『三宅島大学』は、島全体を「大学」に見立て、さまざまな学びの場を提供する仕組みをつくるプロジェクトです。コンセプトは「誰もが先生、誰もが生徒」。このコンセプトを明確に示したプロジェクトのひとつが、アーティスト・五十嵐靖晃による「そらあみ-三宅島-」です。三宅島大学初期のリサーチで地元漁師から教えられた漁網編みの技術は、アートプロジェクト「そらあみ」となり、三宅島以外の土地でも展開されました。
本書は、「そらあみ」が、アートプロジェクトとして2012年10月に三宅島に帰ってきてからの物語です。初年度のリサーチからつながる、2年間を紹介します。
もくじ
発行にあたって
三宅島大学 2年のあゆみ
五十嵐靖晃「そらあみ-三宅島-」2012.10.01-10.22
そらあみ これまでのあゆみ
二年目をふり返る
アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動の展開を目指したプロジェクト『としまアートステーション構想』のコンセプトブックです。
もくじ
豊島区の実験
「としまアートステーション構想」とは
アートプロジェクト
アートサポート
アートプロジェクト
アートサポート
シンポジウム
アートを生み出すささやかな営み「アートステーション」をまちなかに出現させながら、多様な人々による、地域資源を活用した主体的なアート活動を目指した『としまアートステーション構想』。プログラム一覧や、かかわっているアーティストを掲載したリーフレットです。
本書は、豊島区を舞台にした『としまアートステーション構想』のアートプロジェクトとして実施された、演出家・阿部初美による「としまで子育て 子育てを考えるワークショップ」のドキュメントです。演劇的手法を用いて、さまざまな世代の参加者と、地域や社会のなかにおける社会的課題「子育て」について考えるワークショップを行い、最後には、映像インタビューやリーディングを交えた発表会を開催しました。
もくじ
はじめに
ワークショップ
ワークショップについて
テーマ1 子育てについて考えていることを話す
テーマ2 本を紹介する
テーマ3 子どもを感じる
20代の意見「結婚や子育ては考えられない」
テーマ4 子どもの頃の一番古い記憶を思い出す
発表会 ランチ de ディスカッション
発表会について
第一部 それぞれの生き方
第二部 その選択の背景にあるもの
ディスカッション
リーディング
参加者の声
「子どもを持つっていいな」と思えるようになりました 池上綾乃
ワークショップの持つ力 蓮池奈緒子
自己実現的な社会への疑問 森 隆一郎
世代間の差の大きさを実感 石川佳代
『子育てをめぐるタテの対話』ができるまで 阿部初美(演出家)
ワークショップという名の演劇作品 佐藤慎也(としまアートステーション構想ディレクター)
基本データ
現在の東京のまちに、ギリシャ悲劇に登場する「アトレウス家」が住んでいたという設定で、都内3か所で展開した演劇プロジェクト。実際にあるものとフィクションとを二層のレイヤーのように重ね合わせ、家やまちのなかにある生活や歴史に対して感覚を開くことができるかを探りました。
もくじ
はじめに
墨田区
パート1
パート2
パート3×4
豊島区
三宅島
『東京インプログレス』は ワークショップ・トーク・共同制作などの活動を通じて 世界的なメトロポリス・東京を 再考するプロジェクトです。 2010年度にスタートし、 東京の水辺を定点観測する拠点として、 汐入タワー、佃テラス、豊洲ドームを完成させました。
本書は、3つの建物を紹介するリーフレットです。
JR中央線の高円寺・吉祥寺・国分寺という「3つの寺」をつなぐ地域で展開しているアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』。2012年度は、ボランティアスタッフである「TERACCO(テラッコ)」たちが企画の発案から実施までを担うという方針が打ち出されました。
「TERATOTERA祭り2012」では、「NEO公共」というコンセプトのもと、トークや音楽ライブ、まちなかでの作品制作などが展開され、その活動風景をテラッコたちがまとめた記録集です。
もくじ
はじめに
vol.01 TERATOTERA WEST 途中下車の旅11@国分寺 「[中央線文化]のきのう きょう あす」
vol.02 TERATOTERA WEST 途中下車の旅12@武蔵小金井 「納涼の音」
vol.03 TERATOTERA祭り@高円寺 「オープニングスペシャルライブ!!!」
vol.04 TERATOTERA祭り@荻窪 「ボランティアをてつがくする!」
vol.05 TERATOTERA祭り@吉祥寺 「TERATOTERA祭り2012 後期 NEO公共」
vol.06 TERATOTERA WEST 途中下車の旅14@武蔵境 「バスのなかのひみつ~子どもだけに訪れる不思議な出会い~」
テラッコたちの熱量
P.S.テラッコさま
航海を終えて
「TERATOTERA祭り」は、東日本大震災後のアートプロジェクトのあり方を探るべく、「震災復興」「東京をアートで元気に」という二つのスローガンのもと、JR吉祥寺駅周辺地域の映画館や商店街、百貨店の屋上などを舞台に開催された大規模展覧会です。会期中は義援金を広く募ることをはじめとして、アート、映像、音楽、ダンスといった多様な表現を展開することで地域に活力を与えるとともに、被災地へ向けアートに秘められた力やメッセージを強く発信しました。
もくじ
はじめに
TERATOTERA祭り
特別企画 TOKYO-FUKUSHIMA!
ART
オーケストラTOKYO-FUKUSHIMA!
シンポジウムTOKYO-FUKUSHIMA!
福島大風呂敷
DANCE
オープニングパーティ&ダンス」
クロージングダンス」
MOVIE
TOKYO-FUKUSHIMA!LIVE!
MUSIC
店長会議
SYMPOSIUM
TERATOTERA FORUM the second term ~震災−地域−再考~
インフォメーションセンター・街歩きツアー・ワークショップ
TERATOTERA祭りまでの歩み
TERAKKOのコメント
広報・ラジオ企画
アンケート集計・感想・意見
作家・出演者紹介
TERATOTERA&TERAKKO STAFF
おわりに
地域の団体と協働してアートプログラムを実施し、文化芸術に触れる機会や地域コミュニティの交流の場をつくり、文化芸術による地域活力の創出とこころのケアという視点から復旧・復興を支援する「福島藝術計画 × Art Support Tohoku-Tokyo」の記録集です。キックオフの様子や、アーティストとともに1泊2日で行われる「週末アートスクール」など、10のプログラムの様子をまとめています。
もくじ
01 キックオフ・フォーラム
02 マッチフラッグ・プロジェクト
03 週末アートスクール
04 柿の木プロジェクト
05 までいの心による地域づくりプロジェクト
06 マイタウンマーケットキャラバン
07 プロジェクトFUKUSHIMA!(福島旗プロジェクト「はた と 想う」)
08 南相馬アートのあそびばプロジェクト
フォーラム「福島をつなぐ・つたえる 二年目の春に考えるアートと福島」
2012年度 年間スケジュール
文化芸術による大槌町まちづくり人材育成事業「ひょっこりひょうたん塾」は、大槌町民と町外の文化・まちづくりの専門家たちによる、芸術文化・コミュニティデザインという手法を活用した「塾」です。2012年度は、ソフト面からのまちづくりをテーマにした「文化芸術まちづくりゼミ」や、アーティストのきむらとしろうじんじんを招いた野点などを行いました。
もくじ
はじめに
ふりかえり
謝辞
文化芸術まちづくりゼミ
第一回 「みんなで交わる図書館でまちが変わる!―小布施から学ぶ大槌の未来図―」
第二回 「人が交わるイベントからまちづくりへ―「おおつちありがとうロックフェス」や各地事例から」
第三回 「世界に発信できる大槌ブランドを考える」
第四回 「いまを残そう その方法と仕組み」
第五回 「アートで 人が 街が 動き出すということ」
フィールドワーク演習 きむらとしろうじんじんの野点
「野点」散歩会・企画会議
「野点」@赤浜・常楽院周辺 ひょうたん島を、語りたい。~海を眺めながら~
「野点」@桜木町・児童公園 桜木町で、逢いましょう。~公園カフェ~
「野点」@町方・大槌駅前広場 駅から湧水、徒歩5分。~カフェや音楽やパフォーマンス~