「塔」を立ち上げることから、刻々と変貌する都市・東京と対峙する
美術家・川俣正を中心に、世界的な都市である東京を、ワークショップ、共同制作、トークなどの活動を通して再考するプロジェクト。地域住民や行政ともかかわりながら、《汐入タワー》(2011年、都立汐入公園、荒川区)、《佃テラス》(2012年、区立石川島公園、中央区)、《豊洲ドーム》(2013年、都立春海橋公園、江東区)の3つの物見台を隅田川の沿岸に設置。物見台からの眺めや、さまざまな関連プログラムを通じて、景観が急速に変貌する東京を見つめる。
Tokyo Art Research Lab 2013年度のパンフレットです。アートプロジェクトを担う全ての人のための「使える」ラボとして、講座、教本・ツール・ドキュメント、研究・開発の3つの枠組みで紹介しています。また、2010年度のシラバスに収録した港千尋の論考も再録しています。
もくじ
活動を続けていくために、意識と技術を更新する 森 司
Tokyo Art Research Lab
1 知る、学ぶ、身につける |講座|
2 読む、使う |教本・ツール・ドキュメント|
3 掘り下げる、検証する、つくる |研究・開発|
創りだす手の思想と実践へ向けて 港 千尋
『三宅島大学』のリサーチプロジェクトでつくられた、まちポスターを70枚以上の収録。島に暮らす、宿のおかみさんや、漁師のお父さんなどを取材し、その姿と声を記録しました。
本書は、2012年8月から2014年3月まで発行した『三宅島大学通信』を一冊にまとめたものです。講座情報だけでなく、島の日常での気づきが書かれた常駐マネージャ―コラム、島民生徒たちによる講座レポート、また島外からやってきた講師が三宅島に滞在した日々を綴ったテキストを掲載しています。
『あしたばん』は、三宅島の「あした」を語る、かわら版です。2011年6月に創刊し、およそ2年半にわたって『三宅島大学』の様子を伝えてきました。三宅島観光協会をはじめ、島内の施設・商店などで配布したほか、ウェブサイトにてすべての記事を公開しています。
本書では、全50号をすべて収録しています。
「ひょっこりひょうたん塾」は、大槌町の重要なシンボル「ひょっこりひょうたん島」を資源に、大槌の文化的価値を最大化し、復興における地域活性化や産業振興とその担い手の育成を目的とした事業です。
本書では、その活動を伝えた『ひょうたん塾通信』の第1~4号を収録しています。
東京アートポイント計画のプログラムオフィサーが、さまざまな現場に寄り添うなかで、出合ったキーワードについて執筆した用語集です。運営マニュアルではなく、さまざまな場所でアートプロジェクトに取り組む人々が、一呼吸ついて立ち止まり、状況や課題意識を共有し、対話するための「ツール」として制作しました。
*2017年には増補版を発行し、全55個の「ことば」を収録しました。
目次
東京アートポイント計画の、必須ワード 森 司
A プロジェクトのいしづえ
B プロジェクトをひろげる
C プロジェクトをつづける!
プログラムオフィサー
東京アートポイント計画 2009 -2013
[座談会]
東京アートポイント計画のはじまりとこれから―太下義之、熊倉純子、芹沢高志、森司
[資料]
東京アートポイント計画 とは
東京アートポイント計画 2009 – 2013 事業一覧