「ドキュメント」にまとめよう。|アートプロジェクトの運営をひらく、○○のことば
執筆者 : 佐藤李青
2023.03.25
アートプロジェクトの運営にまつわる「ことば」を取り上げ、現場の運営を支えるために必要な視点を紹介する動画シリーズ「アートプロジェクトの運営をひらく、○○のことば。」から、「評価への準備」を公開しました!
この動画では、東京アートポイント計画で、アートプロジェクトの中間支援に携わる専門スタッフ(プログラムオフィサー)が、『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>』(略して「ことば本」)から「ことば」を選んで、紹介しています。
今回取り上げた「評価への準備」について、ことば本では以下のように書かれています。
プロジェクトをやりっ放しにせず、きちんと「評価」を行う。そして、効果的な評価のためにはその準備も不可欠となる。
まずは「何のために評価を行うのか」という目的の確認から。次の実践に向けた改善のためか、成果を他者へ説明するためか、それとも新たな社会的価値を提示するための評価なのか。有効な評価を行うためには、関係者による議論を通じて、その目的への目線合わせが必須となる。それによってプロジェクトの評価項目や、成果の活用方法が変化する。また、評価の良し悪しを感覚的な判断に委ねないために、評価の材料となる記録や調査がカギとなる。
プロジェクト終了後に、こうした準備をはじめるのは大変であるため、とにかくスタート地点で評価まで見据えて準備をしておくことが大切だ。
あとは状況の変化に順応し、想定外の成果へも目配せしながら、軌道修正していけばよい。プロジェクトの一連の活動に評価を位置づけ、そこまでの流れを事前に設計しておけば、忙しい現場の真っ只中でも自然と先回りをした動きができるようになるだろう。
『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本<増補版>』アーツカウンシル東京、2020年、77頁より。本書は、以下のリンク先よりPDFダウンロードにてお読みいただけます。
≫東京アートポイント計画が、 アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>
評価は、プロジェクトが終わった後に、活動を振り返ることからはじめることも多いかと思います。ことば本では「スタート地点」から「準備」をしておくことを強調しています。それは、準備となる記録や調査は、後からやろうとすると、とても手間がかかることであるのも、理由のひとつです。評価の対象や目的を意識しながら、プロジェクトを動かすことで、評価の素材を集めることができるようになります。
では、何から手をつければいいのか? 動画の後半では「評価の準備」に必要な記録やアーカイブの参考図書として、『アート・アーカイブの便利帖』を紹介しています。アーカイブのポイントや具体的なテクニックなどを収録した本書を片手に、ぜひ、ご自身のプロジェクトのアーカイブに取り組んでみてはいかがでしょうか?
≫アート・アーカイブの便利帖ーアート・プロジェクトをアーカイブするために知りたいこと
ほかにも、Tokyo Art Research Labのウェブサイトでは、アーカイブに役立つツールの『アート・アーカイブ・キット』や、詳しくアーカイブについて知りたい方に向けた『アート・アーカイブガイドブック β版』も公開しています。
調査や評価についてのドキュメントもあります。
≫アートプロジェクトを評価するために2 ―評価のケーススタディと分析―
≫アートプロジェクトのつかまえかた:「評価」のためのリサーチの設計と実践の記録
≫記録と調査のプロジェクト『船は種』に関する活動記録と検証報告
≫「莇平の事例研究」活動記録と検証報告(地域におけるアートプロジェクトのインパクトリサーチ)
アートプロジェクトの運営で「評価」を使いこなす。そして、持続的なプロジェクト運営や豊かなかかわりづくりにつなげていく。その一助として、ご紹介した動画や資料を、ご活用ください!
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