川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め

「塔」を立ち上げることから、刻々と変貌する都市・東京と対峙する

美術家・川俣正を中心に、世界的な都市である東京を、ワークショップ、共同制作、トークなどの活動を通して再考するプロジェクト。地域住民や行政ともかかわりながら、《汐入タワー》(2011年、都立汐入公園、荒川区)、《佃テラス》(2012年、区立石川島公園、中央区)、《豊洲ドーム》(2013年、都立春海橋公園、江東区)の3つの物見台を隅田川の沿岸に設置。物見台からの眺めや、さまざまな関連プログラムを通じて、景観が急速に変貌する東京を見つめる。

TOKYO ART RESEARCH LAB シラバス

Tokyo Art Research Lab 初年度のシラバスです。アートプロジェクトを創出し、維持し、展開するために、「つくる」「支える」「評価する」「伝える」「記録する」という5つの視点から、10の講座を紹介しています。

もくじ

創りだす手の思想と実践へ向けて 港 千尋

アートプロジェクトの0123 小川 希
プロジェクト運営 ぐるっと360度 帆足亜紀
【「見巧者」になるために】批評家・レビュワー養成講座 小崎哲哉
アートプロジェクトを評価するために 評価の<なぜ?>を徹底解明 若林朋子
アート活動としてのアーカイブ NPO法人アート&ソサイエティ
アートのお金と法律入門 Arts and Law
日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990-2010 熊倉純子
世界の現場から Talk & Cast
トークシリーズ 東京を考える、語る
Tokyo Art School 2010 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

受講までの流れ
スケジュール
お問い合わせ・会場
応募申し込み書

TOKYO ART RESEARCH LAB ― REPORT 2010 ―

初年度のTokyo Art Research Labの実績を収録したリーフレットです。各講座のレポートや実施概要、フィールドレポートを掲載しています。

もくじ

TARL トラの巻 森 司

アートプロジェクトの0123
プロジェクト運営 ぐるっと360度
「見巧者」になるために
アートプロジェクトを評価するために
アート活動としてのアーカイブ
アートのお金と法律入門
日本型アートプロジェクトの歴史と現在 1990-2010
東京を考える、語るⅡ
世界の現場から Talk & Cast
Tokyo Art School 2010
学生とアーティストによるアート交流プログラム

FIELD REPORT 石田喜美

ななチャンドキュメント

『学生メディアセンター なないろチャンネル』は、さまざまな地域・分野の学生や若者たちがそれぞれのパーソナルな視点を持ちつつ、多彩なメディア(媒体)を駆使し、新しいものを生み出していけるような運動体としてのメディアセンター(媒体の中心)です。2010年度に行ったプログラムを抜粋してDVDに収録。また、映像では伝えきれない舞台裏について記録した冊子も制作しました。

もくじ

ななチャンドキュメント2010〈DVD-MENU〉
ななチャンについて

取材 今、学生に届けたい企画特集~プロから学ぶ心意気~
取材 魅力的な若手企画特集~同世代で同世代を面白くしていく~

交流 交流会、メンバー会議~おすそわけからはじまる異分野協働~
交流 なないろチャンネル × 会/議/体~アクションにつながるネットワークを作り出す場~

企画 なないろフェスティバル~色とりどりの活動をつなげる~
企画 Artalk アットホームなアーティストトーク~対話から浮かび上がる若手アーティストのアイディア~

2010年度ふり返りアンケート

ひののんフィクション2010 ドキュメント

『ひののんフィクション』は、首都大学東京インダストリアルアートコースのアート&デザイン社会システムコアと日野市(行政)および市民団体による実行委員会により、日野市内にある自然体験広場を拠点に展開されたアートプロジェクト。2010年度は「プロジェクト・プレゼンテーション」と題して、4組のアーティストが地域の団体とそれぞれ連携し、プロジェクトの成果や活動記録を展示しました。

もくじ

物語としての芸術表現 山口祥平
日常に溶け込むアート 青木 彬

ひののんフィクションを知る 森から始まるアートプロジェクト

プロジェクト・プレゼンテーション
造山プロジェクト 奥 健祐+鈴木雄介
見えない森 wah
EDIBLE FOREST 食べられる森 中山晴奈
Memorial Rebirth 大巻伸嗣

シンポジウム「地域におけるアートプロジェクトの現在」
第一部 ひののんフィクション2010を振り返る
第二部 地域×アートプロジェクト

<象徴の森>を視る 長田謙一

墨東大学の挑戦 メタファーとしての大学

「墨東大学(ぼくとうだいがく)」は、まちや地域コミュニティとのかかわり方を「大学」というメタファーを使い、日常生活や社会関係のあり方について考えるための仕組みです。墨東エリアを、人々が集いのびやかに語らう「学びの場」として設計・演出し、コミュニケーションの誘発するプロジェクトを展開しました。その1年目の記録です。

もくじ

はじめに
墨東大学とはなにか
墨東大学 全講義録
墨東大学で学ぶ
ドキュメント墨東大学
墨東大学をふりかえって

川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め― 《プロポーザル06/2010》

2010年度よりスタートした『川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め』のためのプロポーザル(コンセプトブック)。「東京を考える、語る。: をテーマにゲストと行ったディスカッションや、川俣正が世界中で行ってきたプロジェクトの様子などを収録しています。

もくじ

東京インプログレス 川俣 正

『東京を考える、語る。 』
今福 龍太
吉見 俊哉
高山 明
羽藤 英二
桂 英史
隈 研吾

ワールドインプログレス
ナント・アブダビ・アヴィニョン・エッセン

アーティスト・イン・児童館 コンセプトブック[LOOK][READ]

『アーティスト・イン・児童館』は、こどもの遊び場である児童館をアーティストの作品制作のための「作業場」として活用するプログラムです。

『(LOOK)アーティスト・イン・児童館』では、こどもたちの生活とアーティストの制作が出会う活動のイメージ図にはじまり、これまで3組のアーティストとともに実践したプロジェクトを紹介しています。『アーティスト・イン・児童館(READ)』では、ディレクターによるコンセプト文のほか、教育学、文化政策の観点から見たプログラムの位置づけや機能について書かれたテキストを収録しています。

もくじ(LOOK)

(LOOK)アーティスト・イン・児童館の見方
アーティスト・イン・児童館 活動イメージ
#1 ことばのかたち工房
#2 児童館の新住民史
#3 Let’s Research For Tomorrow
オープン・ミーティング
アーティスト・イン・児童館 実施概要

もくじ(READ)

アーティスト・イン・児童館(READ)の読み方
子どもの生活×アーティストの制作―<共存―協働>の仕組みをつくる― 臼井隆志
アーティスト・イン・児童館プロジェクトの可能性 苅宿俊文
「アーティスト・イン・児童館」がつくりかえるもの 森 司
脚注
後記