがやす
ゲスト:牧紀男、瀬尾夏美
会場:東京都現代美術館 講堂
2023年12月17日開催
Artpoint Meeting #14 わたしたちの“拠点” をつくる:ひらきかた と つづけかた
ゲスト:三富章恵、飯島知代、下田展久
会場:武蔵野プレイス 4Fフォーラム
「ことば」を手がかりに、現場を運営する視点を初歩から学ぶ
アートプロジェクトの「事務局」は、プロジェクトの環境を整え、動かし、育てる重要な役割を担います。活動には欠かせない存在にもかかわらず、あまり表舞台には出てこないため、その日々の業務はなかなか想像しづらいかもしれません。
そうした観点から、事務局が日々直面する業務や状況にかかわる言葉を取り上げたのが、書籍『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>』(アーツカウンシル東京、2020年)です。この本を囲んで語り合うことで共通言語をつくり、運営を助け、自分たちの活動の価値の言語化するためのツールとなっています。
今回の映像では、普段からアートプロジェクトの中間支援を行っているアーツカウンシル東京のプログラムオフィサー4名が、運営に必要な視点や課題について、この書籍から「ことば」を選び、紹介します。また、具体的な事例を参考に運営手法を学ぶ「実践編」では、2021年度まで東京アートポイント計画が共催していた『アートアクセスあだち音まち千住の縁』によるプロジェクト「Memorial Rebirth 千住」を事例に、アートプロジェクトの評価について取り上げます。
VIDEO
第1回 「事務局3人組」で動く。
VIDEO
第3回 「企画の4点セット」を準備しよう。
VIDEO
第5回 「広報のデザイン」を考える。
VIDEO
第7回 「評価への準備」からはじめよう。
VIDEO
第2回 「会議の3点セット」を揃えよう。
VIDEO
第4回 「関わりしろ」を増やそう。
VIDEO
第6回 「活動拠点」を見つけよう。
VIDEO
第8回 「ネーミング」を工夫しよう。
VIDEO
第10回 「第3コーナー」を駆け抜けるには?
VIDEO
第11回 「句読点を打つ」ことを考える。
VIDEO
第14回 「ドキュメント」にまとめよう。
VIDEO
実践編 「Memorial Rebirth 千住」とアートプロジェクトの評価
VIDEO
実践編 「メモリーバックアップ」としてのロジックモデル
VIDEO
実践編 アンケート調査から読み解く Memorial Rebirth 千住 の価値
VIDEO
実践編 「評価」を活用してアートプロジェクトを運営する