FIELD RECORDING vol.05 特集:自分のことを話す
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『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。
東北の地での実践に出会ってゆくと、過去の経験やほかの地の実践や人々の姿につながってゆくことが起きます。それは、震災直後の自身のふるまいだったり、その地で暮らす他者の経験、そして震災とは関係のない出来事までほんとうにさまざまです。いまわたしたちが目撃している「表現」は、地中の水脈のように見えにくい経験のリレーとして現在に現れているものなのかもしれない。目に見える表現だけでなく、その背景には、どのような態度や作法が育まれているのだろう。
vol.02の特集「表現の水脈をたどる」では、現在と過去を行き来しながら、土地を歩き、東北から現れてきた表現の水脈をたどってみることにしました。
はじめに
Interview
きむらとしろうじんじんさんにきく
名付けられる側に回り続ける
Memo
2011年3月11日~2012年10月10日 きむらとしろうじんじん
さみしさという媒介についての試論 瀬尾夏美
旅するからだ:ことばと絵をつくる ふるさと 瀬尾夏美
8年目の荒浜を歩く 村上 慧
Conversation
くり返し、くり返し訪ねる 「RE:プロジェクト」座談会
東北からの表現
かもめマシーン『俺が代』/中﨑 透『Like a Rolling Riceball』
わたしの東北の風景
編集後記 佐藤李青
参加者一覧