多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting つくることを考えてみよう 表現のひろがりと可能性をめぐる

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多摩地域を舞台に、地域の文化的、歴史的特性をふまえつつさまざまな人々が協働、連携するネットワークの基盤づくりを進めている『多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting』において、2024年12月から2025年3月アーティストの弓指寛治さんが、昭島市立光華小学校4年2組に通った記録です。

弓指さんの滞在の断片について、彼の日々の気づきに、観察者として伴走した吉田さんから見えたものを併記しています。弓指さんはもとより、吉田さんも今日の社会と生きるひとりの直観とこの間に見えたことを相対させ、自身の言葉で書き綴っています。

冊子の後半は、表現のひろがりと可能性をめぐるをテーマに、アーティスト・学芸員の方々へのインタビューをもとにご自身の活動から美術教育の話まで幅広く表現の可能性について伺った記録を収録しています。

鬼ごっこに誘われたら断らないこと、大事です。やっぱり、あれは大人は断ってしまうじゃないですか。しんどいし、寒いし

(p.3)
目次
  • アーティストが学校にやってきた
    ・弓指寛治、小学4年生になる
    ・授業と日常
    ・”2回目” の学校生活
    ・小学4年生のリアリティ
    ・図工室内のアトリエ
    ・観察者のあとがき
    ・対談 弓指寛治(アーティスト)×古賀久貴(昭島市立光華小学校図工専科教諭)
    ~アーティストが「小学4年生」として学校にいるということ~
  • インタビュー集 表現のひろがりと可能性をめぐる
    ・描くこと 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
    「描くことがものの見方を鍛え、そして社会が変わっていく」・織る・ほどく 呉夏枝(美術家)
    「手を動かし想像をめぐらせながら問い続ける」・言葉と芸術 山崎佳代子(詩人、翻訳家)
    「ひらき、つなぎ、紡ぐ 詩/言葉の可能性をめぐって」

    ・身体性と表現 曽我英子(アーティスト)
    「問いが形になるまでの距離と時間」

    ・彫ること 安藤榮作(彫刻家)
    「自分と木と斧、そして世界と。エネルギーが循環するよろこび」

クレジット

制作

NPO法人アートフル・アクション

デザイン

相馬章宏(コンコルド・グラフィック)

編集

労働者協同組合HATO文化編集部

制作協力

昭島市立光華小学校4年2組のみんな古賀久貴(昭島市立光華小学校図工専科教諭)

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